Мの文字に敏感に反応する5歳のボク ~お目当ては、オマケのオモチャ~
時々、子供さんの話しを聞かせてくれる職場の若い女性、
5歳になるボクがいます。
YouTubeに見入って、
ウルトラマンに夢中になったり
外国のおもちゃに詳しくなったり、のボクです。
最近は、Мの文字に敏感に反応するのだそうです。
****************
今、大好きなのは、ハンバーガー店のナントカセットとのこと、
ハンバーガーが好きなのか、と思いきや、
そこについてくる、オマケのオモチャがお目当て、なのだそうです。
シリーズものになっているのでしょうか、
次は、○○だよ、とオマケのオモチャの情報先取り、です。
行きたくて行きたくて、の気持ちがあらわれています。
都合の良い、悪い? ことに、
保育園に通う道の途中に、そのお店のМという大きな看板が出ているのだそうです。
ほぼ毎日、2回は確実に目にするわけです。
そして、そのたびに、オマケの話しになるそうです。
もちろん、毎日通うのは保育園で、
そのお店には、時々連れて行ってもらえるだけなのですが・・・。
****************
仏教哲学に、
薫習(くんじゅう)という考えがあることを、
維摩会 春秋館で勉強しました。
『佛教語大辞典』には、次のような説明があります。
「香のにおうこと。印象づけること。・・・
習慣的にしばしば、あるものにはたらきかけるとき、
そのものがだんだんとその影響を受ける作用。
習慣によって心にしみついたもの。
無意識的・習慣的に蓄えられた潜在的な力。・・・
習慣性。・・・」
比喩的に、
お香をポケットに入れておくと、洋服に香りがしみ込むようなこと、
と言われます。
毎日繰り返されることは、自然に身に付いてきますし、
好きなことであれば、なおさらです。
ボクには、大好きなオマケのオモチャはМの文字と一緒に心に残り、
Мを見るたびにオマケのオモチャを思い出す力となり、
それを繰り返すことによって、より大きな力となって心に蓄えられていく、
そんな風に思えました。
繰り返しや習慣性、というのは、
気付かないうちに、私たちの考えや振る舞いに、大きな影響を与えているなぁ、
と思ったことでした。