中に何が入っているの?
~金運サイフへの思い~
神社の境内、
御札(おふだ・神札)授与所には、ひっきりなしに人が訪れています。
年末になり、古い御札をお返しし、
新しい御札を求めるために、お参りに来る方たちです。
御札の隣には、お守りやら縁起物やらも、たくさん並んでいます。
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古い御札を返して、新しい御札を求めに来た男の人。
その隣に並んでいる、金運サイフに興味を持ちました。
七福神の絵が描いてあって、薄手で、札(さつ)入れと同じ大きさです。
これは何ですか?
金運サイフでございます。
お求めになられましたら、
家の中の西の方向に置いておかれると、金運がアップするお守りとなります。
中には何が入ってるの?
・・・・・・
巫女さんは返事に困っていました。
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金運サイフの中には、何も入っていないそうです。
サイフに描かれている七福神の絵そのものが、お守りです。
御札(おふだ・神札)には、
神社や御神仏の御名前が書かれており、
家の神棚や、高いところにお祀りします。
お守りは、身に付けて持ち歩くもので、
中には、小さな御札のようなものが入っている場合が多いそうです。
金運サイフは、サイフそのものが御札なのかもしれません。
神道や仏教や気功などの御話しを
維摩会 春秋館でお聞きすると、
お守りには大きな力があることが分かります。
そして、それ以上に、それを手にする人の純粋な心が大切です。
一年守っていただいた御札をきちんとお返しして、お参りする気持ちも
純粋な心に違いありません。