眠れなかった。
期末テストが明日に迫ってせっぱつつまってるのに、少ない時間をわざわざ睡眠のためにとったのに、
ベットに横たわって五時間が過ぎてあきらめる。
その間なぜか高校時代に片思いだった先輩のことを思い出した。
テニスしか頭に無くて、毎日テニスをするためだけに学校に行ってた。
男子部女子部一緒には練習していなかったもののかかわりはもちろんあったし、合宿の一緒だった。
でも私はほんとテニスしか頭に無くて先輩が男子部の先輩を見てきゃーきゃーいってるの見るぐらいで、”だれだれが好き”とか言うのは全然なかった。
でもある日あることがきっかけで男子部の先輩たちとかかわるようになってきた。当時の自分は髪の毛はみんなと同じにロングなんて絶対いやで木村カエラちゃんぐらいのベリーショートは当たり前、男友達に”かっこいい”っていわれるぐらいさばさばしてたし、まさか自分があんなに先輩に惹かれるなんて思ってなかった。
彼はすっごくモテて、一個下の私の学年にまで噂が広がるくらい女たらしで、それでいてすっごくかっこよかった。(一般的にね)うちの学校一個上の学年はは600人近く生徒がいてその中でも有名なくらいだから相当かっこよかったんだよねきっと![]()
だからそんな先輩が私にかまってくること自体おかしいと思ってたし、もともと警戒心強かったから、絶対なんかの罰ゲームかからかわれてるだけだと思って最初は相手にしてなかったけど徐々に部活で先輩を見るたびになんか無意識に目で追ってたり、先輩の話題が話しに上がると知らず知らずに耳を傾けてる自分がいたのに気づいた。
相手にされないのをわっかってたのに気がついたら私がはまっていた。
からかられてたのわかってたけど、それでも話かけてもらえるだけで十分だったし、ほんとはシャイで自分から話しかけといて時々恥ずかしそうにしているのを知ってすごく愛おしいかった。
だからもうたった一つのつながりでだった部活を先輩が引退した時、あんなに好きだったテニスが中途半端になったのに気がついた時は自分が空っぽだった。
いつだってそう。自分から一歩踏み出せない。そんなに好きなら行動すればいいのに。
自分が不釣合いで、自分から周りの女の子見たいになるのを拒否しているわりにはほんとはすごくかわいくなりたかった。拒否していたのは自分で、それをほしがっていた自分を突き放したのも自分。
可愛くなる努力なんてしてなかった。しようともしなかった。
最初からあきらめてた。相手にされるわけなんて無い。恥をかくだけ。
だから誰にも言えなかった。親友と呼んでいた子達にすらいえなかった。
結局自分にレッテルを貼って、それを演じ続けてたってことにいまさら気がつく。
胸がいたかった。会いたくなった。彼に
今なら胸を張って会えるだろうか。そんなことばかり考えて胸が高鳴って、もう一生会うかもわからない人のことを考えてどきどきした。
でもまだ人に胸を張って言えるようなもの何も持ってない。
まだまだたりないよ。
心の中は中途半端で、あやふやな今とちょっと先の予定でいっぱいだよ。
まだなにも得られてないんだ。
たった一つの進歩といえば気がついたこと。
心が満たされてないと充実した時間をすごせないってこと。
貧しい心じゃ誰も愛せない。誰も愛してくれない。
誰かのためを思ってその人のことを考えるのはただの同情でしかない。
誰かのために思って一緒にその人と考えることが思いやり。相手を理解する第一歩。
同情は結局は"自分"が中心。
思いやりは”相手”を中心の観点。
結局は自分はいつでも"自分”を中心に考えて、「自分がこうしたら相手はこう思うかも」ってさきのことばっかり、まだ起こってもいない未来ばっかり気にしてなんにもできなかった。
あの時こんな風に考えられてたらもっと上手に高校生活すごせたかな。