日本代表のサッカーは停滞している。
というよりも、数年前から全く進歩していないように見える。
日本代表のサッカーが魅力的ではなく、かつ国際試合で勝てなくなったのは、代表チームが弱くなったからというよりも、世界のサッカーの変化の流れについて行けず、正しくはない方向に進んでしまったからではないだろうか。
本田・香川を中心にしたチームが始まった5~6年前、世界のトレンドはポゼッションサッカーであり、そのシンボルはバルサであり、スペイン代表であった。
日本のサッカーは「日本人にはスピードと技術がある」「フィジカルで劣る日本はコンタクトプレーを避け、パスワークで相手を圧倒するべきだ」「サイドからの攻撃に活路を見いだすべきだ」といった過度な思い込みから、スペインのようなサッカーを漠然とイメージし、その方向に進んできた。
やがて世界のトレンドは変わり、ポゼッションサッカーを超える、より高度なサッカーが台頭してきた。
いつだって世界のサッカーはそのような変革を繰り返し、数年に1度のモデルチェンジをしながら新たな次元に到達するものだ。
すなわちバルサはバイエルンミュンヘンに敗れ、スペインはドイツに敗れた。
現在のサッカーはポゼッションよりも突破、サイドよりも中央で「デュエル」を勇敢に挑み、それを個の力で打ち破れるチームが栄光を手にする時代になった。
激しいプレッシャーと高度なディフェンスからボールを奪い、奪ったら数秒のうちに2~3本のパスのみでフィニッシュまで持っていく。
ボールを奪ってからのパスの軌道は極力縦に鋭角に。
横への鈍角のパスなど命とりで、バックパスなどもってのほかだ。
攻撃に転じたらボールは決して後ろには戻さず、中央から中央。そしてそのまま力強くシュート。
入ろうと入らなかろうと、これを繰り返す。
これを可能にするのは個々の高い能力と、それ以上に、決意。覚悟。殺意にも似た闘争心。
一方---
日本代表はボールを奪ってから、まずはゆったりパスコースを探す。
技術を生かし、ゆっくりのんびりじっくりと攻めようと言うのだ。
相手からのプレスがあると、安全に確実にバックパスをする。
そしてキーパーが前方に蹴り上げ、その時点でマイボールだったボールはまた五分五分のボールになる。
もしくはアタッキングサードまで入れたとして…
日本代表は練習通りに、この5~6年やってきたように、サイドにボールを流す
。
そしてそこから(不正確な)クロスを上げ、さして屈強なセンターフォワードのいない日本は可能性の低い競り合いを相手DFと繰り返す。
バックパスにしろサイドへの展開にしろ、そこにボールが入った瞬間、相手チームは(しめた)(良かった)とホッとするくらいのサービスになるはずだ。
それよりも、ガツガツと貪欲に速く前にボールを運び、中央・中央・中央で、強引にシュート。
これこそが相手が最も嫌がる(怖がる)アタックだ。
日本のサッカーは、「時々」目の覚めるような躍動を見せる。
南アフリカワールドカップでは会心の勝利を重ね、オランダとの親善試合では美しいパスワークで得点を奪った。
それらの試合のメンバーは、いまだに日本代表の中心選手である。
そういった要素がメンバーの固定化と進む方向を転換しづらくしている。
本田が悪い、香川に原因があるといった話ではなく、同じ選手が同じようにプレイしていれば、自ずと同じようなサッカーになるし、データが出尽くし、相手チームも対応がしやすくなる。
この構図はなでしこジャパンの失速と重ならないだろうか。
大きな結果を出して輝いたベテラン選手たちを追い越す若手が現れず、試行錯誤しても結局同じメンバーになり、同じようなサッカーを繰り返す。
そしてなでしこジャパンはオリンピックの出場権を逃した。
今まさに同じことがワールドカップ予選で起こってはいないだろうか。
日本代表がワークで出場を逃した時、日本のサッカーは勢いを失い、ファンは興味を失うだろう。
女子サッカーがそうであったように。
現在の日本サッカーの停滞は、日本のサッカー界全体が招いた危機に思える。
というよりも、数年前から全く進歩していないように見える。
日本代表のサッカーが魅力的ではなく、かつ国際試合で勝てなくなったのは、代表チームが弱くなったからというよりも、世界のサッカーの変化の流れについて行けず、正しくはない方向に進んでしまったからではないだろうか。
本田・香川を中心にしたチームが始まった5~6年前、世界のトレンドはポゼッションサッカーであり、そのシンボルはバルサであり、スペイン代表であった。
日本のサッカーは「日本人にはスピードと技術がある」「フィジカルで劣る日本はコンタクトプレーを避け、パスワークで相手を圧倒するべきだ」「サイドからの攻撃に活路を見いだすべきだ」といった過度な思い込みから、スペインのようなサッカーを漠然とイメージし、その方向に進んできた。
やがて世界のトレンドは変わり、ポゼッションサッカーを超える、より高度なサッカーが台頭してきた。
いつだって世界のサッカーはそのような変革を繰り返し、数年に1度のモデルチェンジをしながら新たな次元に到達するものだ。
すなわちバルサはバイエルンミュンヘンに敗れ、スペインはドイツに敗れた。
現在のサッカーはポゼッションよりも突破、サイドよりも中央で「デュエル」を勇敢に挑み、それを個の力で打ち破れるチームが栄光を手にする時代になった。
激しいプレッシャーと高度なディフェンスからボールを奪い、奪ったら数秒のうちに2~3本のパスのみでフィニッシュまで持っていく。
ボールを奪ってからのパスの軌道は極力縦に鋭角に。
横への鈍角のパスなど命とりで、バックパスなどもってのほかだ。
攻撃に転じたらボールは決して後ろには戻さず、中央から中央。そしてそのまま力強くシュート。
入ろうと入らなかろうと、これを繰り返す。
これを可能にするのは個々の高い能力と、それ以上に、決意。覚悟。殺意にも似た闘争心。
一方---
日本代表はボールを奪ってから、まずはゆったりパスコースを探す。
技術を生かし、ゆっくりのんびりじっくりと攻めようと言うのだ。
相手からのプレスがあると、安全に確実にバックパスをする。
そしてキーパーが前方に蹴り上げ、その時点でマイボールだったボールはまた五分五分のボールになる。
もしくはアタッキングサードまで入れたとして…
日本代表は練習通りに、この5~6年やってきたように、サイドにボールを流す
。
そしてそこから(不正確な)クロスを上げ、さして屈強なセンターフォワードのいない日本は可能性の低い競り合いを相手DFと繰り返す。
バックパスにしろサイドへの展開にしろ、そこにボールが入った瞬間、相手チームは(しめた)(良かった)とホッとするくらいのサービスになるはずだ。
それよりも、ガツガツと貪欲に速く前にボールを運び、中央・中央・中央で、強引にシュート。
これこそが相手が最も嫌がる(怖がる)アタックだ。
日本のサッカーは、「時々」目の覚めるような躍動を見せる。
南アフリカワールドカップでは会心の勝利を重ね、オランダとの親善試合では美しいパスワークで得点を奪った。
それらの試合のメンバーは、いまだに日本代表の中心選手である。
そういった要素がメンバーの固定化と進む方向を転換しづらくしている。
本田が悪い、香川に原因があるといった話ではなく、同じ選手が同じようにプレイしていれば、自ずと同じようなサッカーになるし、データが出尽くし、相手チームも対応がしやすくなる。
この構図はなでしこジャパンの失速と重ならないだろうか。
大きな結果を出して輝いたベテラン選手たちを追い越す若手が現れず、試行錯誤しても結局同じメンバーになり、同じようなサッカーを繰り返す。
そしてなでしこジャパンはオリンピックの出場権を逃した。
今まさに同じことがワールドカップ予選で起こってはいないだろうか。
日本代表がワークで出場を逃した時、日本のサッカーは勢いを失い、ファンは興味を失うだろう。
女子サッカーがそうであったように。
現在の日本サッカーの停滞は、日本のサッカー界全体が招いた危機に思える。