狂い咲きについて、 | watabeのブログ

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日記で御座います。

 

 

狂ったように吹き荒れる真冬の風が凄まじい勢いで壁にぶつかると、見事に粉々に砕け散り小さな破片になって飛び散ると、アッチコッチで泣き叫ぶ産まれたばかりの雛のように何かを探し始めてしまうので、不憫になった真冬の女王、そっと冷たい膜で包み込み、ギュッと口を結んでしまうと、ビニールの買い物袋のようにそっと真冬のテーブルに置いておくのでした。

 

狂ってしまった生物がここまで残酷なのかと、凄まじい勢いで貪り合って激しくぶつかり合う姿を眺めていると、アッチコッチで響く嘆きの声がそっと私の肩に触れると、産まれたばかりの赤子のように何かを求めているようで、不幸になってしまう前にそっと白濁色のビニール袋で包み込み、冷たい真冬の水に沈めると、ギュッと口を噤んで真冬の夜に彷徨い出てしまうのでした。

 

 

狂ったように咲き乱れる真冬の結晶が、吹雪のように散ちってくと、何の感覚もなくなった私の心、氷のように凍みていき、向こうにみえたあの夢物語を酷く曇らせてしまうので、

狂人のように唸りだし真冬の風のように壁にぶつかると、見事に粉々に砕け散る私の心、小さな破片がアッチコッチに突き刺さり、白濁色のビニールを破いてしまうと、真冬の夜に赤い血がシトシトと垂れてしまうのでした。


 

よくわかりませんが、
そんな日もあるのでしょうか、
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