イタリア・ロンバルディア地方>サルディーニ王国>フランス・リヨン(1839年・1847年) | Letters-and-Stamps

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主に100年〜200年前のヨーロッパの封書を集めています。収集家の方に限らず、歴史好きな方に気軽にコメントいただけた嬉しいです。

 

どちらもイタリアのロンバルディア地方の差出しです。

ミラノの所在するイタリア北部の地方です。

 

歴史的には、長きにわたってハプスブルク家の領土でしたが、

ナポレオン戦争によって、一度、ハプスブルク家の手を離れ、

ナポレオンの敗戦後に、ハプスブルク家に戻っています。

 

ナポレオン戦争(1790年代〜1810年代)は、スタンプレスカバー収集にとってのハイライトです。

特にフランスなどでは、ナポレオン遠征軍からの郵便物は、人気で収集も盛んです。

例えば、delcampeで探してみると、ドイツやオーストリアに比べて桁違いの量のカバーが出品されています。

 

難点は、領土の変遷が複雑すぎて、追いかけるのが大変なことです。

ナポレオン戦争期のカバー収集は、一生モノのテーマに容易になりそうです。

 

こちらの2つのカバーは、もっと時代が下った1830年代、1840年代のものです。

南部フランスのリヨンに宛ててなので、イタリアから北上してスイスを経由することはなく、そのまま西に進んで、
サルディーニャ王国(首都トリノなど)を経由しています。
 
一言で「オーストリア」と言っても、現在で言うと多数の国に跨っています。
どこまで手広く集めていくかです。。