ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

近内悠太さんの著作、

世界は贈与でできている

 

内田樹「街場の憂国論」近内悠太「世界は贈与でできている」

 

から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています(^^)

 

今回が最終回です(^^;

 

この本には、

「アンサング・ヒーロー」

という概念が紹介されています。

 

もともと、

思想家の内田樹さんが提示された言葉で、

陰の功労者、すなわち、

「歌われざる英雄」

(unsung hero)

という意味です。

 

引用の引用になりますが、

具体例を紹介しますね。

 

 

ひとりの村人が

道を歩いていたら、

堤防に小さな

「蟻の穴」を見つけた。

 

何気なく小石をそこに

詰め込んで

穴を塞いだ。

 

その「蟻の穴」は、

放置しておくと

次の大雨のとき

そこから堤防が決壊して、

村を濁流に流すはずの

穴だった。

 

でも、

穴が塞がれたせいで、

堤防は決壊せず、

村には何事も

起きなかった。

 

この場合、

穴を塞いだ人の功績は

誰にも知られることが

ありません。

 

本人も自分が

村を救ったことを知らない。

 

内田樹氏

「街場の憂国論」より

 

 

こういうことって、

私たちが気づかないだけで、

世の中には無数にありそうですよね。

 

実はそのおかげで、

社会は無事に回っているという・・・

 

 

アンサング・ヒーローには

インセンティブつまり報酬が

渡されません。

 

なぜなら、

アンサング・ヒーローは

誰にも知られることなく

未然に災厄を

防いでしまうからです。

 

災厄や事件が起こった後に

それを解決するのであれば、

目に見える功績ですから、

何らかのインセンティブが

渡される可能性があります。

 

このように、

アンサング・ヒーローという

差出人の視点においては

「ありがとう」

といってくれる他者が

いないのです。

 

 

なるほど・・・

 

未熟な私は、やっぱり、

「ありがとう」

と感謝されたいなあ~

などと思ってしまいますが(^^;

 

それとなく、

アピールをしてみたり(笑)

 

 

また、ある人が

アンサング・ヒーローに

ならなくても、

誰も彼を責めません。

 

なぜなら、

アンサング・ヒーローが

行う贈与は

もともと

誰の責任でもない

仕事だからです。

 

防がなかったとしても

誰の責任にもならないが、

自分がやらなければ

ならないと

感じる人のことを

 

アンサング・ヒーローと

呼ぶのです。

 

そしてここが重要です。

 

アンサング・ヒーローは

自分が差し出す贈与が

気づかれなくても

構わないと思うことができる。

 

それどころか、

気づかれないままで

あってほしいとえさえ

思っているのです。

 

 

気づかれないままで

あってほしい?

 

 

なぜなら、

受取人が

それが贈与だと

気づかないということは、

社会が平和であることの

何よりの証拠だからです。

 

自分の贈与によって

災厄を未然に防げたからこそ、

受取人がそれに

気づかないのです。

 

 

たしかに、

先の例でいえば、

 

堤防が決壊しなければ、

何事もなかったように

平穏な生活が続くだけで、

 

誰も気づきようがないわけですね(^^;

 

 

アンサング・ヒーローは、

自身の贈与が

一切気づかれないことを

望んでいる。

 

気づかれないことが、

自身の贈与が向こう側に

届いたことの

何よりの証拠となるのです。

 

 

なるほどです・・

 

 

だから、

僕らが気づいていないだけで、

この社会には

無数のアンサング・ヒーローが

存在しているのです。

 

その純然たる事実に

気づいた人だけが、

その前任の

アンサング・ヒーローから

贈与のプレヒストリーを

与えられ、

 

自身がふたたび

アンサング・ヒーローの

使命を果たしていくのです。

 

アンサング・ヒーローは

僕らの見えないところで、

語られることなく、

連綿と受け継がれていく。

 

それはまるで

サンタクロースのようにーー。

 

 

・・・ちなみに、

内田樹さんは、

別の著書で、

社会が滞りなく回るには、

一定数の「大人」が必要だと

おっしゃっていますが、

 

その「大人」とは、

まさにこの

「アンサング・ヒーロー」

(歌われざる英雄)

のことですね(^^)

 

 

前回紹介した、

「テルマエ・ロマエ」

のルシウスについて、

再び触れます。

 

 

現代文明を

目の当たりにした

ルシウスは、

 

牛乳ビンやぬいぐるみ、

あるいは

現代社会で採用されている

制度やシステムそのものを、

何とかして

古代ローマへと

持ち帰ろうと

孤軍奮闘します。

 

ルシウスは、

自分が見知った物、

受け取った物に対して

驚嘆するだけではありません。

 

それらを

古代ローマの人々

(特にハドリアヌス帝)に

シェアしなければならない

という使命を感じ、

必死にそれを果たそうと

奮闘する。

 

「テルマエ・ロマエ」

はそういう物語構成に

なっているのです。

 

(中略)

 

贈与のメッセンジャーとしての

ルシウス。

 

彼は、現代の技術を

古代ローマに持ち帰って

一攫千金を狙おう、

 

などとは

まったく考えません。

 

なぜなら、

シェアしなければ

ならないからです。

 

何の根拠もなく、

偶然手にしてしまった物、

つまり誤配を、

独占するわけにはいかない。

 

僕らが

「テルマエ・ロマエ」

を読んで

あたたかい気持ちになるのは、

ルシウスにそんな誠実さ、

フェアネスを感じるからでは

ないでしょうか。

 

ルシウスが手にした贈与には、

差出人がいません。

 

なぜなら、

彼が手にしたのは、

たまたまそこにあったもの

だからです。

 

彼は

「これは一体だれが作ったのか?」

ということには

ほとんど興味を持ちません。

 

ルシウスが手にしたものは、

「これをローマに

なんとしてでも

持ち帰らなければならない」

と彼が感じた

まさにその瞬間に、

贈与に変わったのです。

 

 

ルシウスは、

いきなり古代ローマから

タイムスリップしてきたので、

 

現代の文明の利器を

わかりやすく贈与だと認識できた面も

あると思いますが、

 

それらが当たり前になっている

私たちにとっては、

たしかに気づきにくいところはある。

 

しかし、

この世の中が滞りなく回っているのは、

誰かしらの贈与に支えられている

という事実は、

忘れてはならないですし、

 

受けた贈与を、

自分のできる範囲で、

次にパスしていきたい。

 

そんなことを思いました😊

 

 

 

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以上、

4回にわたって、

 

近内悠太さんの著作、

世界は贈与でできている

 

内田樹「街場の憂国論」近内悠太「世界は贈与でできている」

 

を紹介・解説してきました。

 

とても中身の濃い本なので、

私の拙い解釈力と短い引用だけでは、

十分に魅力が伝わらなかったかも

しれませんが(^^;

 

興味を持たれた方は、

是非、本書をお読みください!

 

また、

映画「テルマエ・ロマエ」

もおすすめします(^^)

 

一度ご覧になった方も、

本書を読んだ後だと、

また違った楽しみ方ができると思います!

 

私も再度観ました😊

(アマプラで観れますよ)

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

次回は別の本を紹介する予定です。

 

 

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おまけ写真集(^^;

 

 

丹沢の三ノ塔、富士山と岩場

 

丹沢の三ノ塔。

 

比較的楽に登れて、

景色もいい山ですが、

この日は富士山全く見えず(^^;

 

 

丹沢の三ノ塔の絶景

 

この、

山小屋を見下ろす景色が好きです(^^)

 

もう少し先まで・・・

 

 

丹沢の三ノ塔、山頂の岩場

 

途中のお地蔵さん、

いつも服が違うような?

 

 

丹沢表尾根の鎖場

 

なかなかの鎖場もあります。

 

 

丹沢表尾根、箱根金時山、富士山の眺め

 

丹沢表尾根は、

海側の眺めがいいですね(^^)

 

開放感があります!

 

 

丹沢表尾根 箱根金時山 海

 

下山途中で、

思わずパチリ!

 

 

 

乙女駐車場からの富士山、御殿場市富士見十二景

 

そして別日に、

箱根金時山!

 

乙女駐車場からスタート、

この日は、富士山ばっちり(^^)

 

 

箱根金時山 乙女駐車場 カナヘビ

 

途中、カナヘビ(拡大写真)

苦手な方すみません(^^;

 

 

箱根金時山 絶景 カナヘビ

 

山頂に近づきますが・・・

 

岩場に人が一杯?!

 

 

天下の秀峰金時山、富士山、絶景

 

絶景です🗻

 

 

金時山山頂、富士山、箱根町

 

金太郎のマサカリになってる(^^)

 

 

金太郎のマサカリ、富士山、絶景

 

それにしても、

山頂は混んでましたが(^^;

 

みんな、絶景見たいですもんね~

 

未就学児を連れた家族連れも

意外と多くてびっくり😲

(よく登れますよね~)

 

 

富士山に愛された家族連れ

 

駐車場、無事帰還。

富士山に愛された一日でした😊