ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

元朝日新聞記者で

アフロヘア―、

電気を使わない生活で有名な、

稲垣えみ子さんの著書、

 

魂の退社 会社を辞めるということ。

 

 

を読んで、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています(^^)

 

今回で3回目、最終回です。

 

稲垣えみ子さんが、

「会社って何だったんだろう」

と回顧する箇所から、紹介します。

 

 

会社とは、

私にとってこれ以上ない

「人生の学校」でした。

 

(中略)

 

お金とはどうつきあうべきか。

 

ウマの合わない同僚や上司と

どうつきあっていくか。

 

頑張っても結果が出ず

自信をなくした時

どうしたらいいのか。

 

理不尽な人事異動に

どう立ち向かうか。

 

納得のいかない命令に

どう対処するか・・・

 

会社というものは、

これでもかこれでもかと

実に様々な

アメとムチを繰り出して

社員を翻弄してきます。

 

この波状攻撃は、

学生時代には

とても経験できない

リアルでハードなものばかり。

 

ちょっとでも気を抜いていたら、

たちまちそのハードさに

食い殺され

人生を台なしにしかねないものが

文字通りてんこ盛りなのです。

 

そして

会社員になったからには

誰しも、

 

その一つ一つに

正面から立ち向かっていかねば

なりません。

 

 

そうですね・・・

会社とは、人生の学校であり、

アメとムチの世界。

 

なるほどです(^^;

 

 

それはまるで、

映画の成長物語のようです。

 

 

映画の成長物語?
う~ん、興味深い・・・

 

 

主人公は

ある目的に向かって

仲間と「旅」をする。

 

途中、

敵の攻撃や仲間の裏切りなど

様々な試練を乗り越えながら

前進を続けていきます。

 

そして最後に

その目的を達成できたり

できなかったりするわけですが、

実は、肝心なのは

そこじゃないわけです。

 

主人公は

その苛酷な旅を終えた時、

確実に旅に出かける前とは

違う人間になっている。

 

たとえ当初の目的は

達成できなくても、

それ以上の何かを

手に入れている。

 

スター・ウォーズの

ルーク・スカイウォーカーも、

スタンド・バイ・ミーの

ゴーディーも、

みんなそうです。

 

もちろんその時は

天真爛漫だった少年時代の

輝きは失われ、

 

苦いものも矛盾もたくさん

抱え込んでしまうわけですが、

それは不幸なのかというと

決してそうじゃない。

 

旅に出ることを通じて、

人は初めて大人になるのです。

 

大人になるとは、

苦いものも悲しいものも

すべて飲み込んで、

前へ進んで行く力を

身につけるということです。

 

 

「大人になるとは、

苦いものも悲しいものも

すべて飲み込んで、

前へ進んで行く力を身につけること」

 

・・・同感です。

 

天真爛漫だった少年時代のままでは、

いられないわけであって(^^;

 

 

会社に就職する

というそれだけで、

誰もが映画の主人公のような

体験ができる。

 

やはり会社とは

本当に素晴らしいものだと

思いませんか。

 

 

たしかに、

言われてみれば、

映画の主人公のような体験、

ともいえますね。

(もっとも、地味ではありますが)

 

そんな体験ができる場は、

なかなかないかも。

 

 

で、肝心なのは

「旅を終える」

ことなのではないでしょうか。

 

旅はいつか終わる。

旅から卒業する日が来る。

 

そのことを

決して忘れてはいけない。

 

そうじゃないと、

旅に依存することになります。

 

旅の居心地がいい場合には

特に注意しなければならない。

 

寝袋やテントに泊まる旅なら

心配ありませんが、

行く先々で居心地のいいホテルが

準備されていたりすると、

 

旅に出ていることも忘れ、

困難に立ち向かう必要もなくなり、

ただ旅を

ダラダラ続けていることだけが

目的になっている。

 

 

どきっ・・・

ですね(^^;

 

 

食事がまずいとか

従業員の態度がなってないとか

文句をつけるばかりで

 

旅はどんどん

つまらないものに

なっていく。

 

挙げ句、

いずれ来るはずだった

「誰もホテルを

用意してくれなくなる」

という事態にまったく対処できず、

 

我が身のこれまでの幸運も忘れ、

ただ途方に暮れて

自分がいかに不幸かを嘆くばかり

 

というありさまとなります。

 

それは成長物語とは

真逆の世界です。

 

 

なるほど・・・

(これが再雇用の世界?)

 

会社とは、

あくまで旅の途中の

ホテルともいえるわけですね。

 

そして、

ホテル暮らしは、

いつかは終わる・・・

 

 

そう。

会社は修業の場であって、

依存の場じゃない。

 

それがわかれば、

会社ほど素晴らしいところは

ありません。

 

そして修業を終えた時、

あなたはいつでも

会社を辞めることができます。

 

結果的に会社を辞めても、

辞めなくても、

それはどちらでもいい。

 

ただ、

「いつかは会社を卒業していける

自分を作り上げる」こと。

 

それはすごく

大事なんじゃないか。

 

 

会社に依存することなく、

いつかは会社を卒業していける

自分を作り上げること。

 

そうですね・・・

 

人生100年時代。

 

昔と違って、今は、

会社を定年退職しても、

そこからあと、数十年もあるわけです。

 

そこからが、

人生の実りの時期、

集大成です!

 

もうすぐ52歳、

今のうちに、会社に依存することなく、

自立できる自分を作り上げる。

 

忘れずにいたいと思います😊

 

 

 

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以上、

3回にわたって、

 

元朝日新聞記者、
稲垣えみ子さんの著書、

 

魂の退社 会社を辞めるということ。

 

 

を紹介させていただきました。

 

私は、どちらかというと、

この本の本質に迫るようなお堅い箇所を

引用させていただきましたが、

 

アプロヘアーにした理由や、

無職になってからモテ始めた話など、

おもしろいエピソードもたくさんあります。

 

お遍路さんや節電の話は、

紹介しませんでしたが、

とても考えさせられます。

 

さすが元新聞記者だけあって、

文章がとてもわかりやすくて、読みやすいです。

 

稲垣えみ子さん。

 

前に紹介させていただいた、

「勇気論」でいう、

まさに、勇気のある人だと思いました。

 

おすすめします!

 

最後に、

この本のエピローグの

最後の部分を引用させていただきます。

 

 

人は自然に、

同期できる相手を

いつも探している。

 

ただし

集団の中にいると

そのセンサーはにぶくなり、

電波も弱ってくる。

 

だから会社員は

人とつながるのが

下手なんだな。

 

「つながり」が

これからの社会の

キーワードだと

言う人がいるし、

私もそう思うけど、

 

つながるためにはまず

一人になることが

必要なんだ。

 

みんな知ってた?

 

私は初めて知ったよ。

 

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回は別の本を紹介します。

 

 

 

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おまけです(^^;

 

 

近隣では有名な神社です。

 

 

 

猛暑のせいか、

めずらしく人が少なかったです(^^)

 

 

 

 

横から、

本殿が見えます。

 

 

 

 

本殿の裏手に、

枯れたことのないという

「の」の池があって、

そこから一部、渓流のようになっています。

 

ああ、癒されました😊