ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

元朝日新聞記者、

アフロヘア―で有名な

稲垣えみ子さんの著書、

 

魂の退社 会社を辞めるということ。

 

 

から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

稲垣えみ子さんは、

高度経済成長から続く、

会社への依存からの脱却、

 

すなわち「自立」の必要性を

唱えているのですが、

 

では、

会社から自立するとは

どういうことなのでしょうか。

 

 

会社員を28年間、

何とかこなしてきた身で

振り返ってみると、

 

社員が懸命に働く原動力は、

「カネ」と「人事」だ。

 

まあ身も蓋もないですが、

これが大きなエネルギーを

生み出していることは

間違いない。

 

もっと身も蓋もなく

言い換えれば、

要するに

「人より偉くなりたい」

「もっとお金が欲しい」

ということですね。

 

 

う~ん、

たしかに、

これが現実かも(^^;

 

 

もちろん

社員の原動力は

それだけではない。

 

自分の仕事が

人の役に立っている、

喜ばれているということも

社員を動かす。

 

 

そうですね。

 

人の役に立つ、

喜ばれるというのは、

大きな原動力になる!

 

はずですが・・・

 

 

かつて

日本の経済が

成長を続けていた時代は、

 

こうした動機が

バランスよく

社員を動かしていた

のだと思う。

 

私もバブル入社組なので、

当時の会社の明るい雰囲気は

身をもって体感している。

 

会社の業績は好調で、

自分たちの仕事は

世間から支持されているのだと

思うことができた。

 

だから、

日々の仕事は

失敗や苦労の連続では

あったけでど、

本質的に楽しかった。

 

誰でもそこそこ偉くなり、

給料も上がったので、

嫉妬や不遇感に

社員の精神が

支配されることもなかった。

 

 

私が新入社員で入社したのは、

バブル崩壊後の1996年でしたが、

 

それでもまだ、

会社におおらかさはありました。

 

部門内に、

部長が何人?もいたりしましたし(^^;

 

 

だが経済成長が止まり、

モノも売れなくなると、

いちばん肝心な

 

「自分の仕事が

役にたっている」

 

という感覚が

失われてくる。

 

そうなれば、

社員を動かす動機は、

カネと人事だけになってくる。

 

 

なるほど、

そういうことなんですね。

 

特に、新聞や出版業界は、

ずっと売上が右肩さがりですので、

その傾向が強いかもしれません(^^;

 

 

人よりも

自分のほうが

優れているのだと

思いたい気持ち。

 

少しでも贅沢をして

暮らしたいという気持ち、

 

あるいは、

今の生活水準を

落としたくないという気持ち。

 

それが人が誰しも

本質的に持っている

弱さであり欲だ。

 

 

そうですね・・・

 

人が誰しも

本質的に持っている

弱さ、欲・・・

 

もちろん、

欲が向上心に

繋がることもありますので、

一概には否定できませんが、

 

しかし、

今の低成長時代には、

欲が、限られたパイを奪い合う

方向に向いてしまう。

 

 

弱さを握られると、

人は容易に

コントロールされやすくなる。

 

会社の利益という

大義名分の名の下に、

何でもやってしまう人が

少なくないのは

そのためではなかろうか。

 

 

たしかに・・・

 

欲という弱さがあるために、

そこにつけ込まれてしまう。

 

う~ん、

人間の悲しい性を感じます・・・

 

では、

そこに出口はあるのでしょうか。

 

この本では、

出版当時(2016年)の

アベノミクスに触れてますが、

 

今の時代でも、

「経済成長」がすべてを解決するという

風潮があります。

 

でも、

それは現実的でしょうか。

 

これだけ少子高齢化が進む中で、

「経済成長」は可能なのだろうか。

 

私も、稲垣さんと同じく、

それはかなり難しいのではないかと

考えます。

 

仮に経済成長ができたとしても、

それに頼ることで、

ますます私たちの個が弱くなる。

 

では、どうすればいいのか。

 

稲垣さんは、

「会社依存度」

を下げることだといいます。

 

 

ほんの少しでもいいから、

自分の中の

「会社依存度」

を下げることだ。

 

要は「カネ」と「人事」に

振り回されないことである。

 

例えば

会社からもらえる給料は

人それぞれだが、

 

たくさんもらっている人も、

少ししかもらっていない人も、

可能な限り、

その給料に全面的に

依存しないことだ。

 

何も副業をせよと

言っているわけでない。

 

生活を点検し、

自分に本当に必要なものを

改めて見直してみる。

 

お金をかけない楽しみを

見つけてみる。

 

そうして今より

ほんの少しでも

支出を抑えることができれば、

 

使わないお金が

わずかずつでも着実に

溜まっていくかもしれない。

 

それだけでも、

会社に対しての

「構え」が違ってくるのでは

ないだろうか。

 

 

なるほど・・・

 

会社の給料に

全面的に依存せず、

(めいっぱい使わずに)

 

なるべく、お金をかけない楽しみを

見つけてみる。

 

これは、

人生の後半を歩んでいくにあたって、

とても大切なことかもしれません。

 

五木寛之さんは、

「下山の思想」とおっしゃっていますが、

 

遅かれ、早かれ、

役職定年、定年再雇用、年金生活・・・

とダウンサイジングが

求められるわけですから。

 

電気をほとんど使わない

超質素な生活を送っている、

アフロ稲垣さんほどの覚悟は

なかなかできませんが(^^;

 

少しずつ、徐々に、

ですね・・・

 

 

そして、

会社で働くこと以外に、

何でもいいから

好きなことを見つけてみる。

 

そして、

同じ趣味を持つ仲間を作る。

 

それだけでも、

あなたの価値観が

会社に乗っ取られてしまう

度合いは減るのではないだろうか。

 

会社でエラくなった人が

俳句のサークルでも

尊敬されるかというと、

そんなことはない。

 

そう思えば、

たとえ信じられないような

人事異動に直撃されたとしても、

あなたの気持ちは

随分と楽になるのでは

なかろうか。

 

 

そうですね。

人生、いろいろな顔を持つことの大切さは、

遠藤周作さんからも学びましたが、

 

仕事人間だった私も、

おかげさまで、

山歩き、神社仏閣、史跡巡り、

磯遊び・・・

楽しみが増えました。

 

もちろん読書、

このブログ、

(読んでくださる方のおかげです)

それと、

心の学び、カウンセリング・・・

 

これは、趣味というか、

いずれ本業にしたいと

思っているのですが(^^;

 

 

そして

何よりも強調したいのは、

 

そうして会社に

依存しない自分を

作ることができれば、

 

きっと本来の

仕事の喜びが蘇ってくると

いうことだ。

 

仕事とは本来、

人を満足させ

喜ばせることのできる

素晴らしい行為である。

 

人がどうすれば喜ぶかを

考えるのは、

何よりも創造的で

心躍る行為だ。

 

それはお金のことや

自分の利益だけを考えていては

決してできないことである。

 

金を儲けさえすれば

何をやってもいいというのは

仕事でなく詐欺だ。

 

それは長い目で見れば

決して会社のためにもならない。

 

そういう人が

ほんの少しでも増えれば、

実体のない

「カイシャ」という怪物が

人の幸せを食いものにする

「カイシャ社会」が、

 

音を立てて変わり始めるのでは

ないだろうか。

 

その先に、

カイシャ社会ではなく、

人間社会が

現れるのだと思う。

 

 

 同感です!

 

仕事とは本来、

人を満足させ喜ばせることのできる

素晴らしい行為・・・

 

ほんとそう思います。

 

怖れや不安を原動力にするのではなく、

人(自分を含む)の「喜び」を原動力にして、

創造的な仕事をする。

 

忘れずにいたいですね😊

 

 

 

私のブログは、

私と同じような

中年のサラリーマンのおじさま方には、

あまり読まれていないかもしれませんが、

 

今回のメッセージは、

多くのおじさま方に伝わるといいな~

 

あっ、もちろん、

おばさま方にも、

 

もとい、

おねえさま方にも(^^;

 

次回に続きますね~

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回に続きます・・・

 

 

 

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浜名湖湖北五山、

龍潭寺(りょうたんじ)

 

井伊家の菩提寺です。

先日、彦根の龍潭寺にも行きましたが、

こちらが井伊家発祥の地なので、

本家でしょうか。

 

何かご縁を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで座って、

ひと休み・・・

 

庭園の解説を、

音声で流してくださいました。

 

 

 

全体的にすごく手入れが行き届いていて、

特に庭園が美しいお寺でした!

 

 

 

 

こちらも、

浜名湖湖北五山の、

初山宝林寺。

黄檗宗(禅宗)のお寺。

 

 

金鳴石。

 

小石で叩いてみたら、

澄んだ音がすると書いてあったので、

実際に叩いてみたら・・・

 

たしかに、

金属音のような澄んだ音がしました😲

 

 

 

一番右の如来さまは、

珍しいですね。

 

 

 

見た目は、かなり和テイストなのですが、

建物の中身は、

ちょっと中国風で、

味のあるお寺でした!