ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
私は、まだ、
正月ボケが治らない感じですが(^^;
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
「ウェルビーイング」の第一人者、
慶応義塾大学の、
前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、
の内容から、
私の印象に残った箇所を、
紹介・解説しています。
今回が2回目になります。
前野隆司さんは、
理系出身の元エンジニアの方ですが、
今は、ウェルビーイング、
「幸福学」の研究を中心にされています。
前野先生のいう、
幸福の対象には、
「地位財」と、
「非地位財」があります。
地位財は長続きしない幸せで、
他人と比較できる
カネ、モノ、地位などです。
もちろん、
「地位財」も
あるに越したことない。
力を得ることになりますし、
それを使って、
社会貢献することもできます。
ただ、どうしても
他人と比較してしまいがちなので、
「もっともっと」と、
なかなか満たされた感じがしないのと、
それに執着をすると、
逆に幸せから遠のいてしまう可能性も
あると思います。
「地位財」は一過性の幸せと、
考えた方がいいかもしれません。
では、
「非地位財」とは?
精神的、身体的、社会的に
良好な状態、
つまり
ウェルビーイングです。
ウェルビーイングとは、
精神的、身体的、社会的に良好な状態、
「非地位財」のことなんですね!
では、
その「非地位財」とは、
どのようなものなのでしょうか。
前野先生は、
4つの因子があるといいます。
その4つとは、
(1)「やってみよう」因子
(2)「ありがとう」因子
(3)「なんとかなる」因子
(4)「ありのままに」因子
(1)「やってみよう」因子とは、
自己実現と成長を指します。
やりがいや強みを持ち、
主体性の高い人は幸せであるといいます。
これを高めるには、
自分なりに具体的な目標や夢を持つことや、
人生に意味を見出すことも
有効だといいます。
ちなみに、私は、
今、カウンセラーとしての上級資格を
取得すべく、
研鑽を続けているのですが、
おかげさまで、それが、
日々の生活のハリにもなっています(^^)
(2)「ありがとう」因子とは、
つながりや感謝の因子です。
利他性や思いやりを持つことが
幸せであることを指します。
これを高めるためには、
「対話」することが有効だといいます。
例えば、最近
「ワンオンワン・ミーティング」
が広まっています。
上司と部下が一対一で、
仕事の話ではない
軽い相談事や
身の上話をするミーテイングは
効果的です。
そうですね。
一昔前の職場では、
そういった会話は
日常的に行われていたような気もしますが、
今は、
雑談も憚られる時代ですので(^^;
「ワンオンワン・ミーティング」
という制度を導入するのも、
効果的だとは思います。
ただし、ワンオンワンが、
単なる目標達成面談にならないように、
注意が必要ですね。
とにかく
人の話を聞くことが
要諦です。
傾聴して批判せずに
じっくりと会話を行う。
相手に自己開示した状態で
話をしてもらうことが大切です。
自己開示してもらうには、
職場の場合、
日頃からの信頼関係も、
ポイントになりますね。
相手の話をしっかりと聞かずに
途中で話をさえぎると、
相手は満足感を得られませんから、
幸せではなくなります。
相手の話を傾聴し、
批判せずに
じっくりと会話をできる人は
幸せです。
「傾聴する」ことは、
話し手はもちろんのこと、
聞き手も幸せになるんですね(^^)
「傾聴」
もちろん
カウンセリング時においては、
基本中の基本で、
必要不可欠なのはいうまでもないですが、
日常生活においても、
意識したいところですね。
(私の場合、特に妻に対して(^^;)
(3)「なんとかなる」因子は、
前向きかつ楽観的で、
何事も何とかなると思える、
ポジティブな因子のことです。
この因子を高める方法の一つは、
幸せであるように
振る舞うことだといいます。
無理やりでも
口角を上げて
笑顔をつくること・・・
(中略)
上を向いて大股で歩くと
幸せになるという研究や、
胸を張ると
幸福度が高まるという
研究があります。
心と体はつながっています。
形から入ると、
心もしだいにそうなっていくことは、
実感としてわかります(^^)
「ありがとう」因子にも
当てはまりますが、
「感謝ぐせ」
をつけるのもおすすめです!
私は、以前は
どちかかというと苦手だったのですが、
ささいなことでも、感謝する、
できれば、
「有り難う」と言葉にする。
そうすると、
言われたほうも幸せでだし、
言うほうも幸せな気分になります。
寝る前に、
今日の感謝3つを
簡単に書くというのも有効です。
・・・といっているそばから、
私は最近やっていないことに
気づきました😅
よし、今日から復活するぞ!
(4)「ありのままに」因子
独立性と自分らしさを保つこと。
自分を他者と比べすぎず、
しっかりとした自分らしさを
持っていることです。
面白いのは、
米国の研究では、
(アメリカ人にとって)
独立性と自分らしさというのは、
あたりまえすぎて、
幸せの因子には入らないようなのです。
米国は
個人主義を基調としている
国なので、
誰もがありのままに
自分らしさを持ち、
そのうえで多様性を認め合うことが
常識的な社会です。
一方、日本では、
同調圧力が強く、
「出る杭は打たれる」
ということわざ通り、
皆と同じようにしていないと
白眼視される傾向が残っており、
どちらかというと
自分らしさを発揮しにくい国です。
そうした環境で暮らす人々は、
自己肯定感が低くなりがちです。
多くの日本人にとっては、
「ありのままに」因子というのが、
最も強化すべき因子かもしれませんね。
自己を確立するためには、
創造性を発揮するような
何かに挑戦するのもよいでしょう。
そして、
自分らしい強みを見つけたら、
それを高めていく
努力をすることです。
自分らしく
「ありのままに」
「やってみること」
をお勧めします。
挑戦する際のポイントは、
あくまで、
「自分の価値観」に基づくものに
することだと考えます。
他人の評価や世間体は二の次にして、
自分が興味を持てるものや、
意味を感じるもの、
得意なことにチャレンジをする。
そして、
できれば、それで人の役に立つ。
意外と、
今、すでにやっていることや、
目の前にあるものと、
関連することかもしれません。
以上、
前野先生流「幸福学」の、
非地位財「4つの因子」
(1)「やってみよう」因子
(2)「ありがとう」因子
(3)「なんとかなる」因子
(4)「ありのままに」因子
と、その高め方を、
私なりの解釈も交えて
紹介・解説させていただきました。
皆さんが幸福になるための
一助になれば嬉しいです😊
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)
次回もこの本の紹介を続けます!
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地元の鶴見川の河川敷へ
散歩&動禅。
親子連れが、
きゃっきゃ言いながら、
楽しそうに凧揚げしていました😊
いいですね~
子どもの頃を思い出します・・・


