ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

ユヴァル・ノア・ハラリさんの、

世界的なベストセラー

 

サピエンス全史

 

 

を紹介しています(^^)

 

今回で3回目です。

 

人類は、狩猟採集時代から、

やがて、

農業革命を経て、

農耕社会に入っていきます。

 

農耕社会は、

狩猟採集時代と比較すると、

豊かで安定した生活を営めるような

イメージがありますが、

 

意外と厳しいところも

あったようです(^^;

 

 

人類は農業革命によって、

手に入る食料の総量を

たしかに増やすことができたが、

 

食料の増加は、

より良い食生活や、

より良い余暇には

結びつかなかった。

 

むしろ人口爆発と

飽食のエリート層の

誕生につながった。

 

平均的な農耕民は、

平均的な狩猟採集民よりも

苦労して働いたのに、

見返りに得られる食べ物は

劣っていた。

 

農業革命は、

史上最大の詐欺だったのだ。

 

 

「農業革命は、史上最大の詐欺!」

 

何とも手厳しいハラリさんの

論調ですが(^^;

 

では、それは、

誰の責任だったのか?

 

 

王のせいでもなければ、

聖職者や商人のせいでもない。

 

犯人は、

小麦、稲、ジャガイモ

などの、

一握りの植物種だった。

 

ホモ・サピエンスが

それらを栽培化したのではなく、

 

逆に

ホモ・サピエンスが

それらに家畜化されたのだ。

 

 

植物種に、

逆に家畜化された?

 

 

人類は

世界の多くの地域で、

朝から晩まで

ほとんどの小麦の

世話ばかりを焼いて

過ごすようになっていた。

 

楽なことではなかった。

小麦は非常に手間がかかった。

 

 

 

小麦を栽培するには、

やたら手間ひまがかかり、

とても重労働だったんですね。

 

他にも、

土地を守るために、

争いが生じたり、

 

ビタミン、ミネラルなどの

栄養素が乏しくなったり、

疫病に弱くなったり、・・・

 

狩猟採取と比べても、

人類にとって、あまりメリットは、

なかったようなのです(^^;

 

たしかに、

食料の供給量は増えましたが、

それによって、

人口が増えすぎてしまい、

子どもの死亡率は

上昇してしまったり・・・

 

より楽な暮らしを求めたら、

かえって、大きな苦難を

呼び込んでしまった。

 

では、

人類は、なぜ、

農耕から手を引かなかったのか?

 

 

一つには、

小さな変化が積み重なって

社会を変えるまでには

何世代もかかり、

 

社会が変わったころには、

かつて違う暮らしを

していたことを

思い出せる人が

誰もいなかったからだ。

 

そして、

人口が増加したために、

もう引き返せなかったという

事情もある。

 

 

何世代も経ての変化なので、

なかなか自覚できず、

そのうち、

どうにも引き返せなくなった(^^;

 

これは、

今日でも起こっている現象だと、

ハラリさんはいいます。

 

 

どれだけ多くの

若い大学卒業生が、

がむしゃらに働いて

お金を稼ぎ、

 

35歳になったら

退職して

本当にやりたいことを

やるのだと誓い、

 

忙しい会社で

きつい仕事に就くことだろう。

 

ところが、

35歳になったころには、

多額のローンを抱え、

子供たちを

学校にやらねばならず、

 

郊外の暮らしには

一世帯に少なくとも

二台の自動車が必要で、

 

本当に良いワインと

国外での高価な

バカンス抜きでは

 

人生の送り甲斐がない

という感覚に

つきまとわれている。

 

彼らはいったい

どうしたらいのか?

 

植物の根を掘り返す

生活に戻るのか?

 

とんでもない。

 

彼らはなおさら

一生懸命取り組み、

あくせく働くのだ。

 

 

・・・ううっ、

たしかに、

 

こうなってしまっては、

どうにも引き返せない(^^;

 

 

歴史の数少ない鉄則の一つに、

贅沢品は必需品となり、

新たな義務を生じさせる、

というものがある。

 

人々は、

ある贅沢品にいったん

慣れてしまうと、

 

それを当たり前と

思うようになる。

 

そのうち、

それに頼り始める。

 

そしてついには、

それなしには

生きられれなくなる。

 

私たちの時代から、

別の馴染み深い

例を引こう。

 

私たちは

過去数十年間に、

 

洗濯機、電気掃除機、

食器洗い機、電話、

携帯電話、

コンピューター、

電子メールなど、

 

時間を節約して

生活にゆとりをもたらして

くれるはずの、

無数の機械や手段を発明した。

 

以前は、

手紙を書き、

封筒に宛先を書いて切手を貼り、

ポストまでもっていくのは

けっこうな手間だった。

 

そして、

返事がくるまで何日も、

何週間も、

ことによると

何ヵ月もかかることがあった。

 

それが今では、

電子メールを

地球の裏側までさっと送り、

(相手がインターネットに

接続していれば)

一分後には

返事が受け取れる。

 

私は以前の手間と暇を

すべて省けたわけだが、

 

前よりもゆとりある生活を

送っているだろうか?

 

残念ながら、違う。

 

(中略)

 

私たちは

時間が節約できると

思っていたのに、

 

逆に人生の踏み車を

以前の10倍の速さで

踏み続ける羽目になり、

 

日々を前より落ち着かず、

いらいらした思いで、

過ごしている。

 

 

そうですね・・・

 

私自身も、

スマホがなかなか手放せないですし(^^;

(歩きスマホだけは

しないようにしておりますが)

 

ヒマさえあれば、

メールチェックをしてしまいます。

 

「贅沢品は必需品となり、

新たな義務を生じさせる」

 

文明の進化は、

「幸せ」という観点からみると、

 

必ずしも、

進化しているとは

いえないのかもしれません。

 

私たち現代人は、

もしかしたら、

無数の機械や手段に、

 

いつのまにか、

「家畜化」

されているのかもしれない。

 

日ごろは生活に追われて、

ついつい流されてしまいがちですが、

 

時には立ち止まって、

 

「自分がほんとうに望んでいるものは

何なのか」を、

 

再確認する必要が

あるのかもしれませんね(^^;

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして

有り難うございました。

 

次回も、この本の紹介を続けます。

 

 

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おまけ写真集(^^;

 

 

 

久々に参拝しました(^^;

 

学問の神様、菅原道真公を祭る、

湯島天神。

 

 

 

こちらは、芝の増上寺。

 

右手に見えますのは、

東京タワーと、

今、話題の麻布台ヒルズ。

(ビルの高さ日本一だそうです!)

 

 

 

 

土曜日は、

天気が良かったので、山歩き。

 

今回は、100名山の丹沢山にチャレンジ!

 

 

 

鎖場越えて・・・

 

 

 

長い階段登った先に・・・

 

 

 

おおっ、頂上着きました!

 

 

 

富士山の絶景・・・

 

 

 

丹沢の山並みが、ダイナミックでした!

 

 


 

暖かく、天気もよくて、

サイコーでした😊