ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

師走に突入しましたね。

 

一年の長さの感じ方は、

今まで生きてきた年数が分母になる

という説があります。

 

たとえば、

6歳の時は、6分の1

51歳の時は、51分の1

 

そりゃ、短く感じるわけです(^^;

 

一日一日を大切に過ごそうと思う

今日この頃です。

 

 

歴史学者・哲学者、

ユヴァル・ノア・ハラリさんの、

世界的なベストセラー

 

サピエンス全史

 

 

から、

私が印象に残った箇所を

紹介しています。

 

前回、

狩猟採取民は、

私たちが考える以上に、

頭もよく、身体感覚にも優れていて、

 

たくましく、

生きる力に溢れる存在だった

という説を紹介しましたが、

 

続きです(^^;

 

 

狩猟採取民は、

地域ごと、季節ごとに

大きく異なる暮らしを

していたが、

 

後世の農民や牧人、

肉体労働者、

事務員よりも、

全体として快適で

実りの多い生活様式を

享受していたようだ。

 

 

ええっ、

後世の人々よりも、

快適で実りある生活を

していた?

 

 

今日、豊かな社会の人は、

毎週平均して

40~45時間働き、

発展途上国の人々は

毎週60時間、

あるいは80時間も

働くのに対して、

 

今日、カラハリ砂漠のような

最も苛酷な生息環境で暮らす

狩猟採集民でも、

平均すると

週に35~45時間しか

働かない。

 

狩りは3日に1度で、

採集は毎日わずか

3~6時間だ。

 

カラハリ砂漠よりも

肥沃な地域に暮らしていた

古代の狩猟採集民なら、

 

食べ物と原材料を

手に入れるためにかける時間は、

いっそう短かった

可能性が高い。

 

そのうえ、

狩猟採取民は

家事の負担が軽かった。

 

食器を洗ったり、

カーペットに掃除機をかけたり、

床を磨いたり、

おむつを交換したり、

勘定を払ったりする必要が

なかったからだ。

 

 

なるほど・・・

 

たしかに、狩猟採取民は

労働や家事の時間は、

短そうですね(^^;

 

 

狩猟採集経済は、

農業や工業と比べると、

より興味深い暮らしを

大半の人に提供した。

 

(中略)

 

たとえば、

朝8時頃に

野営地を離れたかもしれない。

 

近くの森や草原を

歩き回り、

キノコを摘み、

食べ物になる根を掘り出し、

カエルを捕まえ、

ときおりトラから逃げた。

 

午後近くには

野営地に戻って昼食を作る。

 

そんな調子だから、

噂話をしたり、

物語を作ったり、

子供たちと遊んだり、

 

ただぶらぶらしたりする時間は

たっぷりある。

 

もちろん、

たまにトラに捕まったり、

ヘビに嚙まれたりすることも

あったが、

 

交通事故や産業公害の

心配はなかった。

 

 

「ただぶらぶらしたりする時間は

たっぷりある・・・」

 

うう、うらやましい~

 

余暇の時間が多かったからこそ、

そこから、

うわさ話や物語、

すなわち、

「虚構」(フィクション)

が生まれたんですね!

 

他にも、

本書には、

狩猟採取民の健康状態は

意外と悪くなかったことや、

(農耕社会と比較して、

食物が多様であったため)

 

感染症の被害が少なかったこと

(農耕社会と比較して、

家畜を飼わず、密集していなかったため)

 

が述べられていますが、

 

では、

人類にとって、

狩猟採取民の時代は、

「いいことずくめ」だったのか?

 

といわれれば、

もちろん、

そんなことはないわけであって、

 

 

これらの古代人の生活を

理想化したら、

それは誤りになる。

 

彼らはたしかに

農耕社会や工業社会の人の

大半よりも良い生活を

送っていたが、

 

それでも彼らの世界は

厳しく情け容赦のない

場所になることもあった。

 

(中略)

 

狩猟採集民は、

歳をとったり

障害を負ったりして

集団についていけなくなった人を

置き去りにしたり、

殺しさえしたりすることがある。

 

望まない赤ん坊や子供は

殺すかもしれないし、

宗教心から人間を

生贄にする場合すらある。

 

 

やはり、現代人の感覚から見ると、

野蛮なところもあるわけですが、

 

ここからいえることは、

 

「価値観」というのは、

それぞれの時代や文化によっても

違ってきますし、

 

どの時代や文化が理想的かどうかは

一概にはいえない、

 

ということでしょうか。

 

ただ、

現代人の私からすると、

狩猟採集民のように、

余暇の時間がたっぷりあることは、

 

やっぱり、

うらやましい限りですが・・・

(隣の芝生は青くみえる(^^;)

 

 

(中略)

 

だから、私たちは、

表面的な知識に基づいて、

彼らを悪者扱いしたり

理想化したりしないよう、

注意しなければいけない。

 

アチュ族(現代の狩猟採集民)は

天使でもなければ

悪魔でもなく、

人類だった。

 

そして、

古代の狩猟採取民にしても

同じだったのだ。

 

 

そうですね・・・

 

天使でもなければ

悪魔でもない、

 

言い方を変えれば、

天使の要素も

悪魔の要素も両方ある、

 

過去の歴史を振り返っても、

今の国際情勢を鑑みても、

 

それが、

「人類」なのだと思います。

 

 

その人類は、

狩猟採集時代から、

やがて、

農業革命を経て、

農耕社会に入っていきます。

 

農耕社会といえば、

 

穏やかな人々が、

自然と共存して、

心が満ち足りた生活を営んでいるような

イメージを私は抱いていましたが、

 

実は、そうでもない、

ということが、

本書には述べられています・・・

 

・・・次回に続きますね(^^;

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回に続きます(^^;

 

 

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おまけ写真集(^^;

 

 

 

東京、神宮外苑のイチョウ並木。

 

歩道は激混みでしたが(^^;

ちょうど見頃でした!

 

 

 

 

新国立競技場。

 

学生時代の仲間と、

恒例のラグビー観戦!

 

 

母校が勝ちました!(^^)!

 

 

 

 

エアコンの近くは暖かいニャ~😸

 

 

 

何を見つめてる・・・