ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

勤務先近くの桜並木、

咲き始めました🌸

 

家の近くでは、

ウグイスが鳴いています🐤

 

まだ、鳴き方が

ちょっと、ぎこちない感じですが(^^;

 

 

アサーションの第一人者、

平木典子先生の名著、

 

三訂版 アサーション・トレーニング: さわやかな〈自己表現〉のために

 

 

の内容で、

私の印象に残った箇所を

紹介・解説しています。

 

今回で6回目、

最終回です(^^;

 

アサーティブとは、

自分も相手も大切にした

素直な自己表現のことですが、

 

今回のテーマは、

 

「怒りとアサーション」

 

喜怒哀楽の中で、

取り扱いが最も難しいのが

「怒り」の感情だといいます。

(私も身にしみて感じます(^^;)

 

たしかに、

怒りの感情をうまく受け止めたり、

表現することができれば、

人とのコミュニケーションの多くは、

うまくいきそうですよね(^^;

 

有益だと感じたところを、

いくつか引用させていただきます。

 

怒りには、

「マイルドな怒り」

「中程度の怒り」

「最も強度の怒り」

の3つの程度があるといいます。

 

 

できれば

怒りの程度が

マイルドなときに

表現すれば、

それほど抑えようと

する必要もないわけです。

 

せめて中程度のときに

「やめてほしい」

ことをはっきり伝えれば、

 

いやなことが

何度も起きたり、

怒りがたまったりするのを

避けることができます。

 

多くの場合、

「NO」が言えずに、

不満をためた結果、

 

爆発的に怒りが出てしまい、

攻撃的な激怒の表現

になったり、

問答無用の絶交宣言

になったりするのです。

 

 

そうですね・・・

 

「怒り」はため込むと

消えるわけではなく、

心の奥底でマグマのように

ふつふつと湧き上がっていくわけです。

 

そして、いずれ限界が来ると、

爆発してしまう(^^;

 

攻撃的にならずに、

Iメッセージを心がけて、

 

溜めこまずに、

小出しにして、

アサーティブな表現として

伝えていく。

 

それが大切なのだと思います。

 

では、そもそも、

私たちはどんなときに、

怒りを感じるのでしょうか。

 

本書では、

幼い子どもを例に、

解説されています。

 

 

たとえば、

幼い子どもを連れて

歩いているとき、

 

子どもが不意に転んで

泣き出したとしましょう。

 

それは、

素直な感情の表現であり、

子どもがもっている方法で

その時の感情を

表現したのです。

 

泣くという

子どもの表現に対して、

周囲の人が

「大丈夫?」とか

「アー、痛かったね」

など、

子どもの気持ちを

言葉にして対応してみると、

 

子どもはほっとして

泣き止んだり、

甘えた泣き方に

変わったりします。

 

逆に、

「泣くんじゃない」

とか

「はい、立って」

とか言われると、

 

子どもは、

おそらくもっと泣くでしょう。

 

 

たしかに、そうですね(^^;

 

 

その泣き方の中には、

不安や痛みが

理解されなかったことに対する

失望や悲しみも

含まれている可能性があります。

 

その失望や悲しみの涙が

理解されないと、

 

さらに声を大きくして、

憤慨や抗議(怒り)の

泣き声に変わることも

あるでしょう。

 

 

「不安」や「痛み」

といった感情が理解されないと、

それが「悲しみ」になり、

 

それも理解されないと、

「怒り」に転じるのですね。

 

大人になって、

怒りっぽい人というのは、

 

もしかしたら、

子どもの頃に、

「不安」や「悲しみ」

といった感情を、

あまり受け止めてもらえなかった

のかもしれません。

 

こんな例も紹介されています。

 

 

待ち合わせをして

相手が遅れてきたとき、

 

約束をきちんと守るあなたは、

期待がはずれて

がっかりしたり、

不安になったり

するかもしれません。

 

そんなとき、

「どうして遅れたのよ!」

と怒るとすれば、

それは正直な気持ちを

表現していないことになります。

 

 

私も、若い頃は、

遅れてきた相手に対しては、

露骨に「ムッ」とした態度を

取っていましたが(^^;

 

それは正直な気持ちではない?

 

 

がっかりした

自分の気持ちを伝えず、

がっかりさせたと

相手のせいにして怒って、

攻撃しているからです。

 

期待が外れて

がっかりした気持ちは、

最初の感情で、

第一感情と呼ばれます。

 

次に、

自分が起こした

がっかりした感情を、

それは相手がもたらしたと

考えると、

 

相手を責めたくなり、

「けしからん」

となるわけです。

 

「がっかりするような

感情にさせた相手は

けしからん」

 

となる怒りは、

第二感情と呼ばれます。

 

 

「がっかり」や「不安」

といった、最初の感情が、

 

「第一感情」

 

それを

相手がもたらしたと考えて、

「けしからん」となる感情は、

 

「第二感情」

 

つまり、

「怒り」は、

二次的な感情なんですね。

 

自分で勝手に

こしらえている感情。

 

ですので、

アサーティブに表現をするとすれば、

第一感情のほうを伝える。

 

 

期待していた時間に

遅刻してきた人に

第一感情で表現するとすれば、

 

「待ち合わせの時間から

○○分待っていて、

不安になった」

 

と伝えることでしょうか。

 

あるいは、

怖いと感じたときは、

怒るのではなく

 

「怖い」

 

と伝えることが大切です。

 

多くの場合、

怒りで相手を

撃退しようとするよりも、

 

自分は

「困ったり」

「怖れたり」

「がっかり」

していますと伝えた方が、

相手に脅威を与えることなく、

 

あなたの状態が伝わり、

相手が対応しようとしてくれる

可能性が高いでしょう。

 

 

そうですね・・・

 

第二感情、

すなわち、

「怒り」をぶつけられたら、

 

相手は責められた気がして、

言い訳や、

場合によっては、

「逆ギレ」をすることも

ありますが、

 

第一感情、

「不安になった」

「困った」

「怖かった」

「がっかりした」

をIメッセージで

アサーティブに伝えられたら、

 

相手はキレることもなく、

分かってくれたり、

反省したりする確率は、

高まると思います。

 

ただ、

第一感情を素直に表現するのって、

意外と難しいですよね(^^;

 

いわば、

弱さを表現するわけなので、

勇気がいるというか・・・

 

正確には、

自分のネガティブな感情や、

弱さを受け入れるという

「自己受容」がある程度できていないと、

なかなか難しいと思います。

 

「自己受容」

やっぱり大切です(^^)

 

ただ、自己受容って、

一人でやるのは、

けっこう難しいんです(^^;

 

先に申し上げましたが、

特に、子どものころに、

自分の感情を

なかなか受け入れて

もらえなかったと思われる方は、

 

自力で「自己受容」が

できるようになるのは、

けっこうハードルが高いような気がします。

 

その場合は、

カウンセラーの力を借りることも、

有効かもしれないですね😊

 

 

 

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以上、

平木典子先生のロングセラー、

 

三訂版 アサーション・トレーニング: さわやかな〈自己表現〉のために

 

 

を6回に渡って

紹介されていただきました(^^)

 

IT化が進み、

便利な世の中だからこそ、

 

自分も相手も大切にした

言葉による素直な自己表現、

すなわち、

「アサーティブな自己表現」

というのは、

以前にもまして、

重要になってくるものと思われます。

 

それができるようになるのは、

やはり、

知識を身に付けたうえで、

試行錯誤しながら

実践を繰り返すしかないのだと思います。

 

この本は、

初版1993年のロングセラーですが、

2021年までに3訂されていますので、

今の時代にも

十分耐えうる内容になっています。

 

「アサーティブ」に関しての、

知識や理論を身に付けたい方、

 

また、

幅を広げたいと思われている、

カウンセラーの方にも、

ご一読をおすすめします(^^)

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回からは、別の本を紹介します(^^;

 

 

 

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おまけ

 

 

久しぶりに、

宮音くんの、おっぴろげ寝、

見ました!

 

暖かくなってきたからかな?

 

 

 

 

・・・呼んだ?😸