ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

何だか、

桜🌸がもう咲きそうなくらいに、

ポカポカ陽気が続きますね!

(ただ、花粉が辛いですが💦)

 

アサーションの第一人者、

平木典子先生の名著、

 

三訂版 アサーション・トレーニング: さわやかな〈自己表現〉のために

 

 

を紹介・解説しています。

 

今回で4回目になります(^^;

 

アサーティブとは、

自分も相手も大切にした

自己表現のことです。

 

自分の気持ち、考え、

信念などが正直に、素直に、

その場にふさわしい方法で

表現され、

 

相手も同じように

発言することを

奨励しようとします。

 

アサーティブな表現をするためには、

まずは、

「自分のほんとうの気持ち」

を明確に把握することが

ポイントですが、

 

それが意外と難しい(^^;

 

しかし、

実は、私たちは、

誰もが、

「自分のほんとうの気持ち」

は、わかっていたし、

表現もできていたんですね。

 

ず~いぶん、

昔になりますが・・・

 

それって、

いつのこと・・・?

 

 

・・・赤ん坊の頃です(^^;

 

 

実は、

自分の気持ちを

最もはっきりわかっていて、

それを訴えることが

できているのは、

 

生れたばかりの

赤ん坊です。

 

赤ん坊は、

言葉を知りませんので、

泣くことしかできませんが、

 

お腹が空いたとき、

おしめが濡れて

気持ちが悪いとき、

抱いてほしいとき、

気分が悪いときなど、

すぐ泣いて表現します。

 

 

たしかに、

変な忖度なく、

素直に表現しますよね(^^;

 

 

しかし、

そんなに素直な

人間の赤ん坊も、

 

やがて、

自分の訴えを

聞き入れてくれない

親の態度や、

禁止する親の言動に接して、

 

素直な自己表現を

しなくなります。

 

特に感情を軽視し、

感情表現を嫌う親に

育てられた子どもは、

 

自分の気持ちを抑えるため、

自分の内面に鈍感になります。

 

そして、

親に受け入れられる

言動だけを選んで

身につけていくように

なります。

 

 

なるほど・・・

 

親を誰よりも愛し、

そして、愛されたいのは、

子どもですからね。

 

もちろん、

親もまだ未熟で、

親自身の心の傷つきも

あったりしますので、

 

決して、親が悪いという

わけではないのですが・・・

 

程度の差こそあれ、

誰もがそうなることだと思います。

 

 

親とは生活を共にし、

つき合いも長いので、

 

よほど柔軟で、

幅広い行動範囲をもった

親の下で育たない限り、

 

子どもの中では

親に認められた

一定の気持ちや考えを

表現することだけが

強化されます。

 

逆に、

表現しない気持ちや考えは

強化されないので、

だんだん薄れ、

忘れ去られていきます。

 

ときには、

そんな気持ちや考えがあると、

表現できないときに

苦しくなるので、

 

自分の中で

ないことにして否認し、

心の奥底に抑圧してしまう

こともあります。

 

 

ないことにして否認し、

抑圧してしまう・・・

 

そうですね・・・

 

別の箇所ですが、

平木先生は、

感情を表現する際に、

 

「男性は、

悲しいのに怒ったり」

 

「女性は、

怒っているのに泣いたり」

 

するケースが多いと

述べられていますが、

 

これはやっぱり、

親や社会から、

 

「男の子は、強くあるべきだ。

だから、悲しんではならない」

 

「女の子は、やさしくあるべきだ。

だから、怒ってはならない」

 

と子どもの頃から

直接または間接的に要求され、

「悲しみ」や「怒り」の感情を

抑圧してきた影響があるように思います。

 

 

その結果、

自分の気持ちが

はっきりせず、

また、把握できなく

なるのです。

 

気持ちや感情は

誰でも持っていますが、

 

感じ方と表現は

その人の性格とも

関わっていますので、

 

それを把握することは、

自分らしさを知ることにも

つながりますので、

 

感情を把握することは

大切なのです。

 

 

感情を把握することは、

自分らしさを知ることにも

つながる・・・

 

そのとおりだと思います。

 

特定の感情を抑圧すると、

他の感情にも気づきにくくなるので、

 

たとえば、

悲しみや怒りのような

ネガティブな感情を抑圧していると、

 

喜びやワクワクといった

ポジティブな感情にも

鈍感になってしまうので、

 

「自分らしさ」を

なかなか見い出せなくなって

しまうのだと思います。

 

 

アサーティブになるには、

ものの見方、考え方も

ポイントになってくるのですが、

 

こんな考え方が、

アサーティブになることを、

阻害するといいます。

 

 

・相手に賛成した方が

好かれる

 

・愚痴はこぼしては

ならない

 

・子どもは

大人より劣っている

 

・先生は生徒より

優れている

 

・負けることはよくない

 

・上司には従うべき

 

・人を傷つけては

ならない 

 

などなど・・・

 

 

私は、今でこそ

だいぶ緩んではきましたが、

(まだ少し残っていますが(^^;)

 

若い頃は、

ここに挙げられたような考え方に

かなり縛られておりました(^^;

 

 

私たちは、

多くの常識といわれる

考えや思い込みに従って

生活しています。

 

これらの考え方は、

親や先生など

まわりの人々から

さまざまな形で

教えられます。

 

よく考えて見ると、

それは大人の都合のいい

言い分であったり、

 

ときには

親が子どもを

自分の思い通りに

動かすための理屈だったり

することが多いのですが、

 

子どもは大人に

受け入れられ、

養育してもらうためには、

 

本能的に、

あるいは無理やりに

大人の言うことに従います。

 

実は、

それらの考えは

その人自身の都合に

合うものであって、

 

誰にでも適応されるわけでは

ないのですが、

 

そんなやり取りと

関係が続くと、

 

その考え方が正しく、

当然のことのように

なって身につき、

 

それに従った行動を

取るようになります。

 

 

そうですね・・・

 

かなり辛辣な文章ですが(^^;

 

たしかに、

いわゆる「常識」とは、

 

個々の大人の

都合のいい言い分にすぎない

ことってありますよね。

 

自分が大人になってみて

はじめて分かりましたが(^^;

 

 

他者の思いに合わせて、

自分の希望や欲求を

抑えたり禁止されたりする

やり取りや生活は、

 

このような相手独自の、

自分には合わない

考え方に縛られていることから

きている可能性があります。

 

自分に合わない考え方に

合わせて生活することは、

 

自分自身で自分の言動を

調整しているのではなく、

 

外的な基準で

コントロールしている

ことになります。

 

もちろん、

文化的、伝統的に

大切にしたい考え方や、

 

地域によって

多くの人が守っている

対人関係の知恵は

あるでしょう。

 

それまでも、

すべて悪いといっている

わけではありませんが、

 

自分を苦しめている

考え方については、

検討してみることも

必要です。

 

 

そうですね・・・

 

自分を苦しめている

考え方があれば、

 

もしかしたら、

過去の重要な人から

受けた影響なのかもしれない・・・

 

そして、それは、

その人独自の考え方であって、

決して普遍的な考え方ではない・・・

 

それに気づくことが、

大切なことのように思います。

 

 

 

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次回に続きますね(^^;

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

 

 

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おまけです(^^;

 

 

今回の写真は、

横浜国際プールの近くの公園から。

 

 

 

 

横浜(の北部)は、

小高い山が多いのですが、

けっこう竹林が多いです。

 

(ちなみに、ウチの目の前も竹林)

 

 

 

落ち着きます・・・

 

「和」の心を感じますね(^^)