ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

シルバーウイーク後半、

東日本は、

雨のところが多かったですね(^^;

 

明日の日曜日は晴れる?

ようなので、

ちょっと山のほうに出かけて、

自然に触れ合いたいと思います(^^)

 

山口周さんの本、

ニュータイプの時代

 

 

を紹介・解説しています。

 

この本、なかなか刺激的というか、

触発されます!

 

前回、

ニュータイプとオールドタイプの違いを、

紹介しました。

 

ニュータイプは、

 

 

自由で、

直感的で、

わがままで、

好奇心の強い人材

 

 

オールドタイプは、

 

 

従順で、

論理的で、

勤勉で、

責任感の強い、

いわゆる

「優秀な人材」

 

 

思考・行動様式としては、

 

「オールドタイプ」(以下O)

「ニュータイプ」(以下N)

 

 

正解を探す(O)

→問題を探す(N)

 

予測する(O)

→構想する(N)

 

KPIで管理する(O)

→意味を与える(N)

 

生産性を上げる(O)

→遊びを盛り込む(N)

 

ルールに従う(O)

→自らの道徳観に従う(N)

 

一つの組織に留まる(O)

→組織間を越境する(N)

 

綿密に計画し実行する(O)

→とりあえず試す(N)

 

奪い、独占する(O)

→与え、共有する(N)

 

経験に頼る(O)

→学習能力に頼る(N)

 

 

これからの時代は、

「ニュータイプ」が、

大きな価値を生み出し、評価され、

本質的な意味での

「豊かな人生」

を送ることになるというのですが、

 

今回は、

この中の、

 

「意味を与える」

ということに

フォーカスして解説しながら、

私の考えも述べたいと思います。

 

オールドタイプは、

目標値を与え、

KPIで管理するのに対して、

 

ニュータイプは、

意味を与え、動機付けるといいます。

 

ちなみに、

「KPI」とは、

目標管理の指標のようなもので、

(うちの組織でもやっていますが)

目標に対しての達成状況を

時系列でチェックしながら、

進捗が良くないと、

「何らかの対策を立てて実行しろ!」

と上から責められます(^^;

 

もちろん、経営側からすれば、

大切な指標ですし、

打ち手が後手後手になるのを

防ぐことにもなるのですが、

 

現場からすると、

何だか追い立てられる感じがして、

モチベーションが上がるとは

決していえません(^^;

 

対して、

「意味を与え、動機付ける」

 

人の能力やモチベーションは

「意味」によって

大きく変わるというのです。

 

 

現在、日本企業でも

いわゆる

「人材アセスメント」

を導入する企業が増えています。

 

(中略)

 

個人の能力を数値化し、

その結果に基づいて

登用・育成・配置の

意思決定を行います。

 

このアプローチは

極めてアメリカ的であり、

非常に合理的に

聞こえるかもしれませんが、

それこそ「浅智恵」

と言うべきであり、

非常に大きな問題を

内包しています。

 

決定的なのは、

人間が発揮している能力を

静的なものとして捉える、

その世界観です。

 

 

静的・・・

どういうことでしょうか。

 

 

これがなぜ問題かというと、

人が発揮する能力や

コンピテンシーは、

その人に対して与えられた

「意味」によって

大きく変わってしまうからです。

 

能力やコンピテンシーというのは

静的なものではなく、

文脈に依存して

大きく変化する

動的なものです。

 

なんの「意味」も

与えられていな状態で

動機付けされていない人を

評価すれば、

 

その人が発揮している

能力やコンピテンシーが

低く評価されるのは

当たり前のことです。

 

 

コンピテンシーとは、

高い成果につながる

「行動特性」のことですが、

 

つまり、

人の能力やコンピテンシーは、

静的、すなわち固定的なものではなく、

どれだけ「意味」が与えられ、

それを感じているかによって、

変わってくるということですね。

 

同感です(^^)

 

たとえ、今は腐っている人でも、

「意味」を与えられれば、

開花する可能性が大いにある。

 

 

昨今では

「部下がだらしない、

使えない」

と嘆いている管理職が

どこの組織でも見られますが、

 

これは典型的な

オールドタイプの

思考モデルであり、

 

本当に嘆きべきなのは

「部下を動機付ける

『意味』が与えられない」

自分の不甲斐なさで

あるべきでしょう。

 

 

どきっ・・・

 

私も、部下に仕事の「意味」を

しっかり与えられている・・・

 

とは胸を張って言い切れない(^^;

ところがありますが、

(なかなか難しいのです、これが)

 

ホント、管理職は、

部下を嘆く前に、

「意味」を与えられているかを

自らに問うべきですね。

 

この

「意味」の重要性を、

この本では、

 

「イエスと12人の弟子たち」

 

のエピソードを用いて

説明されているのですが、

 

これは、

私が遠藤周作さんの本を読んで、

以前から考え、感じていたことと、

奇しくも合致していました(^^)

 

(山口周さんも遠藤周作さんの本から

影響を受けたのかもしれません)

 

紹介させていただきますね(^^)

 

「意味を与えられた人は豹変する」

 

 

ペテロをはじめとした

イエスの12人の弟子たちは、

イエスの生前においては

まったく見るべきところのない

意気地なしの集団に過ぎません。

 

弟子の中で一番偉いのは誰か

と口論して

イエスにたしなめられながら、

 

実際にイエスが捕縛され、

処刑される状況になってみると

誰一人として

イエスを助けようとせず、

スタコラサッサと

逃亡してしまう。

 

まさに

「残念な人たち」

の集団です。

 

 

そうです。

遠藤周作さん流にいえば、

彼らは「弱虫」、

 

会社でいえば、

「ダメ社員」

だったのです(^^;

 

 

ところが、

この弟子たちは、

イエスの復活・昇天後に、

炎のような強さを持った

伝道師集団に豹変します。

 

彼らの動きがなければ、

当時、禁教とされていた

キリスト教が

ローマ社会において

広がることはなかった

・・・

 

(中略)

 

要するに、この

「情けない弟子たち」

の働きによってこそ、

キリスト教は

世界宗教としての礎を

築くことが

できたわけですが、

 

しかし、

実際に布教の成果を

見届けた弟子はおらず、

ヨハネ以外の11人は皆、

 

槍で貫かれる、

逆さ磔にされる、

崖から突き落とされる、

棍棒でぶん殴られるなど、

 

悲惨な拷問を受けた末に

殉教しています。

 

 

そうなんです・・・

これは事実です。

 

何故、

「弱虫」だった弟子たちが

拷問にも屈しない

「強虫」に豹変したのか?

 

山口周さんの答えはこうです。

 

 

なぜイエスの弟子たちは

「豹変」したのでしょうか。

 

それは、

自分たちの人生に

「意味」を見出したからです。

 

その意味とはつまり

 

「キリストの福音を

世界に述べ伝える」

 

ということです。

 

その「意味」が

与えられただけで、

彼らの能力や行動は

非連続的に変化しました。

 

このエピソードはそのまま、

意味を与えられるリーダーが、

いかに他者から

大きなエネルギーを

引き出すことができるかを

示しています。

 

 

弟子たちが、

「意味」を与えられ、

「意味」を見出したから、

 

その「意味」とは、

 

「キリストの福音を

世界に述べ伝える」

 

ということ。

 

では、何故、

そこに「意味」を見出したのか。

 

何故、キリストの福音を

命がけで世界に伝道する決意ができたのか。

 

この本には書かれていませんが、

それは、

 

イエスが、自分を見棄てた弟子たちを

決して恨むことがなく、

むしろ、弟子たちの救いを祈りながら、

死んでいった・・・

 

つまり、

無条件の愛を示したから・・・

 

その驚愕の事実(奇跡)を、

弟子たちが知って、

弟子たちの心の中に、

イエスが宿った(復活した)

からだという

遠藤周作さんの説に、

私は全面的に同意するのですが、

 

それについては、

下記、過去ブログで詳しく解説しましたので、

よかったらご参照ください(^^)

 

 

 

私は、キリスト教の信者では

ありませんので、

キリスト教を過度に賛美するつもりは

ありません。

 

それに、

このイエスの弟子たちへの

「意味づけ」は、おそらく、

人類史上最高レベルの「意味づけ」なので、

極端な例であり、

私たち凡人には、

あまり参考にならないかもしれませんが、

 

しかし、

「意味」が何よりも人を動かす、

モチベーションの原動力となるのは、

否定できないと思います。

 

特に、

「ニュータイプ」の人は、

地位や権力や収入よりも、

「意味」がモチベーションになる。

 

「ニュータイプ」のリーダーは、

その「意味」を人に与えられる。

 

なかなか難しいことですが、

私も人に「意味」を

与えられるリーダーに

少しでも近づきたいと思っています(^^;

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回に続きます(^^;

 

 

 

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おまけです。

 

前回の箱根の続き(^^;

 

 

仙石原のススキ草原。

 

まだちょっと早かったかな。

(見ごろは紅葉の時期)

 

 

 

箱根神社(^^)

 

 

 

森の中、なかなか荘厳な雰囲気・・・

 

 

 

巨木(神木)が多いです。

 

 

 

芦ノ湖畔に鳥居があります。

 

この箱根神社もそうでしたが、

今回の箱根、

意外と若い人が多かったです(^^)

 

コロナ禍の中、

特に学生さんは、

限られた青春時代なのに、

なかなか身動きが取れずに

可哀そうでしたね・・・

(もちろん、その分の恵みも

あったとは思いますが(^^;)

 

早く気兼ねなく、

アクティブに活動できるようになると

いいですね!

(もう少しの辛抱か?)