ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

書店さんをうろついていたら、

懐かしい書名が、

何故か目に留まりました。

 

そこで、うちに帰って、

久しぶりに読み返してみたのが、

ダニエル・キイスさんの傑作、

 

アルジャーノンに花束を

 

 

という小説です(^^)

 

(写真は私が持っているハードカバー、

今は文庫になっています)

 

数年前、山下智久さん主演で、

ドラマ化もされましたね。

(内容はかなり違っているようですが)

 

ダニエル・キイスさんの小説だと、

多重人格を描いた、

24人のビリー・ミリガン

も有名です。

 

この本、ジャンルは、

SF小説かもしれませんが、

中身は、SFというよりも、

ヒューマン・ドラマです。

 

奥付を見たら、

私のメモで、

1989年11月27日購入と、

律儀にも書いてありました。

 

古っ・・・

高校生の頃ですね。

 

よくぞ生き残っていてくれました(^^;

 

この本を読んだきっかけですが、

私、ロックバンドのBOOWYが好きなんです!

 

当時、既に解散していて、

ボーカルの氷室京介さんは

ソロになっていたのですが、

 

そのファーストアルバム、

FLOWERS for ALGERNON

の中に、

「DEAR ALGERNON」

という名曲(シングル化もされました)

があるんですね。

 

この曲です(^^)

 

 

 

このアルバム、シングルの

モチーフとなったのが、

 

アルジャーノンに花束を

 

という小説だと知って、

さっそく図書館で読んでみて、

本も買おうとしましたが、

どこの書店さんにも

何故か売っていない。

 

今のようにポチッはありませんので、

駆けずり回って、

ようやく手に入れた思い出があります(^^;

 

で、本の内容ですが、

ネタバレにならないように

用心しながら紹介しますと、

 

主人公のチャーリーは、32歳の男性。

 

いわゆる知的障がい者で、

幼児の知能しか持ち合わせていません。

 

そこに、

脳外科手術をすれば、

知能が向上するという話が舞い込んできます。

 

チャーリーは手術を受け、

知能がぐんぐん向上するのですが・・・

 

 

聡明になれば

頭にうかぶどんな言葉も

理解することになるだろうし、

廊下に立っていた

子どもたちのことや

ハーマンおじさんや

両親のことも

みんなわかるように

なるだろうと

ぼくは思っていた。

 

しかし博士が

いっているのは、

ぼくがそれについて

いやな思いをして

不愉快になるだろう

ということだ。

 

 

知能が向上するにつれ、

過去の出来事から、

いままでは理解できなかったことが

見えてくる。

 

しかし、

それは、必ずしも、

知ったほうがよいことばかりでは、

ありませんでした。

 

今まで気づかなかった、

他人の悪意が見えてしまったり・・・

 

 

急激に知能が発達しますが、

情緒面は、なかなかついていきません。

 

憧れの女性教師に対する思い、

 

 

女の扱い方を

男はどうやって学ぶのだろうか?

 

書物はたいして

役にたたない。

 

 

う~ん、

高校生の頃を思い出しますね(^^;

 

 

やがて、

チャーリーは、

本を瞬時に読め、

20か国語を操れるほどの天才に

変貌するのですが、

 

彼を実験動物扱いする、

手術を推進した教授に向かって、

こんな思いを抱くようになります。

 

 

彼に向かって

どなってやりたいと思った、

 

ぼくは人間だ、

一人の人間なんだ

 

―両親や記憶も

過去もあるんだ―

 

おまえがこのぼくを

あの手術室に

運んでいく前だって、

ぼくは存在していたんだ!

 

と。

 

 

そして、

自ら予期したことではありますが、

やがて、

彼に異変が生じ始めます・・・

 

 

・・・と、これ以上は

ネタバレになってしまいますが、

ちょっとだけ(^^;

 

家族に再会するシーン、

特に、母親と妹に再会するシーンは、

胸を打ちます。

 

チャーリーが子どもの頃、

母親も妹も、

厳しく、冷たい態度を取っていたのですが、

それには、

それなりの理由があったということが、

解ります。


 

プラトンの言葉が、

印象的に引用されています。

 

 

・・・洞窟の人々は

彼のことを、

何も見えぬまま、

昇っていき

降りてきたのだと

いうだろう・・・

 

 

「いや、そんなことはない、

チャーリーは、

大切なことを発見したのだ」

 

と、読後、私は思いました。

 

人間の、

弱さ、醜さ、悲しさ、

そして、

優しさ、愛・・・

 

 

チャーリーと、

女性教師アリス・キニアンとの恋愛も、

せつないです。

 

ちなみに、

氷室京介さんの、

「ALISON」

 

 

というバラードは、

このアリス・キニアンが

モチーフになっているのではないかと、

勝手に想像しています(^^;

 

ちなみに、この曲、

無口だった亡きオヤジが、

TV(レコード大賞)を見て、

珍しく、

「うまい・・・」とつぶやいていた、

思い出の曲でもあります。

 

 

話がそれましたが(^^;

 

アルジャーノンに花束を

 

人間の尊厳とは、

いったい何なのか?

 

知能が高ければ、

はたして幸せなのか?

 

いろいろなことを

考えさせられる内容ですが、

一方で、

市井の人は、みな、

必死で生きているんだなあと、

愛おしくなるような小説です。

 

少し、カズオ・イシグロさんの小説にも、

通ずるものがあるかもしれません。

 

まだ読んだことのない方には、

ご一読をオススメします(^^)

 

 

なお、

この小説は、

チャーリー本人の、

「経過報告」という形で

つづられているので、

始めは、あえて、

幼児が書くような文章になっています。

 

しばらく、

ちょっと読みずらいかもしれませんが、

チャーリーになりきって、

臨場感を味わいながらお読みください。

 

そのうち、ページをめくる手が

止まらなくなりますよ!

 

それから、

タイトルの

「アルジャーノン」についてですが、

 

アルジャーノンとは、

白ネズミの名前なんですね。

 

チャーリーと同じように手術を受けた、

実験用ネズミ。

 

物語の最後に、

チャーリーが、

アルジャーノンにふれた言葉・・・


せつないです😢

 

 

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以上、

私にとって、思い出深い本、

 

アルジャーノンに花束を

 

 

を紹介・解説しました。

 

ネタバレに気を付けたので、

ちょっと抽象的な紹介に

なってしまいましたが、

ご容赦くださいね。

(小説の紹介は難しいですね(^^;)

 

次回は、別の本を紹介します。

 

最後まで、お読みくださいまして、

有り難うございました😊