ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
龍谷大学教授で、心理療法家、
「匠」といわれている
東豊(ひがしゆたか)先生の新刊、
の内容を中心に、
私が有益だと感じたことを、
紹介・解説してきました。
今回で、6回目になります。
最終回です(^^;
前回は、
「感謝行」の中でも、
「良いことを見い出す」
ということを中心に述べました。
今回は、
「感謝行」の応用編、
「P気のプレゼント」
について、
引用しながら解説していきますね(^^;
日々の感謝行によって
P気が充満した状態になると、
ある目的を持って
P気を一気に
大放出できるようになります。
ウルトラマンの
スペシウム光線みたいな
ものです。
ただし怪獣を
やっつけるのでは
ありません。
大切な人(家族や友人)
にP気をお裾分けするのです。
せっかく集めたものなのに
もったいないなんて
思わないでください。
放出した分は
日々の感謝行で
すぐに補充できますから。
主な目的は
大切な人の心身の健康回復
だといいます。
例として、
あなたが親で、
子ども(サトルくん)が不登校だった場合の
ケースが挙げられています。
「サトルくん、
ありがとうございます」
やはりこの文言を用います。
一番P気を乗せやすい
言葉だからです。
声に出しても、
心の中で言うだけでも、
どちらでも良いです。
全身のP気を集めて
その文言に乗せる
イメージです。
なるほど~、
このP気のプレゼントをするにあたって、
注意点が3つあるといいます。
1つめは、
「サトルくんの前に、自分自身」
ということ。
プレゼントは
あくまで
感謝行応用編です。
あなた自身が
すでに
日々の感謝行を通じて
ある程度のP気が
充電できていること。
これが大事です。
自分に余裕があるから
お裾分けもできるわけで、
エネルギー枯渇状態で
人助けは難しい。
自分はまだまだ
N感情がいっぱい、
N気がいっぱい。
このように感じる人は、
まずは普通に
日々の感謝行をおこなって、
自らの「気」を
調整しましょう。
他者の前に
自分の解決から
始めましょう。
一見遠回りのようでも、
それが確実なのです。
そうですね~
本書でも述べられていますが、
子どもを幸せにしたいのなら、
まずは、親が幸せになることだといいます。
その箇所を引用します(^^;
不幸な親が
子どもを幸福にするのは
なかなか難しと思います。
だから、
ちょっと乱暴な物言いですが、
子どもの幸福なんて
どうでもいいと
割り切って放っておく。
そしてまずは
自分が幸福になることを
考える。
私はしょっちゅう
お母さんに聞くんですよ。
あなた自身は
今幸せかいって。
「今は幸せかい~♪」。
佐川満男じゃないですけどね。
あっ、知りませんか?
佐川満男さん?
私には古すぎて、
いまいち、よくわかりませんが(笑)
さておき・・・
たしかに、
親(夫婦)が幸せそうなのが、
子どもにとって、
一番の幸せなんですよね。
私自身の子どもの頃を振り返っても、
そう思います(^^;
(親がケンカしていたり、
不平不満を言っているのを
見聞きするのは、
ほんと嫌でした・・・)
実はこれ、
職業人としての
心理カウンセラーにも
同じことが言えます。
N気を振りまく
カウンセラーでは、
クライエントは
大迷惑ですよね。
相談室内N循環、
診察室内N循環、
これではクライエントさんが
かえって具合悪くなりそうです。
どきっ、
ほんとそうですね(^^;
そういう意味でも、
カウンセラーは、日々の感謝行によって、
日ごろからP気を、
しっかり充電しておく必要が
ありますね(^^;
2つめの注意点は、
「ただ気を送るのみ」
ということです。
文言は、
「サトルくん、
ありがとうございます」
だけでよいのですが、
同時に
「サトルが
学校に行けますように」
などと祈る人がいます。
気持ちはわかりますが、
これはむしろ逆効果であると
考えてください。
その理由として、
ひとつには、
そのような文言は
「心配」「不安」などの
N感情の発露であると
考えられるからです。
親としての心配や不安は
すでに十分
サトルくんに伝わっていますから、
これ以上N気を浴びせる
必要はありません。
またひとつには、
これが現状否定の文言で
あるからです。
「学校に行かないサトルは
問題の子」。
この前提があるからこその
「学校に行けますように」
なのです。
前回のブログで、
「ご利益」はあまり期待しない方がいい
といいましたが、
同じ原理ですね。
たしかに、
いわれてみると、
これは、
「学校に行かないサトルは問題の子」
という「現状否定」
すなわち、
N気ですよね・・・
あなたのあり方としては、
サトルくんに
P気を送ることだけに
専心すればよいのです。
「ああなってほしい、
こうなってほしい」。
このような親心は
とりあえず横に置いといて、
今はただ
P気を送りこむことだけに
集中する。
そして、
首尾よくサトルくんに
P気が育ってきたら、
あとのことは
サトルくんの主体性に任せる。
ここが大事なのです。
(中略)
「サトルはこうなるべきだ。
ああなるべきだ」。
思い切ってこれを
捨ててしまいましょう。
ただただP気を送るのみ。
それだけがあなたの仕事と
割り切りましょう。
P循環が始まったら、
サトルくんには
間違いなく元気が出てくるし、
彼なりの主体的な活動も
増えてきます。
その際は
親としてますます
P気を送ってあげてください。
―「P気を送りつつ
自主性に任せる」―
よく言われる
「子供を見守りましょう」
とは、
まさにこういう意味なのです。
「子供を見守る」
すなわち、
「P気を送りつつ、自主性に任せる」
実際は、なかなか難しいところもありますが、
こうありたいものですね(^^;
注意点の3つ目は、
「サトルくんのアンテナを立てる」
ということです。
P気が効率的に
届くかどうかは
こちらの放出パワーも
大事ですが、
循環は相互作用なので、
やはり相手次第という一面も
否定できません。
すなわち、
P気の受け手のアンテナの
立ち具合が
大事なのです。
相手が
N感情満載ですと、
こちらから放ったP気の
1割も届かないかもしれません。
しかし
N感情を少しゆるめてあげてから
P気を放ちますと、
3割4割と届くように
なっていきます。
そうですね~
受け手のアンテナを立たせる、
すなわち、
N感情をゆるめる。
どうすればいいのでしょうか?
「話をしっかり聴く(傾聴)
「相手の立場に立つ(共感)
「否定しない(受容)
可能ならば
「少しのユーモアを利用する」。
このようなことで
達成できます。
これでP気が
届きやすくなります。
親子のやりとりが
P循環になりやすいのです。
もちろんできる範囲で良いです。
完璧を求めるわけではないので
堅苦しくは考えないでください。
できる範囲で、
「傾聴」「共感」「受容」「少しのユーモア」・・・
やっぱり、大事ですね(^^)
これらは、子育てだけではなく、
仕事、部下や後輩の育成にも
いえることだと思います。
以上、
P気のプレゼントをするにあたっての、
3つの注意点を述べました。
他にも、
この本には、
P感情を循環させる、
すなわち、
「幸せを循環させる」
ための知恵が満載です(^^)
たとえば、
「神社の活用」
「お神礼の活用」
「先祖供養の活用」
「守護霊の活用」
「N返しの技」・・・
などが紹介されています。
(一見、怪しいものもありますが、
けっこう役に立ちますよ(^^;)
興味のある方は、
是非、本書をお読みくださいね!
そして、
「これはいいかも~」
と思うものがあれば、
是非、実践してみてください(^^)
最後に、
ちょっと引用が長くなりますが、
本書の最後の部分が、
この本のエッセンスになっていますので、
紹介させていただきます(^^;
不真面目のすすめ
カウンセリングには
「おもしろくない毎日」
「つまらない毎日」
に悩んでいる人が
たくさん来られます。
よく話を聴きますと、
そういった人は
皆さんとてもまじめです。
(中略)
ところが、
何度かカウンセリングを
受けることで、
そのような毎日が変わった人は、
ほぼ間違いなく、
良い意味で
「不真面目」になっています。
「一生懸命悩まない」
「自分や他人の
ダメなところを気にしない」
「毎日を楽しくしようなどと
努力しない」
のです。
つまり、
問題点に注目して
それを変えようなどと
シャカリキにならない。
むしろ、
自分の失敗や欠点は
そのままに、
それを笑いのネタに
できるようになるくらいなのです。
お笑い芸人さん
みたいですね。
このように言うと、
「人生そんなことでいいのか」
「人は悩んでこそ
成長するのだ!」
といった真面目な声も
聞こえてきそうです。
もちろん、
そういった場合もあることでしょう。
しかし
最新の物理学や心理学では、
少し逆の提案をしているのです。
量子物理学の世界では
「人によって観察されるまでは
現象は存在しない」
などと言います。
心理学の世界でも
「現実は、
観察され(認知)、
意味づけされ(思考)、
言葉にされる
(コミュニケーション)
ことで構築される」
という考え方が
知られています。
ほぼ同じことが
言われているわけですが、
簡単に言うと、
「Aに注目すると
Aはますます大手を振って
のさばる」
ということなのですね。
つまり、
今のあなたの
「つまらない生活」も
あなたが日々の
つまらない出来事に
注目するから
ますますのさばってくる、
ますます存在感を
示し始めるのだと、
こういったことに
なるわけです。
そうですね・・・
では、
何に注目すればよいのでしょうか?
「今すでにあなたに
あるもののうち、
あなたにとって
役に立っているもの」
への注目です。
右腕に怪我をして
不自由ならば、
自由に動かすことのできる
左腕。
何でも買えるような
大金ではないけれども、
何とか生活できている収入。
贅沢な食事ではなくとも、
日々の栄養をいただける
目の前の食事。
立派な家ではなくとも、
雨露をしのいでくれる我が家。
そして、
あなたが今の
「つまらない毎日」
の中にあっても、
例外的に楽しかった出来事や
親切だった人など。
どんなに小さなことでも
いいのです。
まずは
意識を向けることが
第一歩です。
とは言え、
すぐに
「不足しているもの」
へ目が向いてしまうのが
私たちの悲しい性でもあります。
そこで次に
「感謝」を利用します。
今すでにあるものに対して
心の中で、
できれば言葉に出して、
「ありがとうございます」
を数回繰り返します。
たったこれだけです。
(中略)
感謝なんて本気になって
言えませんか?
大丈夫です。
最初は口先だけでも
いいのです。
繰り返すうちに
自然と身につきます。
最初から本気でなくても、
「フリ」から始めても
効果は同じようにあるのです。
こうしたことを続けていくと、
やがて
「すでにいろいろなものが
与えられていることへの感謝」
「毎日生かされていることへの
感謝」
「家族や同僚への感謝」
の気持ちが
しっかりと根付いて
いくことでしょう。
それはあなたの変化、
つまり毎日の柔和な表情や、
愛のある言葉として
観察できるはずです。
和顔愛語です。
そして、
それは確実に
周囲の人に伝わり、
今度は彼らがあなたに
感謝する機会も
多くなることでしょう。
人生はブーメラン。
与えたものが返ってきます。
こうして、
あなたの
「つまらない毎日」は
意図せずとも結果的に
「楽しく充実した毎日」
に変わっていきます。
何かを思い詰めたり
悩んだりするのも
人間ですから
結構なことですが、
「問題」や「悩み」を
握りしめないことが、
そこから自由になる道
かももしれません。
人生には、
「問題」や「悩み」は尽きませんが、
それを握りしめることなく、
今あるものに、「感謝」する。
それが、
幸せな人生を送るための、
秘訣なのかもしれませんね🍀
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以上、
龍谷大学教授で、心理療法家の
東豊(ひがしゆたか)先生の新刊、
の内容を、
6回に渡って紹介、解説してきました。
この本の表4(裏表紙)には、
「読むだけでもちょっと気分が上向きに、
内容を実践すれば生きる力が湧いてくる」
「一家に一冊、
心の常備薬としてどうぞ」
とありますが、
その通りだと思います(^^)
読了後は、
東先生のカウンセリングを
実際に受けたような気持ちになれますよ!
おすすめの一冊です😊
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました。
読んでくださる皆さまが
いらっしゃるおかげで、
ブログを書き続けることができます。
ほんと、感謝、感謝です・・・🍀
有り難うございます(^^)
次回は、
別の本を紹介します。
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おまけです(^^;
私のお気に入りのパワースポット、
境内の滝スポットです。
スマホの角度をちょっと変えて撮ったら、
何か神秘的な写真になりましたよ(^^;
(水辺だから?)
思わず、ありがたや~(合掌)
(ちなみに、私は、いわゆる、
スピリチュアルな能力はありませんが(^^;)
皆さまに、素敵な出来事が、
たくさん起こりますように😊


