ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
溶けるような暑さが続きますね💦
という本から、
私が「なるほど」と感じたところを
紹介・解説しています。
著者は、多摩大学大学院名誉教授の
田坂広志さんです。
最近は、
コロナ禍の危機管理問題のコメンテーターとして、
TV番組などでも、お見かけしますね。
本書で、
こんな言葉が紹介されています。
「若い頃の苦労は、買ってでもせよ」
う~ん、
私も、若い頃、
何度か耳にした言葉です(^^;
当時、たしかに、
「一理ある」とは思いましたが、
でも、そういっておいて、実は、
「若者に苦労を押し付けているのではないか」
「一種の詭弁では」
「何だかんだ、年配者は調子がいいな~」
などと、
うがった見方をしていた面もあります(^^;
しかし、
アラフィフになった今では、
たしかに、
「そうかもしれない・・・」
と思えるようになりました。
「買ってでも」
とまでは、正直、なかなか思えませんが(^^;
少なくとも、
「苦労には意味がある」
とは思えます。
田坂先生が、
新入社員のとき、
人事部の部長から贈られた言葉が
紹介されています。
「君たちは、
明日から、
それぞれの職場に配属となる。
そこで、君たちに、
一つ、
アドバイスをしておこう。
まず、
職場に配属になったら、
その職場の人々を、
しっかりと眺めなさい。
そして、
それらの人々の中で、
最も好きになれそうにない人を、
見つけなさい。
そして、
その人を見つけたら、
その人を、
好きになりなさい」
「好きになれそうにない人を、
好きになる」
う~ん、
深いですね。
今となっては、
その深い意味が分かる気がします。
しかし、
もし、新入社員当時の私が、
この言葉を聞いていたら、
「忍耐力が大事」
くらいの解釈しか、
できなかったと思います(^^;
もちろん、
「忍耐力」という狭義な意味ではなく、
「人として成長する」ために、
「人としての幅を広げる」ために、
心せよ!
ということですね。
過去ブログ、
でも、解説させていただきましたが、
嫌いな人と言うのは、
自分に似ている人か、
自分とまったく違う人のいずれか、
前者の場合は、
自分の中の嫌いな面を、
自覚して、受容する、
後者の場合は、
自分の中の抑圧している感情に、
気づいて、受容する、
いずれにしても、
「自己受容」が必要。
ということなんですね。
自分の中の
受け入れていない感情を受容することで、
人としての幅が広がり、
他人も受容できるようになる、
それが、
「自己実現」へとつながる・・・
そう考えると、
「嫌いな人」というのは、
それに気づかせてくれる、
有り難い存在ともいえるんですね(^^)
(もちろん、
実害を与えてくるような人には、
境界線を引くなり、距離を置くなどして、
接触を減らしたほうがいいのは、
いうまでもありませんが(^^;)
「嫌いな人は、ある意味、有り難い存在」
心理学を勉強した今となっては、
わかりますが、
若い頃の私は、
まったくわかってなかったです(笑)
新入社員当時の私に、
アドバイスしたくなります(^^;
(でも、たぶん理解できない・・・
人生経験積まないと、ですね(^^;)
田坂先生は、
こう述べます。
我々が人間として
成長することができた体験を
振り返るならば、
その多くもまた、
様々な
「不運に見える出会い」
の体験だろう。
すなわち、
「大いなる何か」
に導かれるということの
本当の意味は、
「順境」や「幸運」が
次々に訪れるということでは、
全くない。
むしろ、
その逆である。
「大いなる何か」
に導かれるということは、
ほとんどの場合、
「不運に見える出来事」
や
「不運に見える出会い」
を通じて、
導かれるのである。
筆者自身、
70年の人生の体験を振り返って、
そう思う。
だから、
筆者は、あなたに、
敢えて、次の言葉を贈りたい。
「幸運」は、
「不運」の姿をして
やってくる。
なぜなら、
「大いなる何か」が
我々を導くときは、
そして、
「大いなる何か」が
我々を成長させようと
するときは、
「不運に見える出来事」
や
「不運に見える出会い」
を与えるからである。
それらの出来事や
出会いを通じて、
我々を導き、
成長させようとするからである。
その深い意味を見つめるならば、
「幸運は、
不運の姿をしてやってくる」
という言葉の意味が
分かるだろう。
有り難いことに、
筆者は、
人生の様々な体験を通じて、
そのことが分かるように
なってきた。
そのため、
最近では、
「逆境」がやってくるたびに、
「これは、何の導きだろうか」
「これは、何を学べということか」
「これは、どう成長せよということか」
と考えることが、
自然な心の習慣になっている。
田坂先生、
さすが、すごいですね・・・
私は、まだまだ未熟なので、
正直、ここまでの境地には
達しておりません(^^;
できれば、
あまりハードな逆境は、
勘弁してほしい・・・
というのが、ホンネですが(^^;
人生は、甘くはない(笑)
ですね。
私の、今までの人生も、
それなりに逆境はありました。
失恋、病気、理不尽な人事、妻との関係・・・
これからの人生も、
いずれまた、逆境が訪れるでしょう。
その時は、うろたえずに、
まずは、
「これは何かの意味があるに違いない」
と解釈したい。
それだけでも、
変に動揺したり、感情的になったりすることは、
避けられると思いますので(^^)
そして、
「幸運」は、「不運」の姿をしてやってくる。
という言葉を、
思い出したいです😊
ちなみに、
さきほど、
古宮昇先生のお話を聞く機会があったのですが、
シェアさせていただきますと・・・
オリンピック、
内村航平選手のミスによる予選敗退。
ふつうに考えると、
「不運」としかいいようがないですが、
彼の人生を俯瞰して捉えると、
実は、「幸運」なのではないか。
たとえば、将来、
指導者としての大成を考えた時、
この経験は、ものすごい宝になる・・・
深く同意します(^^)
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました。
次回に続きます(^^;
おまけ
山歩きすると、
日陰地帯で見かける、
ハート形の小さな葉っぱ💛
毎回、何故か必ず目に入ります😊
癒される~(^^;
皆さんに、
たくさんの幸運が訪れますように💛