ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

前回から、

龍谷大学教授、

東豊(ひがしゆたか)先生の、

セラピスト誕生―面接上手になる方法

 

 

という本を紹介しています(^^)

 

この本は、

いわゆる、

対人援助職や教育関係者向けの

専門書ですが、

他の方にとっても、

なかなか示唆に富んだ

内容だと思います。

(文章も堅苦しくありません)

 

前回、

東豊先生の、

「P(ポジティブ)要素」

「N(ネガティブ)要素」

という考え方を紹介しました。

 

端的にいうと、

「P(ポジティブ)要素」

とは、

 

「利他主義」

「精神主義」

「肯定的意味づけ」

のことで、

その結果、

自分自身やまわりの人に、

幸福感が循環する。

 

「N(ネガティブ)要素」

はその逆、

 

「利己主義」

「物質主義」

「否定的意味づけ」

のことで、

その結果、

自分自身やまわりの人に、

不幸感が循環する。

 

という考え方です。

 

ちなみに、

この

「P(ポジティブ)要素」

というのは、

いわゆる、

「マイナス」を否定しているわけでは、

ないと思います。

 

マイナスの出来事からは

目を背けて、

プラス思考で、

ひたすら前向きに頑張る、

 

というわけではない。

 

私は、人生、

いわゆる、マイナスとプラスは、

同じくらいあると考えていますが、

その一見マイナスに思えることに、

 

「肯定的意味づけ」

 

をする。

 

それが、

P要素を増やすことにつながり、

幸福感を増すことにもつながる。

 

のだと考えています。

 

たとえば、

病気をすることによって、

周りの人のやさしさに気づいたり、

ほんとうに自分がやりたいことに、

目覚めるきっかけになったりする。

 

たとえば、

子どもの問題は、

家族療法(家族心理学)的に

捉えると、

夫婦の関係性を見直す

きっかけになったり、

さらには、

母親(もしくは父親)の

未解決の心の傷つきに

気づかせてくれる

きっかけになったり

するわけです。

 

ということで、

一見マイナスに思えることも、

「肯定的意味づけ」をして、

P要素を強化していくことが、

幸福感を感じるポイントなのですが、

 

東豊先生は、

P要素がそこそこ高い人、

P/Nが五分五分くらいの援助者に、

警鐘を鳴らします・・・

 

 

P要素が

比較的活性化していて、

そこそこの

幸福感や達成感を

日々得ることが

できているだけに、

現状のままでも

特に不自由しないので、

そもそも変化への

モチベーションが

ないかもしれないのです。

 

悪く言うと、

惰性で日常生活を

送ることになりがちです。

 

そしてそのうちに、

徐々に

P要素とN要素のバランスが

変化してしまうことになります。

 

 

どきっ・・・

私のこと?

 

 

それは

誰の場合であっても、

大概の場合、

ある程度の

人生上の成功による

物質主義への埋没と

利己主義の肥大化の

観点から、

説明できるでしょう。

 

お金や物、

人や社会的地位に対する

所有欲・執着心の増大と、

自分さえよければいいという

意識の高まりが

すべての堕落の

根っこなのかもしれません。

 

 

う~む、

耳が痛い・・・

 

 

しかしこれはある意味、

とても人間らしいことでも

あります。

 

誰の中にも

N要素があるからです。

 

それがまったくないのは

神さまのレベル。

 

私たちには

まず不可能でしょう。

 

 

少し、

ほっとしましたが(^^;

 

 

とはいえ、

いやだからこそ、

少しでも

P要素の強い状態を

維持しようと

意識して努めることは

重要だといえます。

 

私たち全員の

心の中に必ずあって、

私たちの状態変化に

大きく関連する

N要素のあり方を

真摯に見つめ、

その悪影響から

少しでも離れるように

心がけること。

 

そうした日々の実践が、

他者への思いやりを育む

原動力になるのだと

考えます。
 

 

そうですね・・・

 

この本は、

対人援助職、教育者向けなので、

かなり手厳しい感じがしますが(^^;

 

少しでも、

P要素の割合を

高く維持していきたいですね・・・

 

 

前回も述べましたが、

システムズアプローチで考えると、

対人関係は、

 

「お互いに影響を与え合っている」

 

「一方通行ではなく、

円環的に循環している」

 

といえます。

 

 

私たちの

「思考」「感情」などが

私たちの内部

(個人システム)

で円環的に循環するように、

私たちの

「行い」もまた、

私たちの対人関係

(対人関係システム)

において

円環的に循環します。

 

ここで言う

「行い」とは、

いわゆる行動や言動、

感情表現、

症状など、

他人に影響を及ぼすもの

すべてを指します。

 

つまりは、

コミュニケーションの

手段・道具です。

 

 

この後、

「道徳の時間です」

と、あえて前置きをしたうえで(^^;

東豊先生は語ります・・・

 

長くなりますが、

引用させていただきます。

 

 

さて、道徳の時間です。

 

「情けは人のためならず」

(A kindness is never lost)

 

はたまた

 

「因果応報」

(As you sow, so shall you reap)

 

などと言うがごとく、

私たちが

外部に発したものは、

人の間を循環し、

遅かれ早かれ

私たちの元へ

返ってきます。

 

「思いやり」は

「思いやり」として、

いずれ返ってきます。

 

場合によっては、

あなたが

「思いやり」

を示した

目の前の相手から

すぐにでも

返ってくるのかも

しれませんし、

 

場合によっては、

まわりまわって

誰かのところから

返ってくるかもしれません。

 

「憎悪」は

「憎悪」として、

いずれ返ってきます。

・・・

 

(中略)

 

それが肯定的なものであれ

否定的なものであれ、

いすれにせよ、

あなたが他者にしたことが、

その通りの姿で

あなたの元へ返ってくると

考えるといいでしょう。

 

なぜなら、

あなたがそれを

循環させているからです。

 

もしも、

あなたが

誰かから

「優しさ」を得たいのなら、

あなたが

「優しさ」を

循環させなければ

なりません。

 

そしてそれは、

すでにあなたが得ている

「優しさ」に

気がつくことから

始まるのかもしれません。

 

もしも、

あなたが誰にも

「攻撃」

されたくないのであれば、

あなたがそれを

やめなければなりません。

 

そしてそれは、

すでにあなたが受けた

「攻撃」

を許すことから

始まるのかもしれません。

 

なぜいじめは

いけないのか、

 

なぜ人に

優しくならなければ

ならないのか、

 

なぜ人を

差別してはいけないのか、

 

なぜ人を

だましてはいけないのか―

 

それは、

いつか自分の身に

すべてが返ってくるからです。

 

 

「おいおい

ちょっとお待ちなさい。

そのようなことが

証明できるのかい、

おまえさん。

 

世の中、

そんな

甘いものじゃないよ」

 

「あんたの

価値観の押しつけかい?」

 

ずいぶん

胡散臭く感じる人も

多いでしょうが、

実際、

証明できませんし、

胡散臭いかもしれません。

 

せいぜい、

「そのように

考えてみることが

P要素を強めることの

役に立つようです」

 

ということに

過ぎません。

 

そして、

「とくに子どもたちには

このような観点から

教育することが

役に立ちそうです」

 

と、控えめに提案

しておきたいと思います。

 

 

たしかに、

証明することはできないし、

ちょっと

胡散臭い考え方かもしれませんが(^^;

 

でも、

このような考え方が、

P要素を強めることにつながり、

結果的に、

自分や、周りの人の

幸福感が増すのであれば・・・

 

私は、この考え方を信じて、

積極的にP要素の「行い」を

していきたいと思いました😊

 

(というか、目標です(^^;)

 

皆さんは、

どのようにお感じになられましたか。

 

次回も続きます。

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

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追伸

 

家族療法(家族心理学)、

家族システム内の「循環」について、

興味のある方には、

超オススメの本があります(^^)

 

100万部突破!のミリオンセラー

有名な、

 

完全版 鏡の法則

 

 

です!

 

この物語を読むと、

「円環的な循環とは、こういうことなのか!」

ということが、

腑に落ちて理解いただけると思います。

 

また、この本、

物語だけでなく、

「解説」も素晴らしいです!

 

著者、野口嘉則さんの、

心理学の叡智が凝縮されています(^^)

 

ちなみに、

この本の帯に、

「読んだ人の9割が涙した」

とありますが、

本当です(^^;

 

TVで実際に検証されたようです。

 

ちなみに、

私も、珍しく・・・

 

泣きました(^^;

 

このブログでも、

この本、

いずれ詳しく紹介・解説したいと

思っています。

(ネタバレ注意しながらですね(^^;)