ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

ミリオンセラー

嫌われる勇気

 

 

の内容を、

紹介、解説しています(^^)

 

この本、

哲人(岸見一郎先生)と、

劣等感や自己嫌悪に苛まれ、

なかなか対人関係に踏み出せないという

青年(古賀史健さん)

の対話形式で進みます(^^;

 

前回は、

 

「目的論」

 

というアドラー心理学の

特徴的な考え方を説明しました。

 

「感情が先ではなく、

目的が先にあって、

それを達成する手段として、

感情をこしらえる・・・」

 

という考え方です。

 

青年が

もし不幸だとしたら、

それは、

人生のどこかの段階で、

「不幸であること」を選んだから。

 

「不幸であること」が

ご自身にとっての

「善」だと判断したから。

 

だから、不幸だというのです。

(う~ん、手厳しいですが・・・)

 

なぜ、不幸であることが、

「善」なのか?

 

アドラー心理学では、

人生における、

思考や行動の傾向のことを、

 

「ライフスタイル」

 

といいます。

 

広義には、その人の、

人生観、世界観までをも含みますが、

おおよそ、

10歳前後に形成される、

いや、正確には「選ぶ」

といいます。

 

無意識であれ、

自ら「選ぶ」んですね。

 

もちろん、その時は、

青年にとって、

それが、生きていくうえで、

「最善」の選択だったからこそ、

「不幸であること」を選んだ。

 

なぜ?

 

「他者との関係で傷つきたくない」

という目的があったから。

 

(おそらく、過去に、

傷つく経験を

たくさんされたのでしょう・・・)

 

だから、

自分を守る意味でも、

「自分は不幸な存在である」

「自分はダメな人間だ」

と思い込む。

 

だから、

「なかなか対人関係に踏み出せない」

 

という、

いわば自己正当化するための

「ライフスタイル」を

自ら「選んだ」ということなんですね(^^;

 

(う~ん、

青年にちょっと同情しますが・・)

 

しかし、

「ライフスタイル」が、

後天的なもの、

すなわち、

自分で「選んだ」ものであるならば、

大人になってから、

再び、自分で選びなおすことも

可能だといいます。

 

ただ、実際に

「ライフスタイル」を変えるのは、

口でいうほど、簡単ではない・・・

 

<哲人(岸見一郎先生)>

 

あなたが

変われないでいるのは、

自らに対して、

「変わらない」

という決心を

下しているからなのです。


(中略)

 

もしも

「このままの(不幸な)わたし」

であり続けていれば、

目の前の出来事に

どう対処すればいいか、

そしてその結果

どんなことが起こるのか、

経験から推測されます。

 

いわば、

乗り慣れた車を

運転しているような

状態です。

 

多少のガタがきていても、

織り込み済みで

乗りこなすことが

できるわけです。

 

一方、

新しいライフスタイルを

選んでしまったら、

新しい自分に

なにが起きるかも

わからないし、

目の前の出来事に

どう対処すればいいのかも

わかりません。

 

未来が見通しづらくなるし、

不安だらけの生を

送ることになる。

 

もっと苦しく、

もっと不幸な生が

待っているかもしれない。

 

つまり人は、

いろいろと

不満はあったとしても、

「このままのわたし」

でいることのほうが

楽であり、

安心するのです。

 

 

なるほど・・・

 

たしかに、

多少の不満があっても、

このままでいたほうが、

「楽で、安心できる」

というのは、

わかる気がします(^^;

 

やっぱり、

変化は、怖いし・・・

 

目的論でいえば、

この、

「楽で、安心できる」

というのが、

「目的」

 

だから、

その目的を正当化するために、

変われないという

「原因」

をつくり出している。

 

ということなんだと思います。

 

ちなみに、

過去ブログ、

プロが教える共感的カウンセリングの面接術(5) 古宮昇

 

 

でも、

少し違う角度から、

「変化するのが怖い」

という衝動について、

解説していますので、

よろしければ、ご参照ください(^^)

 

 

本気で

「ライフスタイル」

を変えようとするには、

「目的」

を変えればいい。

 

ただ、それには、

大きな「勇気」が試されるといいます。

 

<哲人>

 

アドラー心理学は、

勇気の心理学です。

 

あなたが不幸なのは、

過去や環境のせいでは

ありません。

 

ましてや

能力が足りないのではない。

 

あなたには、

ただ、

「勇気」が足りない。

 

いうなれば

「幸せになる勇気」

が足りていないのです。

 

 

幸せになる

「勇気」・・・

 

なるほどです。

 

次回に続きますね(^^;

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)