ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
野口嘉則さんの本、
を紹介、解説しています(^^)
今回は、
第二章「選択する力を養う」
の中で、
私が、「なるほど!」
と感じたところを、
紹介します。
ある寓話が語られています。
引用します。
年の離れた兄弟が、
二人で一頭のロバを引いて
歩いていると、
通りがかりの人から
次のように言われました。
「君たち、
せっかくロバの背が
空いているのに、
乗らないのかね?」
そこで兄の方がロバに載り、
弟が引くことにしました。
しばらく行くと、
通りがかりの人が
兄の方にこう言いました。
「君は年下の者への
思いやりがないのか。
年長者として
恥ずかしくないのかね?」
兄はあわてて
ロバから降り、
弟を乗せて
ロバを引くことにしました。
またしばらく行くと、
通りがかりの人が
弟の方にこう言いました。
「なんという
礼儀知らずな奴だ。
年上の者に
ロバを引かせるとは」
そこで兄弟は、
二人して
ロバに乗ることにしました。
するとこんどは、
通行人たちが
兄弟を見ながら言いました。
「あれでは
ロバがかわいそうだ」
兄弟はあわててロバから降り、
二人してロバをかついで
歩き始めました。
しばらく歩くと、
兄弟はヘトヘトに疲れ、
橋を歩くときに足を滑らせ、
ロバとともに
川に転落してしまったのでした。
いやあ、
笑えない話ですね・・・
私も、けっこう、
こういうところ、あります(^^;
他人に振り回されて、
自滅してしまうパターン。
周りの人たちは
それぞれの価値観を
持っていて、
それに基づいた
意見やアドバイスを
言ってきますが、
仮にこちらが
そのとおりに
行動したとしても、
その結果の責任は
取ってくれません。
自分の人生は、
自分の責任で
創っていくしかないのです。
人生で問題に直面した時、
それをどう捉え、
どう対処していくかは、
自分で考え、
自分で選んでいくしか
ないのです。
ほんと、そうですね(^^;
絶対的な正解が
あるわけではない。
もちろん、
誰かに相談したり、
意見を聞くことも大切ですが、
あれこれ迷い、葛藤しながらも、
最終的には、自分で決める。
そうすれば、
仮にうまくいかなくても、
人のせいにはできませんし、
ある意味、納得できます。
この本には、
文豪、夏目漱石さんのケースが
紹介されています。
ちなみに、
夏目漱石さんの生い立ちは、
精神科医、岡田尊司さんの著作、
という本に、詳しく紹介されています。
(ベストセラーなので、
読まれた方も多いと思います(^^)
この本、
多くの著名人が、
程度の差こそあれ、
愛着障害の傾向があったことが
述べられています。
意外なのは、
アメリカ合衆国元大統領の
あのオバマさんが、
ドラックやアルコールに
溺れていた時期があったことが
紹介されていたり、
太宰治さん
(は、いかにもですね)
の生い立ちを
深堀りしていたり、
非常に興味深いのですが(^^;
漱石の場合は・・・
(以下、愛着障害から引用)
後妻だった母親
は四一歳で、
(漱石は)
八人兄弟の末っ子
であった。
母親は、
この年で子どもを産むのは
みっともないと
後々まで語っていた
というから、
漱石は予測せざる、
そして歓迎せざる
子どもだったのだろう。
そうしたこともあって
漱石は、生まれて間もなく
里子に出された。
貧しい古道具屋の
夫婦のもとだったという。
しかし、
籠に入れられ、
店先にガラクタと一緒に
おかれているのを、
たまたま通りかかった
姉が見かけ、
あまりに不憫だったので
連れ帰ってしまった。
けれども、
家にはおいてもらえず、
今度は塩原昌之介という、
以前、夏目家の書生だった
人物の養子となったのである。
(中略)
この夫婦は、
幼い漱石に、
「お前のお父さんは誰だい?」
「お前のお母さんは誰だい?」
と、脅迫的なまでに
尋ねたという。
う~ん、
漱石は、けっこうヘビーな環境で、
養育されたんですね。
生きづらさを抱えていた背景には、
愛着障害があった・・・
と、愛着障害のほうへ
話がいってしまいましたが、
の紹介は、別の機会に譲るとして(^^;
では、その漱石が、
どのようにして、
「自分らしい人生」
を創造していったのか?
次回に続きますね。
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)

