ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

古宮昇先生の著書、

プロが教える共感的カウンセリングの面接術

の中の、

 

「人間の心のなりたち」

という章が、

人のこころのしくみを

理解するのに、

とても役立ちますので、

そこを、

紹介、解説しています。

 

参考になれば嬉しいです(^^)

 

人間、誰もが持つ、

深く強烈な心理的衝動が

4つあります。

 

(1)自己実現を求める衝動

(2)無条件の愛を求める欲求

(3)「自分を表現したい」と求める衝動

(4)「傷つきたくない、変化するのは怖い」と求める衝動

 

なのですが、

今回は、

(2)無条件の愛を求める欲求

を紹介、解説いたします。

 

私たちは、

家庭でも、職場でも、

友達との関係でも、

「自分のことを認めてほしい」

「自分のことを大切に

思ってほしい」

と強く求めているのです。

そうですね~。

 

有名な、

マズローの欲求5段階説

のでも、

4段階目に、

「承認(尊重)欲求」

がありますね。

 

「士は己を知る者のために死す」

(史記より)

などとも、いいます。

 

誰もが、みんな、

心の底から、

「自分のことを認めてほしい」

「自分のことを大切に思ってほしい」

のです(^^;

 

なかでも、

子どもは親からの

無条件の愛情を

強烈に求めます。

 

「無条件の愛情」

ということに関連して、

「3つの真実」(野口2008)

に載っている

老人の言葉を紹介します。

野口嘉則さんの、

3つの真実

という本は、

私の生涯で影響を受けた本の中で、

ベスト10に間違いなく入る、

すばらしい本です!

 

過去、このブログでも、

紹介しましたので、

よろしければご覧ください。

 

 

で、この、

3つの真実

から、この本に引用されている文章が、

以下です。

子どもに教えてあげなさい。

 

「君はそのままで

素晴らしい存在なんだ」と。

 

子どもの自尊心は、

いい成績を取って

ほめられたときに

満たされるのではない。

 

悪い成績を取っても

抱きしめられたときに

満たされる。

 

学校へ行けなくても

抱きしめられたときに

満たされるのじゃ。

 

いいことをしたからでも、

いい結果を出したからでもなく、

自分があるがままで、

そのまま無条件に

受け容れられたときに、

その子の自尊心は

満たされるのじゃ。

う~ん、

ほんと、そうですよね。

 

「君はそのままで

素晴らしい存在なんだ」

 

一度でいいから、

言われてみたい(笑)

 

でも、

親も生身の人間ですから、

なかなか、そうは思えない時も、

ありますよね。

 

子どもの、この、

「無条件の愛を求める衝動」

は強烈で、

これが、あまりにも満たされないと、

時に、強烈な怒りを

持つこともあるようです。

 

古宮先生の別の本に

紹介されていましたが、

実際にあった、

大阪伊丹市の放火殺人事件。

 

両親を殺した犯人は、

なんと女子中学生。

 

凶悪犯などではなく、

飼っていた子犬は、

ちゃんと、

友だちの家に避難させていました。

 

そんな優しい子が・・・

 

これは、

極端なケースですが、

それほどまでに、

「無条件の愛を求める衝動」

は強烈なんですね・・・

 

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この文章を読んで、

 

「私は子どもの頃、

無条件の愛に満たされなかった・・・」

 

「無条件の愛に飢えている・・・」

 

と感じた方も、

いらっしゃると思います。

 

しかし、

大人になってからでも、

「無条件の愛」

「自尊心」

を自分で満たすことは可能です。

 

「こころの学び」

を続けたり、

本を読んだり・・・

 

ちなみに、

一般の方向けの本では、

さきの、

3つの真実

をおすすめしますが、

古宮先生の、

自己肯定感がドーンと下がったとき読む本

もおすすめです!

 

特に、

「最高価値観を見つけるワーク」は、

役立ちますよ(^^)

 

また、

ご自分でカウンセリングを学ぶのも、

いいと思いますが、

やはり、

共感的なカウンセリングを、

実際、受けてみるのが、

最も有効だと思います(^^)

 

先の引用で、

 

「自分があるがままで、

そのまま無条件に

受け容れられたときに、

自尊心は満たされる」

 

とありましたが、

まさに、それが、

共感的カウンセリングが

提供しようとしていることなのです(^^;

 

カウンセリングを受けるのは、

抵抗がある方も多いと思いますが、

(実際、私もそうでした(^^;)

 

「この人なら信頼できそうだ」

 

と感じる方がいらっしゃれば、

気軽に、問い合わせてみても、

いいかもしれませんね。

 

次回に続きます(^^;

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)