ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
3回にわたって、
近年、話題になっている経営書、
を紹介してきました。
ポイントだけ振り返りますね。
この本では、
という思想家の
インテグラル理論に基づき、
「個人」「人類」「組織」
の発達段階を、
7段階の色で分けて解説しています。
すなわち、
7、ティール(進化型)
6、グリーン(多元型)
5、オレンジ(達成型)
4、アンバー(順応型)
3、レッド(衝動型)
2、マゼンタ(神秘的)
1、無色(受動的)
の7段階です。
今まで1から6まで紹介して、
ずいぶん引っ張ってしまいましたが、
今回、いよいよ、
タイトルでもある、
7、ティール(進化型)
を紹介いたします。
結論から申し上げますと、
ティール組織とは、
1、自主経営(セルフマネジメント)
2、全体性(ホールネス)
3、存在目的
の3つを突破口(ブレイクスルー)とした、
「生命体」型組織のことです。
その、ティール組織を運営するために、
リーダー自身が、
ティール(進化型)の段階まで
進化する必要があるのですが、
では、ティール(進化型)とは、
どういう状態を指すのか?
心理学者マズローの、
でいうと、
ピラミッドの最上部、
「自己実現」の段階と同じだといいますが、
本誌から引用していきますね。
「エゴを失う恐れを抑える」
(中略)
自分のエゴを一定の距離を置いて眺めると、
その怖れ、野心、願望が、
いかに自分の人生を突き動かしているのかが見えてくる。
支配したい、自分を好ましく見せたい、
周囲になじみたい、
といった欲望を最小化するすべを得る。
もはや自分のエゴに埋没しておらず、
自分の人生がエゴを失う恐れによって
反射的に振り回されることはない。
このプロセスの中で、
私たちはほかの、
自分自身の深い部分にある知恵に
耳を傾けられるようになる。
なるほど、
言われてみれば、私、
たしかに、怖れ、野心、願望が、
自分の人生の多くを突き動かしていると思います・・・
エゴに、どっぷりつかっております(^^;
私の場合、エゴをなくすことは、
とてもできそうもありませんが(^^;
距離を置いて眺めることならば、
できるかもしれません。
それでも、なかなか難しいですが(^^;
少しずつ・・・
怖れに置き換わるものは何だろう?
人生の豊かさを信頼する能力だ。
私たちに古くから伝わるさまざまな知恵は、
生き方の本質は二通りあるという
深遠な心理を前提にしている。
それは、
「怖れと欠乏感にまみれた人生か、
信頼と潤沢に満ちた人生か」
というものだ。
ティール(進化型)の視点を持つと、
この大きな隔たりの間を横断し、
人々や物事を支配したいという欲求を
抑制できるようになる。
予想外のことが起こっても、
あるいは間違いを犯しても、
物事はいつか好転し、
そうでないときには、
学び成長する機会を
人生が与えてくれたのだと
考えるようになる。
人間の行動の動機は、
突き詰めていくと、
「愛」か「怖れ」
のどちらかしかないといいます。
(3つの真実より)
別の本だと、
「愛」か「不安」
という表現になりますが、
(神との対話1より)
同じだと思います。
たしかに、
私自身、振り返ってみても、
行動の動機は、
「愛」か「恐れ」(不安)
のどちらかに振り分けられます。
たとえば、
今、ブログを書いているのは、
私にとって、
単純に楽しい行為なので、
「愛」が動機ですね(^^)
では、「怒り」は?
どちらでもないのではないか。
いや、
「怒り」は、
「怖れ」(不安)からくるんですね。
たとえば、
部下や、子どもが、
こちらの思い通りにならなくて、
「怒り」の感情が湧いてきたときは?
部下に、
なめられているのではないかという、
怖れ(不安)。
部下が失敗したら、
責任を取らされるのではないかという、
怖れ(不安)。
子どもが何かやらかすと、
私が悪く思われるのではないかという、
怖れ(不安)。
あるいは、
子どもの行動が、
自分が抑圧しているシャドーの部分を刺激するという、
怖れ(不安)。
などなど、
怒りは、すべて怖れ(不安)の感情からくるんですね。
まずは、自分が、
「怖れているんだ」
「不安なんだ」
ということを自覚して、気づくことが、
怒りの感情に振り回されない秘訣だと思います。
ちょっと話がそれかけていますが(^^;
「人々や物事を支配したいという欲求」
も、怖れ(不安)からくるんですね。
そう考えると、
たしかに、
「人生の豊かさを信頼する能力」
があれば、
言い換えると、
「愛」が動機の選択を増やせば、
怖れの感情は軽減するかもしれませんね。
心がけていきたいです。
「コンパスとしての隠れた正しさ」
私たちがエゴに埋没していると、
外的な要因
(ほかの人々が何を考えているのか、
どのような結果が達成できるのか)
によって判断が左右されがちになる。
(中略)
ティール(進化型)では、
意思決定の基準が
外的なものから内的なものへと移行する。
自分の内面に照らして正しいかどうか、
つまり、
「この判断は正しそうか?」
「私は自分に正直になっているか?」
「自分がなりたいと思っている理想の人物は
同じように考えるだろうか?」
「私はこの世界の役に立っているだろうか?」
を重視する。
エゴを失う恐れが少ないので、
一見危険に思える意思決定ができる。
どんな結果になるのかをすべて考慮しなくても、
内面の奥底にある確信に沿っているからだ。
なるほど・・・
内的な価値観、
すなわち、
内的なコンパスが、
しっかり確立できれいれば、
ブレないんですね。
私は、まだまだ、
外的な影響を受けて、
ブレまくることが多いですが。
(とほほ・・・)
ティール組織(進化型)のリーダー像には、
ほど遠いですが(^^;
一歩ずつでも、
近づいていきたいです。
次回に続きますね(^^;
今回も、最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)