ご訪問くださいまして、 

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

田坂広志さん著、

能力を磨く - AI時代に活躍する人材「3つの能力」 -

を引用しながら、

AIに代替できない能力を紹介しています。

 

今回で最終回です(^^;

 

前回は、

第五 「組織的能力」

(マネジメント力とリーダーシップ力)

の、マネジメント力のほうを紹介しましたが、

今回は、

 

リーダーシップ力

 

を紹介します。

 

これからの時代、

リーダーシップの考え方も、

パラダイム転換するといいます。

 

20世紀の工業社会における、

中央集権型で階層型の組織で有効であった、

「人心掌握力」「統率力」が、

もはや古いものになってきます。

 

21世紀の高度知識社会においては、

むしろ、

現場分散型で水平型の組織が基本となり、

その組織の中では、上司は部下を支援する立場にあり、

リーダーの役割は、

与えられた権限によって部下を動かくことでなく、

メンバーの自発性や想像力、

協調性や共感力を育むことによって、

組織の目標を達成していくことになっていく。

現状では、

まだまだ、

リーダーと言えば、

「人心掌握力」「統率力」

が求められることが多いと思いますが、

たしかに、

少しずつ変化していると感じます。

 

では、

21世紀の高度知識社会で求められる、

リーダーシップ像とは何か?

 

部下やメンバーから、

 

「この人と一緒に仕事をしたい」

「この人と共に何かを成し遂げたい」

「この人と共に成長していきたい」

と思われることだといいます。

 

たしかに、

役職や権限だけだと、部下は動かない・・・

 

う~ん、

ある意味、上司に厳しい時代ですね(^^;

 

では、

 

「この人と一緒に仕事をしたい」

「この人と共に何かを成し遂げたい」

「この人と共に成長していきたい」

 

と思ってもらうためには、

リーダーはどうすればいいのか?

 

3つの力が求められるといいます。

 

第一 信念を持って魅力的な「ビジョン」と「志」を語る力

第二 誰よりも強く「成長への意欲」を持つ力

第三 メンバーの持つ「可能性」を深く信じる力

です。

 

第一 信念を持って魅力的な「ビジョン」と「志」を語る力

とは?

 

我々が民間企業で働く場合、

世の中に提供する技術や商品、

サービスやビジネスを、

どのように良きものに変えていくかということであり、

さらには、

そのことを通じて、

市場や産業、地域や社会を、

そのように良きものに変えていくかということである。

 

そして、人は誰もが、心の中に、

「世の中に貢献したい」

という思いを抱いている。

 

それゆえ、

リーダーが、

この「ビジョンと志」を魅力的に語るとき、

メンバーの心の中には、

自然に、

「この人と共に何かを成し遂げたい」

という思いが生まれてくるであろう。

なるほど・・・

 

私のリーダーシップが、

いまいち上手くいかないのは、

この、

 

信念を持って魅力的な「ビジョン」と「志」を語る力

 

が不足しているからかな?

と思いました(^^;

 

(どこかに、やましさというか、

そんな資格がないと思ってしまう

自信の持てない自分がいます)

 

まだまだ、修行が必要ですね・・・

 

たしかに、

人は誰もが、潜在的に、

「世の中に貢献したい」

という思いを抱いていると思います。

 

その思いに気づかせてくれる人には、

自然に、

「この人と共に何かを成し遂げたい」

と感じるのですね。

 

納得です(^^)

 

第二 誰よりも強く「成長への意欲」を持つ力

とは?

 

もし、我々(リーダー)が、

誰よりも強く成長を願い、

誰よりも懸命に成長への努力を続けていくならば、

必ず、そこには

「成長の場」と呼ぶべきものが生まれてくる。

 

そして、その「場」の中で、

周りのメンバーもまた、

影響を受け、

自ずと「成長の意欲」を抱き、

そこには、素晴らしい

「成長し続ける人間集団」が生まれてくるであろう。

 

(中略)

 

本来、

「成長への意欲」とは、

上から指示されて抱くものではない、

それはリーダーの後姿や横顔を見て、

自然に学んでいくものである。

 

それにもかかわらず、

自身の成長を棚に上げて、

「部下が成長しない」

と嘆くマネジャーやリーダーがいることも、

残念な事実である。

どきっ、

正直に告白しますが、

この棚に上げるリーダーは、

私のことです・・・

 

たしかに、

成長への意欲は、

指示されて抱くものではない。

リーダーを見て、

自然に学んでいくものですね。

 

私も若い頃を振り返ると、

たしかに、そうでした(^^;

 

第三 メンバーの持つ「可能性」を深く信じる力

とは?

 

いま、世の中には、

「相手を思い通りに動かす」

「相手を意のままに操る」

といった書名の本が溢れ、

「操作主義」

の心理テクニックを語る本が目につくが、

21世紀のリーダーは、

決して、そうした「操作主義」に染まるべきではない。

それが部下であっても、

目の前の人間に対して、

敬意を持って処するという姿勢を、

決して失うべきではない。

 

もし、我々が、

「操作主義」に染まり、

「操作主義」の心理的テクニックを使うリーダーになるならば、

短期的には、

我々の願うように部下やメンバーが動くかもしれない。

しかし、

早晩、必ず、その部下やメンバーは、

我々の心の中の「操作主義」を感じ取り、

彼らの心は、

我々から離れていってしまうだろう。

そうですね。

操作主義は、

短期的にはともかく、

長く付き合っていれば、

必ず化けの皮が剥がれますね。

 

部下は意外とよく分かっているものです(^^;

 

逆に、もし、

リーダーが、

チームの持つ可能性を、

そして、

一人一人のメンバーの持つ可能性を、

誰よりも深く信じるならば、

メンバーの心の中には、

自然に、

「この人と一緒に仕事をしたい」

という思いが生まれてくるだろう。

 

なぜなら、

人は、

高い経済的報酬や社会的地位だけに惹かれて

集まってくるわけではないからだ。

人は、誰もが、

自分の中に眠る可能性を信じ、

誰もが、それを開花させる人生を

歩みたいと思っている。

同感です(^^)

 

たしかに、

収入や地位も大事です!

否定しません。

私も、もっと収入や地位が欲しいです(笑)

 

しかし、

それだけではない。

 

やっぱり、

誰もが、自分の可能性を開花させたい。

そして、成長を感じたい・・・

 

だから、頑張るんですよね!

 

それゆえ、

その可能性を心の深くから信じてくれるリーダーと出会ったとき、

自然に

「この人と一緒に仕事がしたい。

そして、成長したい。

その成長を通じて、

素晴らしい仕事を成し遂げたい」

という思いが

心に湧き上がってくるのであろう。

 

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以上、5回にわたって、

田坂広志さん著、

能力を磨く - AI時代に活躍する人材「3つの能力」 -

を紹介してきました(^^)

 

田坂広志さんがすごいのは、

(これは稲盛和夫さんにも通ずることですが)

単なる机上の空論ではなく、

実際に、世俗のマネジメントの道を歩まれる中で、

実践され、

様々な葛藤を経て、試行錯誤の末に、

このような境地にまで達せられたことです。

 

私がいうのも、おこがましいですが、

ホンモノだと思います。

 

しかも、過去の偉人ではなく、

現代に生きている。

 

本当に、すごい人が実在するものです。

人間、捨てたもんじゃない。

 

田坂広志さんの本は、

志が低くなった時に読むと、

いつも活を入れられる気がします。

 

この人生で、

田坂広志さんの境地に、

一歩でも半歩でも、近づきたいです。

 

ちなにみ、

田坂広志さんの講演は、

何度か拝聴したことがありますが、しびれます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=qhSRBpML-3U

 

すばらしいです!
生きる勇気が湧いてきます(^^)
 
少し長いですが、
是非、一度、ご覧になってください。
 
本も出ています。
タイトルは、

すべては導かれている

この本もいずれ紹介したいです。

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

次回は、また別の本を紹介します(^^;