前回から、
を紹介しています。
パラダイム(ものの見方)転換で印象的なのは、
ニューヨークの地下鉄の話です。
一人の男性が、子供たちを連れて車両に乗り込んできたのですが、
子供たちがうるさく騒ぎ出しても、何も注意しないんですね。
周りもイライラしはじめました。
著者のコヴィーさんが、
たまらず、控えめに、
「もう少しおとなしくさせることはできないですか」
と伝えたところ、
彼がこう返事をしました。
「一時間ほど前に妻が亡くなったばかりで・・・いったいどうすればいいのか・・・」
「子供たちも混乱しているみたいで・・・」
(ええっ、そうだったのか・・・)
(そりゃ無理もない・・・)
「それは本当にお気の毒に・・・何か私にできることはないでしょうか」
一瞬にしてパラダイム転換です。
いかに私たちが、偏ったパラダイムで物事をとらえがちかという例ですね。
(私もよくやってしまいます)
パラダイム転換では、
「個性主義」から「人格主義」
ということに合わせて、
「アウトサイド・イン」から「インサイド・アウト」
という考えも述べられています。
他人に原因を求め、他人を変えようとするのではなく、
自分自身の内面(インサイド)のパラダイム、人格、動機を、
変えることから始めるということですね。
エリック・バーンさんの名言、
「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」
と同じ意味だと思います。
七つの習慣は本当に中身が濃く、
まだ第一部の紹介も終わりませんが(^^;
続きは次回
お読みくださいまして、有り難うございました。