ネタは尽きてない。
ノートに書きなぐった下書きは、
まだ山ほどある。
なのに、文章に起こしても、
なんか、気持ちが入っていなくて、
気づいたら、詩みたいなの書いてた。
ネタがないから、
アップするけど、
恥ずかしさのあまり、
差し替えるかもしれない。
ではー↓
ゆるし
「ゆるし」というのはまどろみに似ている。
何もかもを「いいよ」という行為は、
眠りにつく前のように、
すべてをあいまいにさせる。
憎むことも、
悲しむことも、
過ぎ去れば輪郭がぼやけて、
眠りを誘ってくる。
「ゆるし」というのは、
夕闇に似ている。
「逢魔が時」とも言われる時間は、
陽と月の間。
光と闇の間。
全ての輪郭をあいまいにする。
楽しさと悲しさの間。
喜びと怒りの間。
私は、「ワタシ」のままで。
ゆるした途端に訪れるのは、
あいまいな日常。
自分を見失いそうな夜が来ようと、
感謝にあふれた昼が来ようと、
夕闇は全てをゆるし、
全ては過去へと消える。
魔になる自分も、
聖になる自分も、
存在するまま。
夕闇に紛れ、
まどろみに紛れ、
「私」は、「ワタシ」であることを思い出すのだ。