昔、粗大ゴミは、決められた日に
まとめて出すのが普通でした。
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私が小学生４年生ぐらいのとき、親が、
ゴミ拾いにはまったことがありました。
ある朝起きると、
台所にミッチミチに置かれた、
ダイニングテーブルと
椅子４脚には驚かされたものです。
ガラスに入った毬の置物は、
キレイでよく眺めてました。
大人になって同じような置物を
発見すると、
「昔、拾ってきたヤツに似てるなぁ」
と懐かしくなります。
「おまえは、本が好きだから」
とマンションで当時一斉に行われていた
ちり紙交換のときには、
私が駆り出されました。
ドアの前に置かれた本の束を指さし、
「行けっ！」
と囁かれて、
（本当はいけないことなのに…）
と思いつつ、どきどきしながら
取りに行ったことがありました。
（たぶん窃盗に入るけど、
未成年だったし、時効だよね）
その後、中学生の間、夢中になった
「赤川次郎」はそこで出会いました。
こうして、私のごみへのイメージは、
汚ないモノから、お宝の可能性を
秘めたモノへと変わっていきました。
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