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③児童養護施設出身者としてのアドバイス
Ｑ. 古村比呂さん
自分の身体が万全の状態ではないことが、
息子たちを不安にさせ
重荷になっているのでは…？
A. 自分が死んでも子どもたちが
生きていけるように準備はしましたか？
体調が万全でなく、死ぬかもしれない。
もしかしたら、急に仕事が
できなくなるかもしれない。
さらに、家事も
できなくなるかもしれない。
上記のような状態なのに、
子ども達を不安にさせたくないと
いうのは、あなたのエゴです。
もう、子ども達も大人に
なってきている年頃です。
あなたがいなくても
生きていけるようにしむけるべきです。
どうせ、あなたは子どもより
先に死ぬんです。
子離れが早くなっただけです。
死んだら、誰を頼ったらいいか。
何がどこにあるか。
ちゃんと話し合いましたか？
親を失った子どもは、
愛情やお金だけではありません。
保証人を失います。
保証人は、進学、就職、家を借りる…
これからのお子さんの未来に
すべてついてまわってきます。
そういったことも、まだ、
子どもは分かりません。
あなたのお子さんに
そこまで教えていますか？
子どもとして一番困るのは、
無理が祟って親に急に死なれて、
何も知らないまま世間に
放り出されることです。
自分が死ぬかもしれない、
いつ動けなくなっても
おかしくない状態なら、
まずは、子どもがいつ放り出されても
いいようにしておきましょう。
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