皆さんは稲川淳二さん(以下、敬称略)と聞いて何を連想するでしょうか。
「オレたちひょうきん族」でいつも、ビートたけしや島田伸介にいじられて、『ヤヤヤヤ』と言っていたのを連想する人もいるでしょうし、
夏に「怪談トーク」で怖い話ばかりしているというイメージを持っているかもしれません。
えっ?まだ芸能界でいたの?!と忘れている人もいるでしょう、きっと。
しかしです。
稲川淳二の「怪談ライブ」に毎年行く私にとっては、非常に学ぶべき点が多いですし、実にうまく芸能界という「砂漠のように厳しい場所」で生きていらっしゃると感心します。
まず彼はここ15年程前から、自分の芸能界での立ち位置(仕事)として、『怪談』を選択しました(ニッチ産業への進出)。そして、巧みにその話術を磨き(専門特化することで、他の追随を許さない)、芸能界で「怖い話」といえば「稲川淳二」という看板を手に入れたのです(PR、CMが成功)。
私がライブに行ったのは、最近だと『難波ハッチ』や『大阪厚生年金会館』ですが、
たとえば、大阪厚生年金会館ですと、1日2回の怪談ライブをされるのですが、一回1000人は動員しているので、一人当たりの単価が4771円(死なない:シナナイと実際この金額になっているのは笑えますが。)ですので、
1000人×4771円=477万円
これを2回すると、 477万円×2回=約950万円
ってなるんですね。彼は一日のライブで、1000万円以上売り上げて帰ります(笑)
ちなみに、彼は夏の1ヶ月程はライブで廻りますので、
950万円×30日=約3億円
これだけでもなかなかすごいのですが、面白いのは、ライブ会場内で彼の作品(DVD、本、CD、サイン、淳ちゃんグッズ、携帯ストラップなど)の2次商品を沢山売っていて、しかもバカ売れしているということです。
約3億円+α
これはビジネス的に見ると、専門特化で得たブランド力でその後商品を展開するという王道ではありますが、「固い商売」だと思います。
一発当てるだけでも、一発屋でも「天才」と呼ばれる芸能界で30年以上君臨している稲川淳二からは大いに学ぶべき点がありますし、「商才」も半端なくもっていらしゃいます。そしてユニークなのは、彼は「デザイナー」でもあるという点。彼は工デザイナーでもあります。多彩ですよね。
また、彼の怪談ライブは、「身振り・手振り」「擬声語」「表情」「強弱」など、ありとあらゆる技術が積み重なって、成り立っています。
ビジネスにたとえると、『ナイス!プレゼンテーション』だと思います。彼のような営業マンが御社にいると、御社はボロモウケでしょう。きっと。
最後に稲川淳二から学べる2010年、ビジネスの勝ち方をもう一度まとめましょう!
・ニッチ産業へ特化せよ(選択と集中)
(怖い話に特化)
・専門的知識を磨く
(怖い話の深みとバラエティの豊富さ)
・プレゼンテーション力&営業力の重要性
(プロとしての最強の話術)
・派生するビジネスにも積極的参入
(淳ちゃんグッズの販売)
~今日のヒトコト~
表面だけを見るべからず。その裏はきっと深い。
