アシックス ノバブラスト4 | アオッキーの Lets Happy Running

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岐阜県内で活動するランハート岐阜ランニングチームの代表者のブログです。レッツハッピーランニング 「ハピランしようよ!」を合言葉に、チーム活動やマラソン指導のこと、自分のトレーニングのことなど、時々趣味の映画について気ままに書いています。

こんばんは。スポーツシューフィッターマスターのアオッキーです。

 

さて、今回は「最近、買ったランニングシューズシリーズ」として、小生が購入したランニングシューズをご紹介したいと思います。

 

 

 

今回、ご紹介するのは、今年1月にアシックスから発売された「NOVABLAST4」ノバブラスト4 というランニングシューズです。

 

このシューズを購入してから、約一ヶ月少々トレーニングで使用してきました。

 

今回は、そのレビュー、感想などを記したいと思います。

 

 

 

いきなりですが、総まとめから。

 

ノバブラスト4のまとめ

 

お勧めの使い方としては、サブ3~サブ3.5ランナーのジョッグ用のシューズとして使用できる。もしくはキロ4分後半~5分ペース程度のロング走用として使用できる。

 

サブ4~サブ5ランナーであれば、レース用シューズとしても使える。

 

ソール(特にカカト部分)の接地面積が広いため接地時の安定感がある。

 

ヒールカウンター(カカト接地)のランナーに向いている。

 

接地時の「カチッ」した安定感とグリップ感はあるが、着地時に硬さを感じる。

 

バウンス感(跳ねるような感覚)はあるが、カーボンシューズほどの反発力は感じない。

 

スピード練習や速いスピード走行時には、シューズの重さを感じる。

 

定価15,400円と、ノンカーボンシューズとしては良い価格設定になっている。

 

 

 

アシックスの公式ホームページによりますと、商品詳細として

 

「新しく採用されたミッドソール素材 FF BLAST PLUS ECOは、約24%リサイクルされたバイオ由来成分で作られています。

この素材は、よりやわらかい着地と、バウンス感を発揮します。

着地時や蹴りだし時に衝撃が強くなるかかと部と母趾球に着目し、やわらかさがありながら、しっかりと跳ね返ってくる構造を追求。心地よい走りをサポートします。

アッパーには伸縮性、通気性、耐久性に優れたウーブン素材を採用しました。レースからトレーニングまで、おすすめの一足です。」

 

と書かれています。

 

 

 

小生は、一つ前のモデル、ノバブラスト3を履いてきたのですが、ノバブラスト3のほうが接地時の柔らかさを感じました。

 

ノバブラスト4では、ポンポン跳ねる感覚はアップしたと思いますし、接地時の安定感、グリップ感も増したと思いますが、その分、接地時の硬さが気になりました。

 

今までノバブラスト3を履いていたので、そちらのほうに足が慣れてしまっているという事もあるかと思います。

 

 

 

↑このカカトのソール形状が特徴のノバブラストシリーズ。

 

カカトがしっかりしているので、ヒールカウンター(カカト着地)のランナーには、カチッと着地が決まります。(安定性がある)

 

着地の際に足首が過回内(オーバープロネーション)するランナーにとっては、これだけカカト部分がしっかりしていると、過回内を防止できるかもしれません。

 

 

↓回内、回外とは?

 

 

概ねすべてのランナーは、着地の際(パワーポジション時)に回内する傾向が見られますが、回内が大きくなると、故障の原因になります。

 

過回内になると、足首周りのケガ(アキレス腱痛)や脛の内側に痛みが出るシンスプリント、ヒザの内側が痛む鵞足炎などの原因になると言われており、注意が必要です。

 

これらのケガの原因は、多くが過回内(オーバープロネーション)を疑ってみるとよいでしょう。

 

 

 

最近の多くのカーボンシューズは、フォア接地(つま先接地)を想定して作られていますので、軽さの追求もありカカト部分が脆弱に作られています。

 

したがって、ヒールカウンターのランナーがカーボンシューズを使用すると、カカト着地時に安定性がありませんので、過回内を疑ってみるとよいでしょう。

 

言い換えれば、このノバブラスト4のガッチリしたカカト部分は、フォア接地のランナーにとっては不要な部分かもしれません。

 

キロ4分を切るような速いスピードで走りると、シューズの重さが気になってしまうので、スピード練習には向いていないシューズだと個人的には感じました。

 

 

 

カカト部のソールの厚さ41.5mm。カーボンプレートは入っていないけど、まさに「厚底シューズ」です。

 

カカト部分のミッドソールの接地面積を広くとり、安定性を確保しています。

 

カカト部外側にある「プルタブ」もいいですね。最近のシューズは履き口がタイトですので、この「プルタブ」は重宝します。

 

 

 

ミッドソールには、FF BLAST PLUS ECO を搭載。

 

クッションフォーム材の約24%に再生可能なサトウキビ由来の素材を使用しているとか・・・。

 

反発弾性の高い素材で、ポンポンと跳ねる感覚がノバブラスト3より1割~2割増し。

 

着地の際に沈み込み過ぎず、前への推進力が感じられる素材です。

 

 

 

アウトソールの形状を改良し、跳ね返る感覚を更に追求しているとか…。

 

この辺りは、アウトソールの形状が役立っているのかよく分かりません。

 

前作よりアウトソールの素材が厚くなり、よりグリップ性がアップしているようです。

 

 

 

↑アッパー部は、軽量で伸縮性に優れた「アンジニアードウーブン」を採用。

 

前部やベロ部に多くの孔を設けることで、通気性を高める作りになっています。

 

 

 

↑アッパー内側とベロ部をつなげた構造になっており、足とシューズの一体感、フィット性を向上させることで、スピード走行時のブレを抑制する働きがあるようです。

 

シューズの紐をあまりきつく締めすぎると、足の甲の圧迫感があるので、紐の結び方にも注意したほうが良いでしょう。

 

 

 

↑アシックスのシューズは、カカト部の履き口がしっかりしていますが、このシューズもカカトがしっかりしています。

 

この辺りもヒールカウンター(カカト接地)のランナーにとっては、ありがたい作りになっています。シューズは重くなってしまいますが…。

 

最近のシューズに見られるのが、カーボンフットプリントの表示。↓

 

 

 

これは、製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)のことらしいです。

 

ノバブラスト4のカーボンフットプリントは11.2kg CO2eで、業界平均よりも23%低い数字とか。。。

 

これも時代でしょうか。シューズ作りや購入にも環境が考慮される時代になり、ランナーとしても今後は、こういった事が求められる時代になって行くのかもしれません。

 

 

さて、繰り返しになりますが、

 

ノバブラスト4のまとめ

 

お勧めの使い方としては、サブ3~サブ3.5ランナーのジョッグ用のシューズとして使用できる。もしくはキロ4分後半~5分ペース程度のロング走用として使用できる。

 

サブ4~サブ5ランナーであれば、レース用シューズとしても使える。

 

ソール(特にカカト部分)の接地面積が広いため接地時の安定感がある。

 

ヒールカウンター(カカト接地)のランナーに向いている。

 

接地時の「カチッ」した安定感とグリップ感はあるが、着地時に硬さを感じる。

 

バウンス感(跳ねるような感覚)はあるが、カーボンシューズほどの反発力は感じない。

 

スピード練習や速いスピード走行時には、シューズの重さを感じる。

 

定価15,400円と、ノンカーボンシューズとしては良い価格設定になっている。

 

 

通販なのでは安いところ(アマゾン)で、13,000円ほどで購入できるようですが、サイズが少なくなっているようです。

 

シューズ紹介のところではいつも書いていますが、通販で購入する方は、普段練習するソックスを履いて、リアル店舗で試し履きをしてから購入して下さい。

 

このノバブラストシリーズは、少しサイズ感が大きめのように感じます。

 

次回はまた違う最近購入したシューズを紹介したいと思います。

 

さあ、皆で一緒に レッツゴー!! ハッピーランニング!!