B面曲(20曲)とアルバム収録曲(4曲)で行われたUP-BEAT史上初の名曲ライブ | Let's Go Steady――Jポップス黄金時代 !

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Jポップスの黄金時代は80年代から始まった。

そんな時代を活写した幻の音楽雑誌『MUSIC STEADY』をネットで再現します。

「KISS…いきなり天国」、やりません。「KISS IN THE MOONLIGHT」、やりません。「NO SIDE ACTION」、いたしません。「Tears Of Rainbow」?「Rainy Valentine」? いたしません。A面曲は一切、いたしません……と、冒頭に5曲を歌い終え、超満員の観客へ広石武彦が告げる。

 

前代未聞、驚天動地の選曲だ。現在、UP-BEATのシングル曲をコンプリートしたコレクション『BEAT-UP ~UP-BEAT Complete Singles』発売記念ツアー『Respect up beat “TOKYO CIRCUIT+TOUR 2022”』のRespect up beatの7月9日(土)、吉祥寺「ROCK JOINT GB」での公演は“A面曲、一切なし、B面曲(20曲)とアルバム収録曲(4曲)のみ。通常ならありえないが、それを成立させるのが広石武彦というソングライターの天賦の才能だろう。

 

そして、“この曲がラストです。この曲はA面じゃないんだぞ!”と、広石が叫び、その曲が演奏される。

 

広石はその曲を歌い終えると、“ありがとうございます。UP-BEATでした。見たか? 聞いたか? 俺達の力を。シングルA面なくてもこれだけやれるんだ”と、自らの力を誇示するように観客を指さす。

 

果せるかな、この日のライブはA面曲がないにも関わらず、名曲のオンパレードになる。2時間30分、広石武彦(Vo)、吉田遊介(G)、LEZYNA(G)、篠田達也(B)、大島治彦(Dr)というRespect up beat のメンバーがUP-BEATの名曲たちを2022年に蘇らさせ、時代に警鐘を打ち鳴らす。圧巻にして、圧倒的である。ある意味、アルバム・アーティストである彼らの真骨頂と言っていいだろう。ヒット曲がないと、もたない(勿論、UP-BEATにはヒット曲はある)柔なバンドとは一線を画している。漸く、時代が追いついたというと、伝説のバンドめくが、改めて、日本のロック史に彼らがいたこと、そして広石武彦という稀有なシンガーソングライターの魅力を再認識して欲しい。勿論、広石はRespect up beatだけでなく、ソロ、T4Rなどでも活躍中である。この才能を見逃してはいけない。同時にロックの“華”を真に体現する貴重なミュージシャンであることを付け加える。

 

このライブは7月16日(土)18:00までアーカイブ再生可能。あと数日だが、是非、見ていただきたい。

 

https://www.danke-v.com/videos/152

 

 

 

 

そしてツアー最終日、7月23日(土)は高崎「Club Jammer's」に集合だ。この日は“縛り”はなし。あの曲もこの曲もやってくれそうだ。UP-BEATの“奇跡”と“軌跡”を体感すべきだ。

 

 

https://eplus.jp/sf/detail/3653760001-P0030001