既に2016年2月7日(日)、大阪フェスティバルホールでの公演の模様がネットにアップされているが、「Godiego with billboard classics premium strings 2016」はゴダイゴ・ファンのみならず、全音楽ファン、必見・必聴のイベントではないだろうか。
2006年の再始動後、ホーンやストリングス、コーラスとの共演による実験的なコンサートを東京芸術劇場などで繰り広げてきたが、これはその集大成になるだろう。
ゴダイゴのメンバー、ゴダイゴ・ホーンズ、ビルボードクラシックス・プレミアム・コーラス&ストリングスの総勢80余名からなる、ゴダイゴ結成40周年にふさわしい“Celebration”ともいうべき特別な公演だ。
これだけの大所帯を仕切り、散乱、混沌とすることなく、整合感があり、かつ、壮大で雄大な世界を表現できるのは、もはや彼らくらいだろう。古のプログレ・ファンであれば、EL&Pやリック・ウェイクマン、ディープ・パープル、プロコル・ハルムらの挑戦や実験を思い出すだろう。その試行錯誤の回答がゴダイゴだろう。冒険心を欠き、保守反動化する昨今のJポップにはない、真のフロンティア・スピリット溢れる音楽を提供する。ゴダイゴの“進歩と調和”を再確認していただきたい。
ゴダイゴのヒット曲をしか、知らないという方は、そのプログレッシブな音楽性に驚くことだろう。
そういえば、昨年11月、私が出演したトークイベントで、彼らの「平和組曲」を流したら、その高度な音楽性に驚かれる方もいた。
多くの支持を得ながらも過小評価をされているのが彼らではないだろうか。何度も言っているが、日本の音楽史を記述する際に、わずか数行のみで、その音楽的な功績などはスルーされてしまう。それが悔しくて、微力ながらしつこいくらいに繰り返し声を上げてもいる。
大阪公演はその「平和組曲」からいきなり始まったらしいが、彼らの代表曲、ヒット曲だけでなく、隠れた名曲も披露されている。
注目すべき(というか、私的に嬉しいの)はゴダイゴの初期のアンコールの定番曲だった「Somewhere Along The Way」が演奏されたこと。
NHKドラマ「男たちの旅路 第2部・第2話『冬の樹』」にゴダイゴが人気ロック・バンド役(!?)で 出演した際にも演奏されている。知る人ぞ知る名曲だ。タケカワユキヒデのソロ・アルバム『レナ』に「SOMEWHERE ALONG THE WAY (あの頃) 」として収録されているが、愛着があるのはゴダイゴ・バージョンの同曲。中野公会堂やDENON LIVEなど、初期のライブを録音した秘蔵カセット(事務所からいただいものなので、こっそり録音したものではない)はテープがよれるくらい繰り返し聞いた。
東京公演は、4月22日(金)・23日(土)、東京文化会館で開催される。果たして、同公演で、「SOMEWHERE ALONG THE WAY」が演奏されるかわからないが、絶対、足を運ばなければならない。ゴダイゴの40周年をともに祝おうではないか!
【billboard classicsゴダイゴ コンサート】
2016年4月22日(金)・23日(土) 東京文化会館
http://billboard-cc.com/classics/2016/01/godiego2016/
大阪公演リポート
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/35423/2
ゴダイゴ号の冒険より Somewhere along the way
1977年7月、FM東京「DENON LIVE CONCERT」より
https://www.youtube.com/watch?v=mBlsu73j1d8