大会１日目

ここらで今までの失敗分を取り返さないと明日の表彰式が恐ろしい

BBだけは絶対に避けなければね　女の度胸を見せる時が来たぞ

マレットには笑顔が大切　うん俺はスコアは気にしないからね

「俺はスコアが気にかかるよ　このホールはどこに打てばよいのかな」　

「そ～ね･･･前のホールが余りにも悪かった７打も打ったからね」

芝の女王は途中で諦めた様子でした　「写真だけでも綺麗に撮ってください」

「ハイポーズ」　「家に送ってくださいね」

「なんて難しいコースなんだよ　何回打てばカップインできるのかな」

「う～ん、弱ったな～下を向いた顔が上がらない 」

マレットは真ん中に転がすことです。

「そうしよう　真ん中、真ん中、お願いだから真ん中、真ん中 」

さて、どこに打とうかな～　そんなにゆっくり考えたら日が暮れるかもね

「私たちのマレット場には砲台グリーンが無いから感覚が分からないよ」

「でも入ったから良かった～儲かったよね」

芝の緑に蓮華つつじのオレンジ色をバックにここ奮闘をする会長賞が当たらないかな

 

馬の背のホールがクッキリと分かります。難しいのが手に取るように分かります

 またまた厳しい表情を浮かべて考え込みます。岡ちゃん頑張って～声援を送りますから 

「オイオイオイ・アレはなんだ　お父さん、先に行って確認してよ」

「なんで俺が犠牲にならなければいけないんだよ」

 

スコアよりもカメラレンズのほうが気にかかりますよね　「上手く映してくださいね 」

ここは球が止まるまで何処に行くかわからない･･･あっうまく止まってくれたのね

俺の行く道を邪魔するな　上手くいってないからご機嫌が悪すぎる 

ありゃー私としたことが　泣くに泣けないことにならないよう両手を広げて神頼みです

ね～荻原さん、私は１０打だよね」

「そうだね～・ルールを曲げるわけにはいかないから、これから頑張ろう」

 

「土をたたいてしまった　手がしびれてきた残りのゲームに支障がないかな」

「痛かったね」

 

打った本人は球の行方が心配ですが後方で見る人は気楽です。どこ、どこ、は～い止まれ 

今日は何しても上手くいかない　こんなマレットは初めてだよ

やだ、やだ、やだ、やだ～ 

「​​​​​​​高原のマレットは清々しい気持ちになれて嫌なこと全部忘れられるよね」

「うん来年も参加しようかなそうしようよ」明るい会話でした 

「アラ、ヤダ～私って、喋ってはいけないときに口が開くんだよね」慌てて口を押えるがすでに遅し　「でも楽しかったから良いことにしよう会長と同グループでした」

明日につづく。