ふと思い出したので、記録する:
数か月前のある夜だと思う。
バアサンが携帯電話で電話して来て言った。
「〇子、△子です。
今日は、アルバイトに行ってる庄内の会社で
すごくダラダラされてしまって、疲れたので、
ここに泊まって、今晩はもう寝ます。」
「ここ」 というのは施設だ。
施設に入ったことを理解できないので、入所後7、8カ月は
2日に一度ほど
(ハッ!?ここはどこ?!)
と思ってしまい、おそらく帰るの出て行くのといって騒ぎ、
スタッフさんに説得されて、
「仕方ないから今夜はここに泊まっといてやる」
というようなことを電話して来るのが日常だった。
スタッフさんの説得内容では納得できないからなのか、
上記のような奇妙奇天烈な場面設定を思い付いて、
「だから仕方ないからここに泊まるので、あんたは心配しないように。」
ということを言って来てくれるのであった。
庄内、というのはバアサンがネエチャンだったころ通っていた
音楽大学がある場所だ。
会社でアルバイトをしていたなんて、聞いたこともなかった。
会社での業務が務まるような女ではなかったと思うのだが、
美人だったので、なにかと許されてやれたのかもしれないし、
この日発明した妄想かも知れぬ。
しんどくなるほど誰かにダラダラされた、というナゾのような部分も
妄想か、何かの実体験を思い出したのか、
この日の感想を織り交ぜたのかわからない。
まあ、そうですか。それはそれは、お疲れ様でした。
よく休んで下さい、と申し上げておいた。