お疲れ様です。
ゆえあって1年近くも休んでいたブログを
特に理由なく再開することにした。
「ゆえ」というのは一つではない。
１． ワケわからん男がストーカーのようにしつこく「いいね」やらコメントやら
メッセージやらメールやらをしてくるようになって、何を言ってもやめないので
完全にイヤになった
２． 仕事が超絶忙しくなった
３． バアサンの徘徊が激化した
４． たぶん３の影響だと思うが冬中体調が激悪だった
の４点である。
１については根本的解決はあきらめ、
「いいね」「ペタ」「コメント」機能を停止、メッセージを受け取り拒否処理、
メールはサーバーから削除することにして、
すべてのチャンネルを絶ち、こちらでその人間の存在を忘れることにした。
２は先月一杯まで続いた。
それはもちろんそれはそれはありがたいのだが、
筆者は何を隠そう仕事に生きるタチではない。
仕事をしたくないとは思わないが、他にもいろいろしないといけないことがあるし、
しなくてもいいけどしたいこともたくさんたくさんある。
今したいことをリストアップしておこう：
・英会話スクールに行きたい。
・ドイツ語を勉強したい。
・マナー教室に行きたい。
・アクセサリークラフトを学びたい。
・ユニバーサルマナー講習を受けたい。
・バッティングセンターに行きたい。
・１０日ぐらいどこかのひなびた温泉旅館に泊まって本だけ読んで暮らしたい。
などである。
英会話はもうできるが、あまりにも誰とも英会話していないので、
もったいないし、口がうずく。短期コースでいいからとりあえず
ちょっと英会話したいのだ。
いまは仕方がないから一人でアパートで相手がいるものとして時々
英会話をしている。我ながら超激ヤバな図である。
ドイツ語はゼンゼンできなくてもいいが、なんとなくである。
ドイツ語ができる英語の人に英語でドイツ語を習うと
一つ目と二つ目の望みが一度に叶うと思うが、
そういう人を見つけるのは難しそうである。
それに英会話する機会もないヤツにドイツ語会話の機会が訪れるとは
到底考えられぬので、本当にこれはやめてもいいのだ。
しかしなんとなくずっと前から細々と切れ切れに独学している。
ユニバーサルマナー講習は、仕事で調べることがあって、存在を知った。
高齢者や身体障害者への接し方を学ぶ講習である。
誰もが学ぶべきであるし、自分にとっても知っておいて損のあるはずはなかろうと思う。
目の前にバアサンという高齢者がいるのだから、即、役に立つこともあるかもしれない。
これは１日ですむことだから、とりあえずこれから着手してみようかと考えている。
こんなわけだから仕事尽くめの人生など困る。
世の中には、それだけ仕事しながらどうやってそんなに他のこともできるんですか、
とかお尋ねしたくなる感じの人もいるが、筆者はそういう人の仲間ではない。
理想は1日4時間ぐらい仕事して、週休3日ぐらいなのがちょうどよかろうと思う。
それなのにほぼまったく休みのない状態が1ヵ月半も続いたりするので
ストレスが溜まる。
この夏など左瞼がピクピクと、1か月以上もけいれんし続けた。
しまいには本当に目の病気かな、と心配し始めたころ、仕事が終わって納品したら
ピタリと止まった。
来る日も来る日もパソコンの前に座って仕事だけしていると、
唯一のストレス解消法としてやれるのは、ネットショッピングである。
ゆえに、家じゅう靴だらけ、そしてクローゼットも服でパンパンだ。
しかし、そういう靴を履いて服を着てお出かけする機会が服と靴をもっているほどにはない。
それから読んでいない本もどんどん増える。
そしてお金は増えない。
しかも、本年度、国民健康保険料が恐ろしいほど増額された。
市から送られてきた通知を見たとき市長のクビをしめに行こうかと
真剣に思ってしまったぐらいである。
救いは筆者は今の市長に票を入れなかったことだけで、
それで「ザマーみろ」とか思ったりしても、何の足しにもなりはしない。
向こうは筆者の票など必要とせずに市長になってしまっているのだし、
そもそも筆者の国民健康保険料は市長が決めたことでもなかろうし。
それから高齢障害者の通院用として減免されていた自動車税を
今年から払わねばならなくなった。筆者の車は2500㏄だから、まあまあ高い。
しかし小さい車に買い替えるお金もないから、仕方なく払う。
しかもこの間車検の時にショックアブソーバーがイカレてますぜ、と言われて、
修繕したら６５０００円、車検費用と合わせて２０万円である。
しかし、修繕から帰って来たわが車は、もうそれはそれはショックが
抜本的なまでに吸収されるようになっており、走りのコンフォートがもう新車。
用もなく高速道路に乗りに行きたくなるほどになったけど。
３だが、昨年夏に本格始動したバアサンの徘徊が、
いったん落ち着いたと見せて年末に激化し、
3日に1回ぐらいのペースになった。
夜になると、極寒の中をパジャマにカーディガンを羽織ったぐらいで
出て行ってしまう。
「今、お母さんといっしょにいますから、迎えに来てあげてください。」
いろんな知らない人から電話が来るようになった。
母は筆者の携帯の番号を暗記しているので、誰かに聞かれれば
スラスラと筆者の番号を言う。
そのため、行方不明になったりはしないが、いろんな人に迷惑をかける。
丑三つ時、向かいの家の玄関のドアをドンドン叩いて
「たすけてえええ！！！」
と騒いだこともある。
隣の奥さんにも何度徘徊中連れて帰ってもらったか知れぬ。
そんなこんなで筆者にも余裕というものがなくなった。
しかし、これについては何百ページ書いても書き尽くせぬから、
今はこれでやめておく。
４は、1月に始まって4月まで続いた。
診断はされていないが、過敏性腸症候群である。
筆者は医者ではないが、これだけはもう絶対に間違いない。
しかもその最悪重症バージョンであって
バアサンの介護に関する悩みが絶好調になったころには
一切ものが口にできなくなった。
「一切」といったが、誇張ではない。
普通の食事はもちろんのこと、ジュースもポカリスエットも
ヴィダーインゼリーも、砂糖もダメになったのである。
筆者はもともとオリゴ糖やキシリトールといった一部の糖類が消化できないのだが、
砂糖がダメになったのは初めてであり、食べ物が消化できなくなった上に
砂糖がダメだと、一切のエネルギー源を摂取できないことになった。
それで、1週間ぐらい塩を入れた湯だけ飲んでいたが、忙しくて医者に行けなかった。
さすがに死ぬかも、と思ったので1週間目に医者に行ったら
「ブドウ糖をなめとけ。」
と言われたので、フラフラになりながらドラッグストアに行って
ブドウ糖を買ってきておそるおそるなめたら大丈夫だったので、
それから紅茶に入れたりして、とりあえず糖分だけは摂れるようになった。
その後すぐ、梅干しに湯をかけた上澄みも大丈夫だとわかったので、
梅干し汁とブドウ糖だけでそこから４日を生きた。
それからだんだんとお粥を食べられるようになり、次に肉と卵が食べられるようになった。
野菜と果物は最も長い間食べられなかった。
野菜と果物に含まれる糖分もだが、食物繊維もダメだったのだと思う。
この闘病生活の中で筆者が発見した美味を公表する：
梅干し味噌汁
である！！！！！
信じられないと思うが、本当だ。梅干し、粥、に続いて味噌も大丈夫ではないか、
と考えたときに偶然発見した美味である。
まあ塩分摂りすぎになるかもしれないので誰にも勧めないが。
断食した後なんでも美味しく感じるというが、ソレだったかもしれぬ。
さて、このとき、筆者の体で悪かったのは腸であって、口でも胃でもない。
だから筆者自身は食べたいのである。
せめて飴ぐらい口には入れたいと切望する。そしてもし飴を口に入れ、
胃に入ってもまだ問題ないのだ。
それが、腸に届くや否や苦しみが始まる。
だからつまりは食べ物を一切口にできなくなったのである。
これはつらいのだ。
お腹は減る。
テレビを見ても街を歩いても、おいしそうなものだらけ、食べたいものだらけなのに、
食べられない。
どんなに食べもののことを夢想したことか。
思い出しても自分が不憫である。
おかしなもので、その時期、筆者はこう思った：
普段添加物だらけの加工食品を徹底的にではないが、できる範囲で食べないように
気を付けている筆者であるが、何も食べられない、という不幸を味わうと、
ジャンクフードを下級食品として排除しようとしていた自分がバカに見え、
下級でもなんでも食べられたらこんなに幸せなことはない、今度元気になったら
ワタシはインスタントラーメンとマクドとスナック菓子を、ドーナツとアメリカンドッグを、
食う！！絶対食らう！！！
というようなことをなんでか知らぬが強く決心したものである。
アタマもおかしくなっていたかもしれぬ。
おかげで、何をやっても痩せなかったこの筆者、４キロの減量に成功だ。
そんなわけで、これから数日ごとに更新しようと思う。