先日、最近旧交を温め直した後輩女子宅で家呑み会が催され、
たらふくごちそうになってきた。
主催者を含めた5名に対して
どう考えても9名分ぐらいのすばらしい料理が
次から次へと出てきて、もうこれ以上は食べられなくなった段階で
タイカレーが登場し、もう無理ホントに無理、というところにのぼり詰めたところに
どうしたことかバイ貝の煮付けが参戦、今度こそ本当の本当にムリ、
というところにデザートのチーズケーキまで出てきたので、
死ぬほどお腹パンパンになった。
夕方4時から10時半まで飲み食いしっぱなしである。
主催者は大変な料理上手であるのだが、味もさることながら、
よくあれだけの料理を準備できるものだ。
そして、よくあれだけの料理と食材が冷蔵庫に入れられたものだ。
筆者にも筆者の冷蔵庫にもとても真似できない芸当である・・・
などと感心しながら電車に揺られて帰って来た。
その車内で、後輩男子Hが筆者に、電車を降りてからの夜道を
チカンに気を付けて帰るよう注意を促してくれた。
筆者はオバハンになったことの利点として
チカンの心配をしなくて済むようになったと思っているので、
気持ちはありがたいが、もう大丈夫だろうと思う、というようなことを
言ったところ、Hは真顔にてこう続けたものである:
「いやいや、でも、まだ暗いところで見たら・・・」
あ~そうか暗いと、か。
「遠くから・・・」
ナルホド遠くから。
「シルエットで・・・」
ふむふむ、シルエットでな。
「後ろから・・・」
後ろから・・・
「逆光になってたりとかしたら・・・」
逆光・・・・
「わからないじゃないですかまだ。」
と。
わずかに何か引っかかりを感じたものの、
もちろん、この発言内容は真実を語ったものであり、
そう言われれば筆者としても異論はない。
助言どおり、注意しながら歩くとしよう
酒も入っており、その場ではその程度に処理したのであるが、
電車を降りて一人で歩き始めて、ふと、
そんなにあんた
「暗いところで、遠くから、シルエットで、後ろから、逆光の状況下で、
見た場合に限ればもしかして」
とかいって、これでもかこれでもかと限定の限りを尽くさなくっても良さそうなものではないか、
と気が付いた。
一応言った本人は心配ゲな表情とともにこの発言をしていたのであるが、
どういうつもりだったのかよく分からぬ。
ツッコミを期待していたのだとすれば、悪いことをした。
そして、こんな短い文章にこんなに副詞句がてんこ盛りに盛り込んであるのも
珍しい、という職業的感想を持ったことであった。