実家の藤棚には
その昔オトンが植えたキウイの木が、
その昔オトンが植えたマスカットの木を
その昔オトンが引っこ抜いたあとにある。
オトンは実のなる木ばかり植える男で、その他
さくらんぼ、イチジク、レモン、山椒、ネーブルの木があった。
その他になつめとアスパラガスも植わっていて、
さらに勝手に生えた柿の木もあった。
柿とネーブルは今もある。
筆者が大学の頃植わっていたさくらんぼは
普通の桜とは少しずれた時期に花をつけ、その後赤い実が
たくさんなって、見た目も楽しい木であったが、
そのへんの鳥という鳥が全員やってきて
パクパク食べてはおしっこをして去っていく。
なった実のうち9割は鳥が食べてしまう。
それで知ったのだが、鳥というのは食べた尻から
おしっこをする。おしっこしながら食べていると推察せざるを得ぬほどなのだ。
そしてそのおしっこが糖尿なのだ。だからいつも鳥たちが
食事処にしている木周辺のフェンスなどはねたねたになってしまう。
その木は成長があまりに早く、石垣で固めた土地に乗っている
ウチの庭の、その石垣が根っこで破壊されることを懸念したオカンの
進言によって数年で伐採されてしまった。
小学生のとき藤棚に植わっていたマスカットはえらいことだった。
売ってるのと比べて全然遜色ないマスカットが
食べるのが全く追いつかない程なったはいいが、
そこを目指してその辺のカナブンというカナブンが飛んできて
食べる→ウンコする→食べる→ウンコする
で、汁気の多いカナブンウンコが雨のように降ってくる藤棚の下は
全くの立ち入り不能ゾーンに。
小学生だったから詳しくは知らないが、この木が1、2年しか存在
しなかったのは、多分カナブン害がタイヘンすぎたせいだろう。
その後へ雌雄1本ずつのキウイを植えたのが、
そこから何十年もの間、毎年実をつける。
ものすごく強い木で、始めのうちだけやっていた肥料も
もう20年もストップしてるのに、ほっといたら
何百個も実をつける。
しかし、こういうのは1個がウインナーぐらいの大きさしかなくて
舌が痛くなるほどスッパイ。
それで、間引いて何十個かにすると、
まあまあの大きさになって、食べれないこともない
ぐらいの味になるのだが、
何十個も食べられないから半分腐らせたり、
頑張ってジャムにしたりして消費する。
それが、今年はどういう加減か、ちょっと美味しかったので
ほぼ全て生食にて消費した。
ウチのキウイの特長は、その緑っぷりだ。
見ておくんなまし:
↓分かりやすいように、万人が知っている緑インデックス、ケロちゃんと比較:
いや、分かりにくかったかもしれない。
それでは市販のキウイ画像をば:
別に顔にしなくても良かったが、
このために撮った写真ではないのであって、
ある日の朝ごはんが偶然ほぼ顔になってしまったので、
ピクルスの位置を若干調整して、撮っておいた写真だ。
ウチのキウイのミドリっぷりを分かっていただけたことと思う。
栄養状態もいいはずないのにどうしてだろうか、と考えるに、
厳しく育てると野性に還ってこういうことになるのかもしれないな。
おわり。


