written by the runner of ちょっと訳して.com
英語版は次号
ややこしい母親のおかげで
いろいろと憂き目も見てきた筆者だが、
最近、一体全体何がどうなったことか、
ヤツが急にいい人になったのだ。
「このすばらしいワタシに余計な世話を焼くヤツは許さねえ。」
が、もともとヤツの全てを支配する考え方で、
認知症が進むと共にますますそこのとこが強化され、
このバアサンはカンタンに言うと、
「日本一世話しにくい人」
アンド
「世界一世話のし甲斐のない人」
だったのだが、
ホントにもう何が起こったのか、7月ごろから
こんなオカン生まれて始めて見た、っていうぐらい
素直な人になっちゃって
信じられないことに、何か世話するとイチイチ
「ありがとう」
とかなんとか言うのだ。もー、アンタ誰?
脳がどうかしたのか?
とにかく介護も付き合うのもラクでラクで!!
おしめを替えるときも、数ヶ月前までは
全力で抵抗するわ憎まれ口はたたくわ、
もう心の底からタイヘンだったのに、今では
「パンツ替えようか」
と言ったときにはもうズボンを脱ぎ始めている100%の協力体制。
こないだなんか、かなり替えて欲しいおしめ事情に
なっていたらしく、何もいわない先から一人で
ズボンを脱いだ状態で、筆者に気づいてもらえるのを
待っていた。
その姿はもう
「ママー、おしっこした。」
と言っている3歳児といった風情。
以前は筆者が世話しに行くと、
「バカ娘の顔など見たくもない、帰れ失敗作!!」
と言った態度で遇されたものだが、
最近では筆者が玄関を開けると犬のぬいぐるみと一緒に
ヤツにとっての最高速度で迎えに来てくれる。
本日は何やらことのほか筆者の到着を待っていた感じで、
(なんやどないしたんやバアサン?)と思っていたら、
「今日来たヘルパーさんがね!!」
と一生懸命言ってくるので、
「ふんふん?」
と相槌を打つ。
「お薬の袋を私がプラスチックゴミのとこに捨てに行ったらね、」
「ふんふん?」
「あー、そんなんは普通のゴミのとこでいいですよって、言いはってん!」
「ふーん??」
「でも私、これはプラスチックの袋やから、いつもプラスチックゴミのとこに捨ててますってゆうてん!」
「うんうん。」
「せやのに、そんな小さいのは普通ゴミでいいんですて、言いはってん!」
「うーん?そんなことないねえ。」
「そうやんね!ヘルパーさん、大きさで決めてはんのやろか?」
というハナシなのだった。
それが死ぬほど聞いて欲しくて待っていたらしい。
筆者が、そらバアサンが正しいわな、というようなことを
もう少しかわいらしく言ったら、
ものすごく褒められた子みたいになって
「ワーイワーイ!ママが正しいって!!」
と、めちゃめちゃうれしそうに犬のぬいぐるみに言っていた。
・・・これなんやねん、カミサマ??
数ヶ月前ならエベレスト山頂ぐらいの目線から
「あんな人雇ってる会社も大したことないね。」
とか言って当人のみならず会社までも根底から否定していたハズ。
どないしてん?!
なんかバアサン、・・・カワイイ??ような気がするのだが?!
そうなのだ。このごろこのバアサンに関して、
これやあれや、その他いろんなことで、
筆者は小さい子を持つ母の気分をしばしば
味わっているっぽいような気がするのだ。
子供をとっくにあきらめた筆者の介護生活の中に現れた
夢にも思わなかったおトクな事態!!
もうなんかちょっと幸せを感じることすらあるというわけ。
なんんんじゃコラ??
人生とは、これほどまでに予測不可能なのだな。
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