長崎県諫早市の家計整理アドバイザー・整理収納アドバイザーの作下裕美(さくしたひろみ)です。
「食費が毎月予算オーバーしてしまいます!どうしたらいいでしょう?」
こういった食費に関する相談はとても多いです。
特にこの数ヶ月間は、ステイホームで食費がいつもより多くかかった家庭も多いでしょう。
まず最初に・・・
食費ってどこまでを食費とみていますか?
家計簿をつけるときに、食費の項目に入りやすいのが、
①スーパーで買う家族3食分の材料代(お菓子や酒などの嗜好品は含まない)
②お菓子代
③酒代
④外食
といったところでしょうか?
この中のどこまでを食費に含めるかによって、予算を守りやすいかどうかが分かれます。
まず、①のスーパーで買う家族3食分の材料代(お菓子や酒などの嗜好品は含まない)。
これは食費として見るべき項目です。これは健康を維持していくため、生きていくために必要不可欠な出費だからです。
因みに、我が家では①のみが食費とみなしていて、予算は日用品費も含めて1週間7千円です。
さて、問題は②~④です!
これらはいわゆる、嗜好品、贅沢品の部類になります。
もちろん、これらの出費がダメと言うことではありません。
我が家も、家族みんなお菓子大好き、お酒もほぼ毎日飲む(私が・・・。笑)、外食も特に週末のランチはよくお店やテイクアウトで食べます。
気をつけないといけないのは、これらの②~④を毎月の食費として考える場合です。
まず、②のお菓子代と③のお酒代。嗜好品はついつい買ってしまいがち!
自分のお小遣いからではなく、家計から出すとなると、なおさら「買わないという選択肢はないやろ・・・」です。笑
もし、②と③が家計を圧迫しているのであれば、各自のお小遣いで買うようにすると効果絶大です!
そのためにはお小遣いの額を見直す必要があるかもしれませんが、それ以上の効果はあります^^
何度もブログで書いているとおり、我が家もお菓子代とお酒代は各自のお小遣いから出すルールです。
小1の娘も4歳頃からお小遣い制にし、お菓子、ジュース、ガチャガチャなどはお小遣いから出させています。
ただし、週末に畑に行ったり、お出かけした時にみんなで食べるお菓子などは家計から出しますが、その予算は食費ではなく週のレジャー費・雑費の予算から出します。週のレジャー費・雑費の予算は1週間で4千円~5千円です。
そして、④の外食ですが、これも贅沢品になるのでついつい増えがち!
我が家では、金額の小さいランチについては週のレジャー費・雑費の予算から出し、金額が大きくなる夜の外食については年間流動費から出すようにしています。
因みに、これも何度も書いていますが、年間流動費とは年間でかかる流動的な金額の大きい出費に対応する予算です。旅行代、帰省代、その他多目的に使えます。予算は年間で約50万円。
このように、②~④の嗜好品と贅沢品の予算を別で考えれば、食費は守りやすくなります^^
我が家の予算項目をまとめると以下のとおりです。
①スーパーで買う家族3食分の材料代(お菓子や酒などの嗜好品は含まない) → 食費(予算は日用品費を含めて週7千円)
②お菓子代 → 各自のお小遣い
③酒代 → 各自のお小遣い
④外食 → 金額の小さいランチは週のレジャー費・雑費から、金額の大きい夜の外食は年間流動費から
そして、食費がオーバーしているからと言って、健康や生きていくために必要な食材を安易に節約することはオススメしません。
もし、食材を節約するのであれば、それは食品ロスが多い場合です。
まずは冷蔵庫の食材や食品ストックの賞味期限を見てみましょう。
期限切れが多いのであれば、その時は容赦なく買い物の仕方を見直しましょう!笑
ポイントは、買い物するときに「これじゃ足りないかも~」というぐらいでお会計すること。
食品ロスが多い家庭は、少なめに買っても案外まだまだ家の中には食材があるものです。
缶詰や乾物、レトルトや冷凍物など、まずはそれらを消費しましょう^^
我が家は4~5月の外食(ほぼテイクアウト)とお取り寄せ食材の出費が計8万円くらいになりました!!!
でも、これはコロナ支援と言う目的だったので、予算は食費からではなくコロナ給付金から払いました^^
何でもかんでも「毎月の食費」から出そうとすると、予算オーバーになりますが、こんな感じで、同じ食べ物でも目的に合わせて予算の項目を変えれば、辛い節約をしなくても家計は上手く回っていきますよ~。
では、またー!