\ただいま/から始まる癒しの時間、
ついの住処でおうちリトリートを叶える!
たたかわないお片付けトレーナーの

小栗あゆこです。

 

今回は

少しは片付けられるようになった私に起こった

衝撃的な出来事のお話です。

 

最期の教え

 

前回の続き

 

冬の気配を感じる晩秋のある日、

夫の祖母が亡くなりました。

老衰でした。

 

晩年は施設に入っていた上に、

コロナ禍だったので

まったくお会いすることなく…

 

棺桶に入った小さなおばあちゃんに

『おばあちゃん、久しぶりだね 』

と心の中で話しかけながら

棺桶の中をのぞき込んだとき、

 

私は愕然としました。

 

あぁ逝ってしまったんだ

自分の所有物であったはずの

体すら置いて

 

足元の地面が崩れるかと思いました。

 

何をどうあがいても

絶対に逆らえない自然の摂理を、

この目ではっきりととらえたからです。

実は、夫の祖母の前に、

夫の祖父を見送っています。

 

でもその時の私は、

片付けようと思う前の私。

 

祖父の時はただただ悲しいと

思っていただけだったけど、

祖母の時は、祖父のこの時と

まったく違う感情をいだきました。

 

究極だな・・・

最期のときには、

ほんとうに何も持っていけないんだ

 

こんなことは分かっていたはずなのに

とてもとてもショックでした。

 

おばあちゃんを見送ってからの数日間は

片付けスイッチON!で

ただただ淡々と物を片づけまくりました。

 

高かったし取っておく

また使う気がする

でもスッキリしたいから処分したい

決められない

あぁどうしよう

 

って葛藤しながら片付けてきたけど

自分とたたかう意味はあるの?

 

生きている今の自分が心地よく、

快適に暮らすために片付けたいのに

その自分を邪魔するのが自分だなんて・・・

 

こんなようなことを考えていました。

 

<続く>