内藤洋子主演の青春映画をAmazonプライムビデオで観ました。初見。
監督は森谷司郎。予告編はありません。
鎌倉に住む大内家には、銀行マンとお見合い結婚した長女秀子(村松英子)、演劇に打ち込む女子大生の次女浪子(十朱幸代)、育ちざかりの女子高生の三女陽子(内藤洋子)の美人三姉妹がいます。父は秀子が結婚して間もなく亡くなっていて、母の松代(三宅邦子)は嫁入りした秀子を除いた2人と暮らしています。思春期の陽子は彼氏こそいないものの、恋に恋する17才の乙女なので、恋バナに興味津々。長女秀子の住む社員寮に行って夫婦愛を知るために2人の行動を観察したりする一方で、次女浪子の演劇仲間でちょくちょく家を訪れる南田(黒沢年男)にひそかに憧れています。夏休みに入ってアルバイトに精を出す陽子は、貯めたお金であることを計画していました。軽井沢の演劇合宿で南田と言い合いをしながらもイイ雰囲気になっている浪子の前に、一緒にバイトした親友といきなり現れます。
浪子が南田と仲睦まじくしているのを見て、少しヤキモチを焼く陽子。一方、友達と泊まるホテルに秀子の夫が接待でよく使うクラブのホステス(春川ますみ)と同伴で訪れる姿を見かけると、友達と協力して秀子の夫の宿泊部屋に押しかけて浮気させないように嫌がらせをします。軽井沢を満喫して帰郷した陽子は、合宿に差し入れをしてくれたお礼にと言う南田とデート。でも、南田がホントに好きなのは姉の浪子であることを痛感します。やがて、卒業後の結婚を誓い合う南田と浪子。そして、父の三回忌の墓前参りで家族に報告した浪子。浪子の選んだ人ならばと、家族は大賛成。駆けつけた南田も家族に挨拶を済ませて和気藹々となる中で、ちょっぴり失恋気分を味わう陽子。二学期が始まると、いつもの元気な陽子に戻って、クラスメイトたちと校庭のコートでテニスに興じるのであった・・・というのが大まかなあらすじ。
劇場公開は1967年9月30日。同時上映は木下恵介監督の「なつかしき笛や太鼓」。20才での結婚を機に引退した美少女スター内藤洋子が瑞々しい魅力を存分に発揮した青春エピソード物。東宝映画らしい都会の中流家庭で健やかに育ったお嬢さんをハツラツと演じていて、冒頭、いろんな場所で画面に向かって走ってくる内藤洋子の笑顔だけで、当時のファンはKOされたことでしょう。ポコっと出たツルツルのおでこをみんなにイジられているのがなんとも微笑ましいです。姉を「おねえたま」と呼ぶのも彼女なら全然許しちゃいます。レモンを齧ったり、へっぴり腰でテニスするエンディングの姿までずっと可愛らしかったです。あと、恋には意外に臆病な次女の十朱幸代より、夫の浮気を多少は仕方ないとして許す長女の村松英子の女猫のような妖艶さが素敵でした。それと、それほど見たくありませんでしたが、春川ますみの水着姿も堪能できます。


