スピルバーグ風味満載の恐竜パニック映画をグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGT版で観ました。
監督はギャレス・エドワーズ。予告編はコチラ。
2008年、大西洋に浮かぶ孤島の施設で恐竜の遺伝子操作実験を行っていたところ、マヌケな作業員の凡ミスで突然変異の恐竜が脱走。島は大混乱となって、島の施設は閉鎖されます。その17年後。気候変動でほとんどの恐竜は赤道付近でしか生息しておらず、各国の動物園にいた恐竜もほぼ絶滅状態。恐竜の存在は忘れ去られつつありました。そんなある日、製薬会社幹部のマーティン(ルパート・フレンド)が、傭兵のゾーラ(スカーレット・ヨハンソン)にあるミッションを依頼。現在は立入禁止になっている赤道付近の恐竜生息エリアに不法侵入して、恐竜のDNAを取得してくるという内容。陸・海・空それぞれで暮らす巨大恐竜のDNAが人間の心臓病治療の特効薬になるそうです。カタブツの古生物学者ヘンリー(ジョナサン・ベイリー)を野生の恐竜を見たいだろという殺し文句で説得した後、リーマンと傭兵と学者の3人の探検チームで出発進行。現地でゾーラの傭兵仲間ダンカン(マハーシャラ・アリ)や数名の実務部隊も合流して、まずは船で海にいるモササウルスを探しに行きます。
ここで「ジョーズ」を想起させるスリリングな海洋バトルを繰り広げながらも、モササウルスのDNAをゲット。その道中でヨット旅行中に遭難していたおっさんと長女と次女、長女の彼氏の4人組を救出。しかし、水陸両用のスピノサウルスの襲撃で犠牲者も出て、命からがら研究施設跡地がある孤島に漂着。残るミッションは2つ。陸にいるティタノサウルスと空を飛ぶケツァルコアトルスのDNA採取作業に挑みます。ただ、探検隊とはぐれた民間人4人組は別行動でサバイブする羽目に陥ります。やがて、探検チームは大草原でティタノサウルスのDNAをあっさりゲット。つづいて、崖っぷちに生息しているケツァルコアトルスの卵からDNAを採取している最中に、親鳥が襲撃。ここでも犠牲者を出しながら、3つめのDNAをゲットすることに成功します。あとは救出用で手配していたヘリに乗って避難するだけなんですが、恐竜に襲われたヘリが墜落。帰る手段を失った探検チームは、しぶとく生き延びていた民間人家族と力を合わせて、ウジャウジャいる恐竜の攻撃を交わしながら逃亡する道を模索することになって・・・というのが大まかなあらすじ。
原題は「Jurassic World: Rebirth」。見せ場がたくさんで、夏休み映画にはピッタリの内容でした。大画面で恐竜が観られるだけで十分なのかも。まず、冒頭に出てくるおサルさんがキュート。民間人に小学校低学年くらいの女の子がいて、幼い恐竜と交流する微笑ましいエピソードで子供心をゲット。高3の長女と一見ダメそうな彼氏というカップルの存在でティーンのハートもゲット。その関係性に渋い表情を見せる親父によって、親御さんへの共感も狙っています。そして、私のようなエロジジイ向けの欲求にはスカヨハ様が満たしてくれます。白いタンクトップからグリーンのムチムチTシャツを経て、中盤以降は茶色のタンクトップ姿でアラフォー美女らしい魅力を振りまきつつ、主人公らしい戦闘能力も存分に発揮。語りが多い前半パートは、ストーリーよりもスカヨハ様のボディに釘付けになっていました。ムダな恋愛要素がないのも良し。ダンカンの部下でラテン系のショートカット美女もいたのですが、恐竜にパクっと食われるザコキャラ扱いだったのが非常に残念。イヤな野郎が結局は死んでしまうのはこの手の作品の常道で、生き残るべき人が無事でホッとする終わり方でございました。