「ロッキー」(1976)

 

6/9に「ロッキー」のドキュメンタリーが全米で配信されるニュースと予告編を観た流れで、今年初めて「ロッキー」を観た。

 

 

新しいドキュメンタリーは、スタローンのナレーションで、当時のメイキング映像も豊富にあるらしい。全米ではAppleTVのようだけど、日本だとどこで配信するんだろうか。監督のデレク・ドウェイン・ジョンソンは、ジョン・G・アヴィルドセンの弟子筋にあたる人で、2017年にはアヴィルドセンのドミュメンタリーも撮ってるので、こっちも観てみたい。あと、youtubeで、トロマのロイド・カウフマン(「ロッキー」の制作スタッフだった)とジョン・G・アヴィルドセンとの映像を初めて観ました。アヴィルドセンが亡くなった直後にUPした映像みたいで、オフショット映像の中に、スチールカメラマンだったスタローンの最初の妻の姿も。このロイド・カウフマンの「ロッキー」撮影時の映像がドキュメンタリーで使われるようです。ロイド・カウフマン自身は、ロッキーに抱えられて酒場に運ばれる酔っ払い役で本編の「ロッキー」の22分ごろに出演しています。それと、アヴィルドセンの息子のページっぽいのがあって、家族の映像に交じって、カール・ウェザースの映像「ベストキッド」(1984)のメイキング等がUPされてました。

 

1作目については、もう名作としか言いようがないです。IMDBのトリビアによると、エイドリアン役の候補にシェール、ポーリー役の候補にハーヴェイ・カイテル、ミッキー役にリー・ストラスバーグが挙がってたらしい。ブラジルの吹替版では、試合結果をなぜか引き分けにしてるとのこと。また、ロッキーが4時半に起きて生卵を飲んでジョギングに出かけるシーンですが、あの有名な階段に駆け上がるときは日が明けています。12月の日の出はだいたい7時ごろなので、2時間半走ってる計算になるのだとか、他にも細かい間違いの指摘が載ってました。ちなみに、ロッキーが生卵を飲んでる場面のバックに流れるラジオ番組の音声に日本語字幕がないので、そこだけはいつも吹替版で観てしまいます。

 

最後に、今回初めて気づいたこととして、試合終了後に控室にいたエイドリアンが会場に入ってリングに向かうシーンでエイドリアンの背後にいたはずのコート姿のヒゲのおじさんが、そのカットの直後でリングMCの背後にまた顔を出してるのを発見。このおじさん、カメラに映りこもうとする動きをしているので、いつも気になっていたんですよ。

 

コートのヒゲのおっさん

会場入り口付近にいるおじさん

 

瞬間移動して、リングMCの背後にやって来たおじさん