「ヤング・アインシュタイン」(1988)

 

Amazonプライムで、オーストリア製コメディ映画を観た。

 

 

製作・監督・脚本・主演をしてるのはヤッホー・シリアス(Yahoo Seious)。この映画が商業デビュー作で、合計3本の映画を作ったものの、21世紀に入るころには表舞台からは遠ざかっています。Yahoo!が生まれる以前にこの名前でデビューしているので、名前の読み方もヤッホー(英語発音では当然、ヤフー)です。2000年、Yahoo!に対して商標に関する訴訟(結果は敗訴)をしているようです。ヤッホーさん自体はシュッといたイケメンです。

 

肝心の内容ですが、20世紀初頭、タスマニアの実家でリンゴ農園の手伝いをしているアインシュタインがある日、相対性理論を思いつき、都会に出てキュリー夫人に出会って恋に落ち、途中でサーフィンやロックンロールを発明している間に精神病院に入れられるものの、最後は原子爆弾の爆発を阻止してエンディングというお話を、いまいち弾けないスラップスティックな笑いでコーティングした映画でした。素朴なアイデアの詰め合わせでつなぎ合わせただけですが、終始ハッピーな気分のまま、ストレスを感じることなく、押し切ってくれます。アイスハウスというバンドの曲で映画のいい場面だけを使ったビデオクリップがありました。