宇宙の終わりに何が起こるのか-「5つの終末シナリオ」(B-2218 | h96のブログ

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宇宙の終わりに何が起こるのか-最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」(ブルーバックス B-2218)
Katie Mack/ケイティ・マック

タイタンを読んで、人類の少し先のあり方の一つの可能性はわかった、のかな?
それでは、そのずっとずっとすっと先はどうなるのか、ってことで本書。

最新の物理学は「宇宙の最期」をどう考えているのか。
宇宙全体が収縮し、つぶれて終わるビッグクランチか。
あるいは、膨張の末、活動を停止する熱的死か。
突然膨張してズタズタに引き裂かれるビッグリップや、
真空崩壊で完全消滅する未来もあるかもしれない。
それとも・・・?
気鋭の研究者が5つのシナリオを徹底解説。 

・・・裏表紙より。

5つのシナリオはまったく異なるものだが、「終末は必ずくる」点で一致する。

奥付 2022年11月 第1刷発行
(原書:2020年8月)4年前だが、この内容を超えるニュースはまだ聞かない。はず。



■□■□■□<ネタバレ>■□■□■□
ばらせるほどの理解はできてません。
が、
人間は原子核への操作で、核兵器をつくりだした。
もしLHC大型ハドロン衝突型加速器、で足りなければFCC(future circular collider)なりなんなりでミニ・ブラックホールを生み出せるなら、それを兵器に応用するのも人間だ。
将来、自由惑星同盟や銀河帝国で星間戦争のためにこれらのBH兵器を開発するんだろう。
例えば、デススターに加速粒子砲を取り付けるのだ。
もちろん、実際に使うつもりはなくとも、
ちょっとした事故で微少ブラックホールを生んでしまい、で真空崩壊を招く。完全消滅だ。
この宇宙は終わりを告げる。
ま、いずれこの宇宙は終わるんだから、いいのかも。

5つめのシナリオは、ビッグバウンズ。収縮と膨張を繰り返すサイクリック宇宙だ。
筆者はその中で、エキピロティック宇宙モデルを例に挙げた。
もうよくわかんないけど、おもしろい。
3次元+時間の時空間(相対論の空間)にさらに5つ目の(重力子が遷移可能な)空間を考えるのだ。
時空間を仮に面積の広いシーツとし、面に平行に別なシーツが並べて洗濯後に干してあるみたいな?
全空間はバルクと呼ばれ、シーツ一つにはこの宇宙が含まれる。隣のシーツは別の宇宙。
マルチバース宇宙みたいだけど、それとは違うらしい。
そして、バルクを通してほかのシーツの重力子情報が伝わってくる。
まあ、観測可能かどうかはわからないが。
今の時空で電磁気力、強弱の核力に比べ重力が極端に小さいのは、重力子がバルクへ漏れてしまってるから、かもしれないと。
そして、シーツが隣のシーツと重なったとき、その(シーツ)宇宙は終わりを迎え、シーツが離れたとき新たに別の宇宙(かもしれないもの)が始まる。それは再びビックバンかもしれない。
拍手をするように、宇宙の始まりと終わりは繰り返す。
何回も繰り返しのある、サイクリックな宇宙論となる。
ま、終わりはあるということ。

いずれにしても、ダースベーダやヤン提督が活躍するさらにさらに先の話。
遠すぎて。
真空崩壊は明日あるかもしれないらしいが、そのときは感じる暇も無いから関係ないし。
AIタイタンに思考させると結果はどうなんだろう。。。
また、野辺山の夜空でもみにいきたいなぁ。