昨夜は忘年会、従業員といつもの訪問介護事業所社長2人に加え、母の看護をしてくださる看護師さん数名も参加していただき、楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。
さて、当社は、数年前より医療をとの連携を追求してきましたが、なかなか進まない現状がありました。
ホームヘルパーが診察に同席し、医師に症状など状況を報告し、相談し、医師の指示を居宅生活に活かすことは以前から出来ていました。しかし、訪問看護と一緒にサービスに入るケースが少なかったこともあって、訪問看護との連携は不得意といった感じだったのです。
もう何年も前の話ですが、ある訪問看護の管理者さんに「居宅の療養生活で介護の中心となるのは、訪問時間の長さからみてもホームヘルパーであり、ホームヘルパーの意見は最も重視されるべき」と話されたことがありました。だが正直言って、その頃の私には、その与えられる権限に伴う責任を果たすだけの能力はなかったと思っていました。
否、今ならそんな能力があるのかと言えば、ないでしょう。しかし、私は利用者さんの食事など介護でやるべき事をとことん考え追求する中で、医療との連携の方向性が見えてきたように思えるようになりました。
昨夜は、看護師さんの仕事は、病棟と訪問看護では全く違うものになるとの話を聞きました。そんな話を私なりにまとめますと。
病棟では、決まりきった手順=ルーチンの繰り返しで、たとえ症状が重篤でも一人の患者さんに1時間とか決められた時間以上関わることは出来ない。病気を治し、症状を軽減し、延命を最優先する、それは病院の使命であり譲れないところではあるが、拘束などの対処法が通り一辺倒で硬直化している。など病棟である以上どうにもならない事が話されました。
しかし、在宅では1から10まで個々の利用者さん独自で看護・介護計画が実行できます。ですから居宅では、利用者さんやご家族自身が、その計画のメリットとリスクを理解し、それでよいとするなら利用者さんやご家族が希望する居宅生活が送れるのです。
私は、病棟には病棟の、居宅には居宅のリスクがあると思います。けれどもご家族が介護を諦め、病棟の入院期間3ヶ月で病棟を転々としている現実を見るとき、私たち在宅看護や介護の力不足を痛切に感じていますし、3ヶ月毎の転院では、病棟でも出来うることが出来ないのです。
一方ただでさえ、少ない年金が目減りする中、入所も入院も出来ない独居の方が増えています。私たち、独居生活を支える者は、もっと力をつけないと、と考える忘年会になりました。
