健康、医療の本からピンポイントに紹介してゆきます -19ページ目

 環境因子の中で高血圧を引き起こす最大の原因のひとつが過剰な塩分の摂取です。

 

 人の体は、塩分をとると交感神経を刺激し、血管の一部が縮みます。

 

 体内に取り込まれた塩分は、余分な水分を呼び込み、血液量を増加させて血管をふくらまし、結果として血圧を上げてしまいます。

 

 塩辛いお菓子を食べたとき、ノドがかわいてお茶やジュース、人によってはビールを飲みたくならないでしょうか。

 

 塩分をとりすぎると血液が濃くなるため、私たちの体は自然と水分を欲し、それによって血液を薄めようとします。

 

 

 このように塩分の成分、ナトリウムには水分を体にためこむ作用があります。

 

 余分な水分が増えると、より血液量が増えます。

 

 ただでさえ、血管が縮んでいるところに、通常より多い血液が流れるのです。

 

 ダムや、家庭の水道水と同じで管に100ミリリットルの水が流れているのに比べて、110ミリリットルの水が流れる場合は、管の内側にかかる圧力(水圧)は10%増える理屈です。

 

 塩分の過剰摂取は、そのまま血液量をふやし、結果ととして血圧を上げるのです。

 

 高血圧の人が、一日の塩分摂取量を1グラム減らすと、血圧が1mmHg下がることがわかっています。

 

 また、減塩は血圧を早く下げるという意味では、「即効性」があります。