匂いが強い発酵食品は、発酵力が高くて菌が元気です。そんな、細菌がウジャウジャいる発酵食品を毎日食べたいものです。
たくさんの種類の細菌が数多くいる発酵食品のほうが、腸内フローラの活性化には効果的です。
腸内細菌の中には優秀な菌でありながら、仲間をうまく増やせずに、隅っこのほうで小さくなっている菌もいるかもしれません。
発酵食品を食べて様々な菌を入れてあげることは、腸内フローラをより豊にする最良の支援となります。
細菌の多くは胃酸の強さに負けてしまいますし、腸にたどりついても定着できずに2~3日のうちに排泄されてしまいます。
しかし、大事なのは、菌が死ぬ際に出す仲間を増やす因子を得ることです。
その因子にさらされると、仲間の腸内細菌が活動的に増殖するのです。
■味噌汁は「食べる点滴」
日本食は発酵食品の宝庫です。
漬けもの…ぬか漬け、べったら漬け
魚介類…かつお節、発酵昆布、塩辛、なれ鮨、くさや
調味料…味噌、しょうゆ、みりん
発酵酒…日本酒、焼酎
日本原産ではないけど、ビールやワインも発酵酒です。
発酵食品のなかでも大豆発酵食品は、抗酸化力がとくに優れています。
世界の大豆発酵食品のベスト3は味噌と納豆とテンぺです。
日本フリーラジカルアン学会も「この3つの発酵食品は非常に抗酸化性が強いため、ガンの予防になる」と発表しています。
フリーラジカルとは活性酸素のことです。
テンぺは「インドネシアの納豆」と呼ばれる、クモノスカビで発酵させた食品です。これには、毛細血管を強くする成分が含まれており、ジャワ島周辺の人たちに、クモ膜下出血や脳溢血が非常に少ないのはこれを常食しているからだとされています。
女性ホルモン様のイソフラボンという成分も豊富であるため、女性のガンを予防する作用も期待できます。
だいぶ前に日本でも注目されたことがありましたが、残念なことにすぐ忘れられてしまいました。
ぜひ、人気が復活してほしい食品の一つです。
私たちの食生活に欠かせない味噌にもっと注目しましょう。
昔から「医者に金を払うより味噌屋に払え」と言うほど、健康効果に優れた食品です。
日本の発酵食品の優れているところは、1種類の菌だけでなく、多種多様な菌が繁殖していることです。
抗酸化力(活性酸素の害を防ぐ)に優れているという利点も大きいでしょう。
長崎の原爆被爆者のうち、毎日味噌汁を飲んでいた人は健康被害が少なかったという統計もあります。
