少し前のことですが
な、な、なんと、なんと!ワタクシ、
《絶対乗らない》《乗りたくない》
と断言しまくっていた
あの《市バス》に乗りましたーーー!!



地下鉄にも乗るし
車も運転するのに
なぜだか《バスに乗る》ことを
めちゃくちゃ拒絶していた私。



そもそも、
日本のあの緻密なバス運行システムを知ってしまうと、ブラジルでバスに乗ろうなんて気にはなれませんよね



地元の人でも、自分の行き先以外は
知らない人が多いと言われるほど
複雑なサンパウロの市バス。
そしてなにより危険すぎるーーー!



ブラジル在住丸18年、
絶対乗りたくなかった(乗れなかった)市バスに
挑戦する経緯とは. . .




長男が今年から
バス通学の予定なので
一緒に通学路の下見です。




日本の方からすると
高校生のいい歳の男の子が
お母さんとバスに乗って下見なんて
えーーー?!と思われるでしょうが
ブラジルでは至って普通です
と思います。



長男は13歳くらいからは
一人で道を歩かせるようにしましたが
15歳をすぎても「一人では歩かせない」
という保護者の方もいるくらいです。



そもそも、親がそこまで嫌だと拒絶しているバスで子供を通学させるなんて. . . 
私も最初はそう思いましたが
現地の高校生はバス通学は普通。



ブラジル育ちで
これからもブラジルで生活するうちの子も
ブラジル人のように普通にバスに乗れなくて
どうする!
. . . と、親の覚悟も必要です。



で、前置きはこのくらいにして
初の市バスはどうだったかと言うと. . . 



ジェットコースターのように
ウヮン!ウヮン!と勢いよくかっ飛ばし
時には急ブレーキ、急発進の
座っていても飛んでいきそうな
スリル満点のバス!!



. . . じゃなくて、
時間帯が昼間だったのもあり
割と空いていたし
危険は感じませんでした。



ただ、バスでスマホをいじったり
お財布を出したりは
もうこれは
獲ってくださいと言わんばかりなので厳禁!!



私もあらかじめ
Google mapでバス停の位置や
周りにどんなお店があるのかを
勉強しておきました。



*フェイラ(市場)で道が塞がっている曜日は
急遽、道順が変わるので気をつけないといけません。



もちろん『ピンポ〜ン!次は○○前です』
などの音声案内はないので
降りるポイントの確認は大事。



それからもし何か起きた時
学校へ行ってしまった方がいいのか
家まで帰ってきた方がいいのか
それとも、どこかのお店に入って
助けを呼んだ方がいいのか
そんな事を確認しながら
往復の通学路を歩いたりバスに乗ったりしました。



さぁ、ようやく高校生活がスタート!!
と待ち遠しいですが. . . 



実際は、
長女&長男の通う州立校は
未だ対面授業が実現しておりません。
*末っ子の私立校は
2月1日より1年ぶりに学校再開しました!(対面授業)



州立校は公立校でありながら
一般の公立校と違い
サンパウロ州/サンパウロ市の教育システムには属していないので
独自の教育システムで進めることができるのが有利な点ですが、
なかなかすんなりと事が進みませんね. . . 



***長男の州立校は、
対面授業開始は18日以降の予定。

***長女の州立校は、
対面授業再開の見通しはゼロ。



コロナ禍で
《学校の在り方や教育についての考え方の違い》
(日本とブラジル)
をまざまざと見せつけられて
頭では分かっていたのに
カルチャーショックを味わっている私。



教育部門に関しては
まだまだ発展途上の段階のブラジルで
ブラジルで育った我が家の子供に
どうやって私たち夫婦なりの
《学校で勉強することの大切さ》
を伝えようか言葉を選びました。



学校だけが勉強する場でもないし
教科書を勉強するだけが学校の意味でもない。
また実際にオンラインでも十分に勉強できる環境に私たちはいるけれど
逆にネットもない、コンピュータもない子がたくさんいること。
それでも、私たち夫婦が対面授業に積極的なのはどうしてか。
それを子供はどう受け止めるのか。
17歳、15歳、12歳のうちの子も
色々考えるいい機会だったと思います。



とにかく、今
健康で過ごせていることに感謝。



一応、私もできる限りの準備はしたゾ!
あとは . . .   待つだけ。