SCOAサマーキャンプに小中学生を派遣! | はなそうよ ~ Let's Talk

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はなそう基金 = Let's Talk Foundation  古森 剛 のブログです。
「Komo's英語音読会」@陸前高田、その他関連する活動などを綴ります。


はなそう基金の公式Webサイトがついにオープン!

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一般社団法人はなそう基金としては、東日本大震災の被災地の方々に、色々な形で「英語のネイティブ・スピーカーと交流できる環境」を提供したいと考えています。域外との交流、とりわけ海外との交流が今後の被災地復興の現実的な軸の一つになると信じているからです。先般、共催という形で運営に参画させていただいた「日米高校生サミット in 陸前高田2012」も、その一環でした。
 



はなそう基金の現在の活動の核である「Komo's英語音読会@陸前高田」のほうでも、一歩ずつですが「英語のネイティブ・スピーカーと交流できる環境」を提供する取り組みを進めています。今夏はその第一弾として、当会に参加している小中学生を対象にしたSCOA(http://www.scoacamp.com/index.html)の英語サマーキャンプへの派遣を行いました。
 



本年5月時点で音読会に参加していた小中学生全員にお声がけして、日程の合う希望者全員を派遣する前提で募集しました。最終的には、女子3名(小5、小6、中1)が参加することになり、はなそう基金からサマーキャンプ参加費と往復の新幹線代をプレゼントしました。SCOAは、いつも運営スタッフのレベルが非常に高いと評判のプログラムです。
 



そのサマーキャンプ、夏の間に何回か開催されるのですが、今回の3名が希望した回は7月28日(土)から7月31日(火)まででした。3泊4日のアメリカン・サマーキャンプ。
 
・参加者45~65名前後にアメリカ人キャンプカウンセラーが11~12人、日本人スタッフが4~6人
・共通言語は英語とボディーランゲージ
・キャンプカウンセラーと朝から晩まで一緒に過ごす
・本当のアメリカンキャンプを経験できる
・とにかく楽しい!



 
・・・というのが、このプログラムの特徴です(詳細はSCOAのウェブサイトをご参照下さい)。



 
まだ旅慣れていない子達を親元から離れたところに行かせるわけですし、当方の予算も限られている中での派遣ですから、事前の検討過程では情報収集や議論を尽くしました。色々なプログラムをリストアップした結果、やはりSCOAが良さそうだということになり、はなそう基金の会員2名が説明会に参加しました。そこで直接運営サイドとも接点を持つ中で、「これは素晴らしいプログラムだ!」と確信を持つに至りました。



 
その説明会参加時の縁が花開いて、SCOAのディレクターをしておられるKeiko Bestさんとも知遇を得ることができました。Keikoさんは、その後すぐに「はなそう基金」の活動会員兼賛助会員になって下さり、陸前高田の英語音読会にボランティア講師として来て頂くことができました。すごい縁だと思います。思いやミッションが結びつける縁、素晴らしいです。



 
プログラムへの往路と復路で、新幹線の駅とSCOAのチャーターバスの間のロジスティクスに不安があったので、はなそう基金の賛助会員・活動会員の中からアテンドして下さる方々を募集しました。その結果、往路は佐藤清子さん、復路は山崎暢子さんにサポートを頂くことができました。佐藤さんには前泊もお世話いただきました。心より、感謝いたします。



 
その他、はなそう基金を支えて下さっているすべての会員の方々、そしてSCOAの運営メンバーの皆さまの数々のご尽力のおかげで、3名は無事に充実した日程を終えて地元に帰り着きました。プライバシーの関係で一般公開はできませんが、プログラムの最中に撮影された3人とキャンプカウンセラーの写った写真が私の手元にあります。その3人の笑顔を見て、「ほんとによかった~」と思いました。涙が出ました。



 
私自身、今は平気で国境を越えて仕事をしたり遊んだりしていますが、本格的に海外経験をしたのは20代後半になってからです。大分県の田舎で高校生まで過ごし、その頃に独学で見出した勉強法があって、それを伝えることが「Komo's英語音読会@陸前高田」の核にもなっています。



 
では、その田舎の男の子だった私が「英語を独学でやろう」と思ったきっかけは何だったか・・・。中学生の頃に、2泊3日の英語キャンプに参加した思い出があるんですね。その時の経験が少なからずその後の英語学習にモチベーションを与えたことは間違いありません。たった数日でも、大きな転換点になり得るのです。



  
だからこのSCOAのプログラムを目にしたとき、直観的にひらめくものがありました。今回参加した3名にとっても、SCOAの体験が、きっと何か大きな人生の記憶になるのではないかと思います。すんなり期待通りに伸びなくても、まったく構いません。良い種が蒔かれれば、いつかきっと芽が出る時が来るものと信じます。



 
そう信じて、これからも「Komo's英語音読会@陸前高田」を毎月開催しつつ、様々な形で東日本大震災被災地の皆さんが「英語ネイティブ・スピーカーと交流できる環境」を作って行きたいと思っています。種を、蒔き続けます。地味な活動ですが、今後ともご協力・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。



 
古森